ナックル姫・吉田えりの今シーズンは試練のシーズンに | 若鷹ひろしのスポーツ評論スタジアム

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 今シーズンでプロ5年目のシーズンを迎えている男子選手と共にプレーしているナックル姫こと吉田えりは今シーズンも昨シーズンのシーズン途中から所属となっている北信越BCリーグの石川ミリオンスターズでシーズンを戦っています。今シーズンの吉田えりはプロ入りして以来の試練のシーズンとなっておりますが、日曜日に石川県立野球場で開催された福井ミラクルエレファンツとの試合の9回表の2アウトの場面で吉田えりは今日の試合の5人目の投手としてリリーフ登板して打者1人をアウトに打ち取りました。試合は3-9で福井ミラクルエレファンツが勝利となりましたが、今後の吉田えりの活躍にも期待したいと思います。


 吉田えりは、昨シーズンの前半戦は関西独立リーグの兵庫ブルーサンダーズに所属していましたが、夏の間は米国独立リーグのマウイ・イカイカで先発で10試合登板して2勝4敗で防御率5.97の成績でシーズンを終え、シーズンの後半戦から現在所属の石川ミリオンスターズへと移籍となっています。しかし、今シーズンは吉田えりにとってはプロ入りして以降では試練のシーズンとなっており、先発登板1試合を含めて5試合に登板して0勝1敗の防御率11.17と苦しいシーズンを送っており与えたフォアボールの数も5試合の合計で13個与えており制球難にも苦しむシーズンとなっています。今シーズンの吉田えりは昨シーズンまで主戦場としていた関西独立リーグから国内の独立リーグの中では1ランク上の北信越BCリーグでのシーズンとなり、今までプレーした野球のレベルより上の戦いを目の当たりにした結果となっておりますが、制球難さえ克服できれば1つ成長した吉田えりの姿が見れるのではないのかと思われます。吉田えりは、女子選手でありながらプロ野球12球団(NPB)でのプレーを希望して女子プロ野球リーグ(JWBL)を選ばずに男子の独立リーグでのプレーを選択。米国独立リーグではアイラ・ボーダーズ以来史上2人目となる女子選手での勝利投手も手にしており、吉田えりの場合は球速ではアイラ・ボーダーズと比べて落ちるものの野球センスではアイラ・ボーダーズより上ではないのかと私は見ていますので、今後の活躍次第ではプロ野球12球団(NPB)でのプレーが実現できなかったとしてもアイラ・ボーダーズより結果を残せるのではないのかと見ています。吉田えりは、女子ですので男子選手と比べて体力面ではハンデキャップはあると思われますが相手の打者のタイミングを遅らせる事で打者を打ち取るスタイルですからシーズンオフの期間中のウェイトトレーニングでストレートの力を伸ばし更には変化球の球種のうち武器となっているナックルボールの他にカーブも覚えていますからフォークボールやパームボールを覚えれば更に実力を伸ばせる逸材になれるのではないのでしょうか。ここで結果を残せば、仮にプロ野球12球団(NPB)でのプレーに辿り着けなくともアイラ・ボーダーズがノーマークとしていた台湾プロ野球(CPBL)や韓国プロ野球(KBO)のチームでのプレーが実現となりプロ野球12球団(NPB)行きに一歩前進となる可能性も考えられますので、7月以降の後期リーグでの巻き返しにも期待したいと思います。