2月末に所用があり、九州に行きましたが、その帰りに、
「令和」発祥の地、福岡県太宰府市にある坂本八幡宮に行きました。
(坂本八幡宮)
このお宮は、奈良時代の大宰府の長、大伴旅人の邸宅が
あったと言われている場所にあります。
大伴旅人はここで「万葉集」巻5の梅の花32首を詠んだ歌会を催し、
そしてこの歌集の序文から令和の文字が取られたそうです。
その現代語訳を彫った石碑も新しく建てられていました。
(令和の石碑)
初春の令月にして、気淑く風和ぎ
また、このお宮は大宰府政庁跡(都府楼)の西北部に接していました。
この後、大宰府政庁跡も歩きましたが、広い敷地が広がっていました。
(太宰政庁跡①)
(大宰府政庁跡②)
(大宰府政庁跡<都府楼跡〉の石碑)
正殿は基礎石の配置から正面28,5m、側面13mもある大きな建物した。
これを京都御所の同じような機能の紫宸殿大きさ正面33m、側面23mと比べても
かなり大きく、当時九州全体を治め、海外との交流の窓口もしていて
京都に次ぐ大きな町であったことをうかがわせるものでした。
(柱の基礎石)
この後太宰府天満宮をお参りしましたが、
梅の花が咲いて、歴史を感じさせる楠の巨木が目に付きました。
(太宰府天満宮参道①→両側にお土産屋や「梅が枝餅」を売る店が並んでいる)
(太宰府天満宮参道②)
(太宰府天満宮本殿→菅原道真の墓があった所に建てられている)
(時代を感じさせる楠の巨木①)
(楠の巨木②)
またこの日、3月の第一日曜日は「曲水の宴」が催されていました。
少し時代がさかのぼりますが、平安時代の貴族が歌を詠む遊びを
見るのも一興でしたが、コロナ対策で観客なしのでの開催ということで,
見学できず残念でした。
*このYouTubeで「曲水の宴」の様子が見れます。
この後は「九州国立博物館」なども行って見たかったのですが
治療中の腰痛が今一つなので早めに帰りました。
ひろよし