庄内遠征は朝早くから行動するため、全日程で登山口近くで車中泊で過ごしました。
車中泊の時は地元スーパーで、何か珍しい食べ物がないかと探し回るのが常となっています。
今回も珍しいものを見つけたので買ってみました。
からとりの煮物…という商品名で売られていた、こちらのお惣菜になります。
店員さんに「からとり」って何ですかって聞いたら
「からとりを知らないですって? あなたたち、山形の人間じゃないわね?
いいわよ、教えてあげる。
からとりっていうのはね、簡単に言えば里芋の茎よ。
里芋の茎を干しておいて食べる時に水で戻すの。
このあたりの郷土食よ。」
…みたいな事を方言を交えた早口で教えていただきました。
なので意訳です(笑
里芋の茎なんてどんな味がするのか?
硬いのか柔らかいのか、粘りがあったりするのか…まったく想像がつきません。
しかしせっかくみつけた郷土食です。
食べてみましょう。
…味は…とくに無い…ですかね?
一般的な煮物同様、出汁や醤油・砂糖などの味で整えられていて日本人としては慣れ親しんだ味です。
言われてみれば、微かに土の匂いというか芋の匂いがするような?
でも、もしかしたらその微妙なクセが庄内の郷土料理のアイデンティティなのかもしれません。
おひたしなどでも食べられるようなので、そのような食べ方をすればもっと特徴がわかりやすいのかも。
アク抜きやら何やらでそれなりに手間がかかるようなので、おいそれと手は出せませんが、機会があったら食べてみたいものです。