この頃、どうも天気のめぐり合わせが良くないです。
晴れている時に限ってワクチン接種やら所要だったりで山に行けず、山に行ける日に限って天気が悪いという…。
今回の週末も天気予報は雨、それもなかなかの荒れた天気になるとのこと。
下手をすると高い山では雪になるかもとのことだったので、ここは無理をせず里で遊ぶことにしました。



やってきたのは久慈駅。
今回はここから大船渡の盛まで三陸鉄道の全線を乗り通します。
実は前々からみちのく潮風トレイルの岩手区間を歩ききった記念に三陸鉄道の旅を企画していました。
ところがこのコロナ禍で予定は流れに流れ幾星霜。
やっと企画を実行に移す日がきたのです。



というわけで、さっそく列車に乗り込んでいきます。
本当は「プレミアムランチ列車」とか、そういう企画列車に乗りたかったのですよ。
でもそういうのを狙っているとコロナ次第で延期になったり中止になったりで一向に話が進まない…。



出発進行!
久々に誰はばかること無くの旅、テンション上がります!



ちなみに、今回はこのきっぷを使いました。
「三鉄ぶらり旅 半額きっぷ」です。
片道1000円以上の区間で利用可能。
一人で往復に使ってもよし、二人で片道使ってもよし。
途中下車可能…というきっぷです。
期間限定で発売されていて、今回は岩手県民限定となっています。
往復するだけならフリー乗車券よりお得な価格設定です。



三陸鉄道はトンネルが多く意外に景色が良い場所は限られているのですが、少ないビュースポットでは減速や停車をしてくれます。
これは三鉄で最高の高さを誇る安家川橋梁からの眺め。
天気がイマイチなので海の色がねずみ色ですが、晴れていれば青い海が見られます。



列車がトンネルに入っている時はグルメタイムとなります(笑
さっそく取り出しましたのは三鉄久慈駅構内で発売されている「ウニ弁当」です。
一日20個限定品で早いときには7時の開店時間から1時間程度で売り切れてしまうこともあるとか。
1570円となかなかいい値段ですが、売っているのを見かけたのが初めてだったので思い切って買っちゃいました。
ついでに朝の9時ではありますが泡の出る正しい飲み物もいっちゃいます!



蒸しウニがびっしり!
ご飯に少々ウニを混ぜました…などというセコいことは言わない!
いいから三陸の美味いウニを食え!
…という漁師の(…海女さんかも)声が聞こえてきそうです。
生ウニや塩ウニなどとも違う、粒のたった食感と磯の香りが口いっぱいにひろがります。
朝からビールが進んで仕方がないじゃないですか!



ウニとビールに夢中になっている間に列車は宮古駅に到着していました。
宮古駅では乗務員交代のために10分くらい停車時間があったのでビールをおかわり(笑



で、アルコールと列車の心地よい揺れで意識が飛んでしまい、気がついたら釜石に着いていました(笑
おいおい、車窓を楽しめよ!って感じですが、言い訳させてもらえるなら、このあたりから雨が強くなってきて窓に水滴が流れ落ちてしまって外が見えにくかったんですよ。



釜石から先は意識が回復…ではなく、天気が回復したので車窓を楽しんでいきます。
ここは吉浜(きっぴん)アワビで有名な吉浜(よしはま)湾。
吉浜アワビ、名前はよく聞きますが食べたことは無いですねぇ…。
っていうか、売られているのを見たことが無い(笑
みんな東京とかに出荷されちゃうんですかねー。



ホタテ絵馬で有名になった恋し浜(小石浜)駅では3分停車。
アワビの次はホタテです。
こうして見ると三陸鉄道は北から南までいろいろな海産物の産地を辿っていきますよね。
最近流行りの「鉄道旅×グルメ旅」のコラボにはもってこいな環境。



およそ4時間半かけて最南端の盛駅までやってきました。
ここで折返しの列車まで30分ほど時間があったので町へ買い出しへ…。



盛駅の近くには「ちっちゃなクレープ屋さん」というスイーツのお店があるのですが、なんとこの日は臨時休業…。
またしても私の「行こうとした店がやっていない病」が発病しました。
なんか呪われてるんですかね…。
仕方がないので近くのショッピングモールに立ち寄って帰ってきました。
さ、気を取り直して今度は久慈に向かって出発進行です。



盛のショッピングモールでは「住田からあげ」の実演販売を行っていたので一つ買ってみました。
住田からあげとは住田町の名産である鶏肉を生かして名物を作ろうという運動の中から生まれたもののようで、複数の業者が工夫を凝らして製品を開発したようです。
今回買ったのはその中の一つ「ナポレオンのからあげ」です。



この唐揚げの特徴は「ザクザク食感」と「洋風の味付け」だそうです。
大きめの鶏肉に豪快に付けた衣は確かにザクザクとした食感で異彩を放っています。
洋風の味付けというのは醤油やにんにくの風味を控えめにしてスパイシーに仕上げていることでしょうか。
なんにせよビールのおつまみには最高の取り合わせ♪
やべーな、今日何本目だろう、このビール。



釜石駅で今度は乗り換え。
帰りの列車は直通ではないので二回の乗り換えが必要でした。
おや?ツートンの手には何やら小包のようなものが…。



ヤギのイラストがプリントされた列車に乗り込むと、イベントで使うのか各座席にテーブルが設置されていました。
おお、これは好都合。
今さっき、釜石駅前の市場で買ってきたものを広げるにはうってつけのテーブルです。



新聞に包まれた「何か」。
そして今度はビールではなく日本酒が!



日本酒とくれば、そう新聞紙の中身はこちら。
お刺身の盛り合わせだー!
小石浜でホタテ食べたいなーと思ったのが天に通じたのか分厚いホタテの刺し身も入ってました。
ホタテだけでなく全部の切り身が分厚いんです。
それぞれ三切れずつ入っていたんですが、これスーパーで買ったら六切れ分くらいになるんじゃないですかね。
さすが、浜の刺盛りは豪快だ。



宮古では再び乗り換え。
ツートンがいそいそと駅前にあるお店に向かっていきます。
おや、これはさっき列車にプリントされていたヤギのイラストと同じなのでは?

 

宮古駅には「岬のマヨイガ」というアニメ映画とタイアップ?したポップが飾られていました。

そういえば最初に乗った車両はこのアニメのラッピング列車でしたね。

岩手県を舞台にしたアニメのようなので見てみたかったのですが、すでに上映は終わっていました。

残念。

まぁ、そのうち配信とかされるかな?

 

 

本日最後の列車はこの車両でした。

三陸鉄道開業当時からのレトロな車両です。

登場した当時は国鉄のディーゼルカーに比べて斬新なイメージを受けたものですが、もはや古参の風格すらただよってますね。

LEDではなく幕式の行き先表示がいい味出してます。

 

 

で、ツートンが宮古で買ってきたのはこちら。

レ・ド・シェーブルのお菓子です。

ヤギミルクを使うことにこだわった洋菓子店なんだそうです。

 

 

今日はお酒からデザートまでフルコースです。

ヤギミルクを使ったスイーツは牛乳を使ったものより爽やかな風味でした。

栄養価的にも人の母乳に近く体に優しいのだとか。

 

 

まぁ、体に優しいもなにも今日は完全に食べすぎ。

胃腸を酷使しております(笑

あ、あと肝臓もか。

 

 

とっぷりと日がくれた頃、終点の久慈駅に到着です。

300kmを越える日本最長のローカル線の旅でした。

ローカル線にしては沿線で飲食物も豊富に手に入るし、旅をするにはうってつけの路線です。

 

 

満足して駅を出ると…おお、なんか噴水がライトアップされています。

 

 

最後に水の芸術のサプライズでした。

楽しい一日になりました。