「重症化リスクが高い人」(主に高齢者)への配慮を言うなら「重症化リスクが低い人」(主に若者・子供)への配慮を求めてもバチは当たらないのではないかと・・・
2020年末から「コロナは卒業」「飽きた」「もう、どうでもいい」等々、度々書いてはその都度反故にしてきたワタクシでございます。
でもね、半径5メートル以内で直接不快な思いをしたりすると、やっぱり吐き出さずにいられないのです。にんげんだもの。
●まだいたのか、マスク警察
これは、割と最近、マスクの着脱について「個人の判断」が取り沙汰され始めてからの、知り合い君の(!)話です。
会社の倉庫(と言っても「屋内」ではなく、テント倉庫+テント屋根の、ほぼ「屋外」みたいなところ)で、1人でフォークリフト作業をしていました。
周囲に誰もいないし、いたとしても、そもそも作業中のリフト周囲2メートルほどは人が近付けるものではありません。
なので、普通にノーマスク。
ところが、どういうわけか、たまたま社長が姿を見せ「◯◯君、マスク忘れた?」と問うではありませんか。
知り合い君、黙ってポケットからマスクを出し、一瞬着けて見せるも、すぐに外してリフト作業続行。
社長氏は、しばらくそれを見ていた後、モノも言わずに去って行きました。
が、ほどなく、次長から(!)知り合い君に電話があり「会社敷地内はマスク着用というルールだから」「5分や10分くらい、我慢できないのか」「そのうち見直すから」といった小言を頂戴したそうで。
さすが、噂に聞く「ルール大好き」「(直接ではなく人を介して)ルール守らせるのが大好き」な社長ですな。
しかし知り合い君、「話は聞いたけど了解しない」とか「誰もいないのに着ける意味がない」とか「ルールの方を見直してくれとずっと前から言ってる」とか「そもそも無理強いしないようにと政府も言ってる」とか、かなり抵抗したそうです。
その上で「業務命令としてどうしても着けろ、ということなら、日付と責任者の名前を入れた文書で示してください」くらいのことまで言ったそうな。
結果、その後ウヤムヤ状態。
ま、そうなりますよね。何しろ、政府・厚生労働省が示す「考え方」以上のことを強制しようって言うんですから。
しかしながら、その政府も・・・
●まだ言うのか、「有効」と「推奨」
もはや科学もへったくれもない混沌状態で。
官邸、厚生労働省、文部科学省、それぞれに、こっちでこう言われたからこうして、そっちでそう迫られたからそうして、あっちでああ突き上げられたからああしてと、朝令暮改、右顧左眄。もうどっちがどっちだか分かりません。
そんな中、この方だけは(悪い意味で!)ブレません。
政府の分科会の尾身会長は、3月13日以降のマスクの扱いについて、高齢者を中心に、重症化リスクが高い人への配慮が必要だと強調した。
分科会・尾身茂会長「ちょっと面倒くさいですけど、ポケットに(マスクを)入れて、誰もいないときには外す。だけど電車に乗るときにはする。そういうことをしていくというのが多分、求められるんじゃないか」
政府が示した、マスク着用緩和の方針について、分科会の有識者たちは大筋で了承したうえで、尾身会長は、場面に応じたマスク着用は必要だと強調した。
将来的にマスクを完全になくすためには、感染状況や治療薬の状況などを総合的に見ながら、社会的な共通認識が重要だとしている。