昨日にひきつづいて、武田双雲さんの名付けていわく「丁寧道」。
これは、精神衛生やマインドフルネスというより、実態は効くスピワークです。
🌟特に実効力のある例が、日々の家電とのおつきあいです。
①たとえばガスコンロのツキが悪くて、ぞんざいに手を放すとすぐ消えてしまう。あせる……
ところが、スイッチをぐうっと押し、炎のシュー音が「スー」音になってから、そのタイミングに念をこめながら、ゆっくりと放すと、キープできます。
②洗濯機の脱水オンリーをするとき、少なめのものを適当に入れると、バコン、ドギャン、と洗濯槽があばれ、必死に洗濯機を押さえつけているのですが、けっきょく制御を超えてしまい、ひゅ〜〜、ポンと止まってしまいます。
そうなると、蓋がロックされてあかなくなり、電源スイッチやスタートスイッチをいっしょに押すなど、いくつか方策はあるのですが、祈るような気持ちでしばし放置してから、それをやることが必要。
開いた!(涙)
この洗濯機、このあいだから
③終了のピー音がならなくなり、これもネットのトリセツのあちこちを見ますが、何か書き方がヘンで「鳴らないようにする」ために水流スイッチを三秒以上押せ、とか、よくわからないことが書いてあります。
これかな? と「祈るような気持ちで」適当にスイッチをセットしてみると、もしかのピピッという音がするので、洗濯が終わるまで待っていると、なつかしい「ピーピー音」が6回聞こえ、
私は洗濯機の前で合掌してしまいました。
————スイッチもボタンも、ものすごく丁寧に意図しながら押す。「丁寧道」の意念をこめることが必要です。
🌟ハリポタの魔法でも、「それまでの人生で一番感動した思い出を全身で思いつめて」から呪文を唱えないと、パトローナス(守護獣)は現れません。
🌟家電やプリンター、窓枠や引き出しが、動かない? 作動しない、置いたはずのモノはどこ? となったとき、この「丁寧道」を思い出します。なにしろ
双雲さんは「丁寧に感じると、繋がっちゃう」と言っておられるのです。
モノとつながる。これが得意な日本人だからこそ「つくも神」思想が生まれてくるのでしょう。
そしてそれはかっこつきファンタジーではなく、ほんとうに効きます。
丁寧道の下っ端使徒になりつつある私です。