苦にしてる?=楽しんでる の同一化呪文(大嶋信頼) | hermioneのブログ  かるやかな意識のグリッド(の風)にのる

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バシャーリアン。読むことで意識が変わるようなファンタジーや物語に出会ってゆきたい。

こうすれば悶々を抜けられる! 大嶋信頼先生の逆転「炎症」シリーズです。

 

 ダブルバインド状態で心の中に戦いがあると、

「脳内炎症が起き、認知機能が下がる(混乱混沌不快感発生)」というのが最近の大嶋先生「ナラティブ」です。

 

 それに対処するにはこれだ!

 

(下は引用です)

 

私の頭の中に浮かんでくることが私が楽しんでいること。

 

そんなことを思ってみると「あれ?私って惨めさを楽しんでいる」ということが見えてくる。

 

私は、誰からも理解されず、みんなから見捨てられて惨めな思いをする。

そんなことがしょっちゅう頭に浮かびます。

 

私は「あの人はあんなに”いいね”がついているのに私はどうしてこんなに少ないんだ」と嫌な気持ちになる。

 

そう、立派に活躍をしている人たちと自分を比べて「私はどうしてこんなにダメなんだ」で惨めな気持ちになる。

 

さらには、過去に私が話をしていた時に、聞いていた人たちが興味を失っていく様を繰り返し思い出して惨めな気持ちになって叫び出したくなる。

 

これって私の頭の中で「人から尊敬される人間にならなければいけない」という興奮があって、その反対に「人から見下されて惨めな人間になる」という二つの興奮で炎症を起こして認知機能を低下させています。

 

炎症で認知機能が低下しているから、過去のことがまるで今起きているような感覚になって「私は人から馬鹿にされるような惨めなダメ人間だ」となってしまう。

 

私の中のダブルバインドは「人から尊敬されたいのに、見下されて惨めな思いをする」になる(ここでのダブルバインドはあくまでもナラティブで使っています)。」

 

とても明快な説明です。

 

「人から尊敬されたいけど見下される」というダブルバインドで認知機能が低下して、みんなが私を「見下している」感覚になる。

 

そんなダブルバインドの興奮に「私は、惨めさを楽しんでいる」という抑制をかけてみると、炎症が治って低下していた認知機能が戻ってくる。

 

認知機能が戻ってくると「人のことを見下していたのは私だった!」という面白い現実が見えてきた。

 

ダブルバインドで起きていた炎症が治って元の認知機能に戻ってみれば、自分が現実だと思っていた世界が違って見えてくる。

 

ダブルバインドを打ち消す「私は、惨めさを楽しんでいる」を自分の中で唱えてみると、これまでわからなかった仕組みがクリアにわかるようになって、これまで私を悩み苦しめてきた不快な記憶が自然と整理されていきます。

 

私の頭の中に繰り返し浮かんでくる記憶や思考に「楽しんでいる」と抑制をかけてみると面白い。」

 

🌟まず、ダブルバインド(こうでありたいのに、そうならない!)のいらだちがあると、それが外に投影され、人から見下されている、とか被害妄想が浮かんできます。

 しかし、そこに「(不快感を実は)楽しんでいる」という、「抑制をかけてみると」

 

これはふしぎ

 

かさぶたがはがれるように、そのジュクジュクした葛藤がするっと取れていきます。

 なんだ、自分はそれを楽しんでいた。

 としてみると、相手に見下される=相手を見下したい だった。被害も加害もいっしょにぽろりと落ちます。

 

楽しんでいた!

 

 これはコロンブスの卵です。