https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024030724465
NHKの『あしたが変わるトリセツ・ショー』、木曜日朝放映の番組です。
3月7日は「行きたくなる動物園」特集でした。これがすばらしかった。
名物動物園の楽しみ方ではなく、もっと動物園そのものに癒されよう! の回です。
🌟驚くのは、動物の見方です。囲いの前に最低5分たたずんでいると、どんな動物にも「かわいい」ポイントが見えてきます。「かわいい」を探せ! が合言葉。
「かわいい」を探すと、いろいろ体に良いことがあります。
「かわいい」を探す目線で動物を見たあと、唾液中のアミラーゼ(ストレスホルモン)が40%も減る。
母性愛にかかわるオキシトシンも増える。
これ……私が街中で、動物、スズメや犬、猫を見たときの体験そのもの。
(ごきげんな赤ちゃんを見るときも)
「かわいい」と感じると、盛大にホルモンバランスがよくなる。
では、その「かわいい」を、どう探すのか?
動物園の専門家が出てきます。
姿がかわいい、というより、「温かい気持ち」になれ、ほっこりできる場所を探す。
この集団シマウマの映像、たまらなくかわいかった。どうやら動物カメラマンには、「かわいい」発見機能が搭載されているようです。
スッポンです。うーむ、カメラの静止映像だけが知っている「かわいさ」
この女性はしっぽ学の研究者。人間には失われてしまった「しっぽ」には解剖学的意味以上に、機能や行動学的に意味があって、ぶんぶんしっぽを振る河馬(糞をふりまいて、テリトリー確保)とか、めちゃかわいい。
ワオキツネザルは寒いとき、自分のしっぽをマフラーにします(爆)。
なんといっても、この番組で最高だったのがこれ。
カワウソは(雄でも雌でも)赤ちゃんが大好き。
若い個体は赤ちゃんとふれあいたいのに順番が来ない……
この動物園のカワウソ担当の女性の話。
↓映像はコレ
何をやってるのかと思ったら、しっぽを赤ちゃんに見立てて運んでいるのだそう。
🌟コツメカワウソはあちこちで「かわいい」姿を見ますが、これを見せられたら、かわいい動物ナンバーワン。エピソードが絶対忘れられません。
そして
「かわいい」の効力について、どん、と背中を押されました。
「かわいい」は正義だ、健康にもよいのだ。
「かわいい」という言葉は日本語だけにあるらしいです。
名著「『かわいい』論 四方田犬彦 ちくま新書 2006年」
よみうりランドで買ったコツメカワウソ。
「かわいい」を探して生きてみよう。