「私にはできないが、脳にはできる」 | hermioneのブログ  かるやかな意識のグリッド(の風)にのる

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バシャーリアン。読むことで意識が変わるようなファンタジーや物語に出会ってゆきたい。

なにか不都合があったとき「これはおかしい」→「脳におまかせで、直してもらおう」(平然と知らん顔)

 という、ものすごく楽しい、いわばテニスのラリー理論。

🌟この問答、斎藤一人さんご本人のyoutubeで初めて見ましたが、「これこれのことがうまくいかないなんておかしい!」と断言、いや宣告します。

 すると、脳は「おかしい」ってことは「正しい」(ノーマル状態)があるはずだ、と思います。

 

🌟ここが巧いところです。「不遇や病気やうまくいかないことがある」のを「ノーマルだ」と受け入れず

「これはおかしい」と判定し、じゃあ、治して、と、ただ脳に命令する。

 

 ただ、ふりかぶってラケットで打ち返すだけ。

🌟今回は一人さんのお弟子さんのまゆみさんが、「ミラクルゾーン」という用語で、明るく説明しています。

 

 二段階で機能させます。

①……できないなんておかしい、と自分に気づかせます。

②さらに、私にはできないが、脳にはできる、と気づく。

 

どっちの段階も目から鱗ですが、②は本当に盲点。脳は、実は潜在意識の管轄になっていて、自分の知らない世界(無意識さん)につながっている。

 

🌟この、脳にまかせる(やらせて、お預けする)というスタンス。そのつど、そうだ、無意識さんに全託だ、とか「脳自体は万能ツールだから、何でもできる」とか、改めて大嶋信頼先生気合いを入れ直すのですが、実はこれに、かなり近い、伝説の有名ヴァージョンがありました。

 

🌟それが108さんの

「不足を疑う」

 

🌟この理論では、自分にとって「不快なこと」はすべて「不足」であり、それは「ほんとにそうなのかな?」と疑うべきこと。

 

(見た目、不足に思えるが、あちらこちらをみれば、全体として恵まれているのだ、という感謝理論ではありません。)

 

 文字通り、「この不足は嘘」です。

 

🌟実際に不快・不具合な事件が起きている(上司とうまくいかないとか、転勤させられそう、とか、子どもともめている、とか、モノが壊れたとか)場合、「ほんとにそうなのかな」とただ、軽く疑えばいいのです————でも現実なのだから、どうやって疑うの? と視聴者から突っ込みがありますが、

 

 コメントを総合すると、108さんは「それは自分の知覚を疑う」のだ、という深遠なところへ落とし込みます。「こういう事態は、実は自分の知覚が(感じ方、見えかた、すべて)おかしいので、それを疑う」のです。世界は完全なのだから。

 

🌟斎藤一人さんの「おかしい」と同じ方式です。この境地に達した人たちは、みるみる奇跡をなしとげていきます。「不足を疑え」

 

🌟上司がとんでもないところへ異動になってしまったとか、子どもがどこそこに合格したとか————で、私は電気洗濯機を直しました。

 あるとき、洗濯物の入れ方がいびつで、脱水の回転が乱れ、ドスン、ドスンのあげく、とちゅうで止まってしまいました。どうやっても蓋があかない……

 

 「これは嘘だ」と、不足を疑います。

 機械が壊れたように思えるのは、私の知覚がおかしくなっているので、ほんとうは問題無いのだ。

 

🌟この一点に集中しているときの心の状態は————これは嘘で、一時のまちがいで、「不足がない」のが正しい宇宙の状態なのだ————とまるで憑かれたようにそう思えます。

 

🌟洗濯機の入力スイッチや一時停止ボタンや、何をどう適当に押したのか、覚えていません。どうすれば動く、とかそういう計算の理論から外れたところにいます。「不足は疑う」「これはおかしい」の世界です。

 

🌟しかし、この洗濯機が奇跡的に平然と回るようになって以来「不足を疑う」「おかしいと思う」を、私はすんなり了解できるようになりました。

 

🌟まずい状態=おかしい・異常

 正しい状態が必ずある!

 世界とはそういう正常な状態がデフォルトなのだ、という信頼です!