年が明けて、いきなり忙しくなり、あれも、これも、あー、やりたくないが何でかやらねばならぬ(書類作りの他に、突然の論文審査とかレポートの催促とか、申告のメモ集めとか記帳とか)ことがあります。
んー
と、じっと耐えようと思っていたのですが、これを昨日のように、絵=スクリーンとして見て、遠くに押しやり、小さくし……
というやり方のほかに、
ふと、もう一個思いついたことがあります。
それは
マンションのゴミ置き場にゴミを捨てにいって、ちょろっ、とそこを駆け抜ける小さいネズミを見たとき。
ドブネズミのように大きくはなく、小さい灰色のやわらかそうなネズミです。
かわいい……かも。
ネズミファンタジーをいくつか思い出しました。
「スチュアート・リトル」「勇者の剣:レッドウォール伝説」「ネズミの騎士デスペロー」「親子ネズミの冒険」そして「ぐりとぐら」
ちまたの嫌悪感とは逆に、物語の中では、ネズミは愛されているのでは?
なぜなの?————と思ったとき、パスタ屋「壁の穴」チェーンの映像が浮かぶとともに、ネズミは必ず壁の中を通りぬけることができる、という特技です。
🌟『小公女』のセーラは、屋根裏に追いやられ、わびしい生活を強いられていたとき、壁から出てくるネズミの家族(メルキセデクという立派な名前)と仲良くしていました。
そして「屋根裏の囚人」ごっこの中で、自由なネズミたちに慰められました。
どんな牢獄にでも出没できるのは、ネズミが「壁の中を通りぬけられるから」
🌟目の前に面倒な壁がある————というイメージの中にいたとき、ふとその壁には、ネズミ穴が、問題の数だけ、あるのが見えたのです。
ぽっかーん、とネズミが開けてくれる穴。
かならず壁にはネズミ穴がある!
だいじょうぶだ。
ほら、穴が開いて、向こうが見えてる。
🌟けさ、ゴミを捨てに行ったら、生ゴミバケツから一匹飛び出して、いつもの隅っこに逃げこみました。同じく捨てにきたおじさんに、「ネズミが」と行ったら「ときどき見ますねぇ」といたって平和。(なんかちょっとサイズが大きくなっていたような気がします)