「カオスの縁」理論————カオスと秩序の境目は「言い切り」  「DESU NOTE」を創る!! | hermioneのブログ  かるやかな意識のグリッド(の風)にのる

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バシャーリアン。読むことで意識が変わるようなファンタジーや物語に出会ってゆきたい。

前にも一度紹介しましたが、このなにげにむちゃくちゃに刺激的な本の中に「カオスの縁」理論という言葉が出てきます。

https://ameblo.jp/hermione3/entry-12431971956.html

 

 

ハードにまじめに言えば、カオスの縁とは

 

カオスの縁(カオスのふち、英語: edge of chaos)とは、クリストファー・ラングトンにより発見され、ノーマン・パッカードにより名付けられた、セルオートマトンにおける概念。 振る舞いが秩序からカオスへ移るようなシステムにおいて、秩序とカオスの境界に位置する領域。(ウィキペディア)

 

複雑系や人工生命、生命の進化などの研究において着目されてきた。理論生物学においては、スチュアート・カウフマンによる、生命の発生と進化には自然淘汰の他に自己組織化が必要であり、進化の結果、生命は「カオスの縁」で存在するという仮説がよく知られる。)

 

 と続いています。なんだこりゃー。

 

★これを大胆にまとめたケルマデックさんの文章が以下。

 

「我々が住むこの世界は、実は混沌(カオス)としていて、いつでも瀬戸際にいるのです。

しかし、誰かが声高らかに「これが真実だ」と言い切ってしまうことで、混沌の状態は、形あるものに整列してしまうのです。

 とくに、権威者が声高らかに言い切ってしまうと、世界はその形に整列してしまうのですよ。」(70ページ)

 

 権威者が断定すると、例えば「あなたの病気は治る」と言われれば、治る。逆に権威者が「治らない」と言えば、治らない。

 この話のミソは、個人的に「わたしは成功する」と言い切るのではなく、世界的なことについても「言い切る」。

 

 「言い切ることは、世界を動かしてしまうのですよ」

 

 ということで、この章では

 

私は○○です(DESU)

 

 と言い切ってみましょう、というワークがついています。デスノートです。

 

 「わたしは社長」レベルではなく、「わたしは時空の中心!」「わたしは世界の支配者!」と唱えなさい、とまで書いてあります。

 

 

 別に支配者になりたくはない……んだけど、と思いましたが、よく考えるとこれは「わたしは王」と自覚しなさい、ということですね。

 この章の最初のほうには、精神科医エミール・クーエの有名な「わたしは日々、あらゆる面で、良くなっています」Day by day, in every way,I am getting better and betterを唱えて脳腫瘍が消えた話、「私は磁石。車を買いたい人をつねに引き寄せ、わたしから車を買った人は心から満足してくれる」と営業成績を3倍にした話などが、さりげなく語られています。

 なんで?? と言いたい人のために、次に「カオスの縁理論」が登場しているのです。

 

 理論自体はよく理解できませんが、しかし科学理論(仮説)だということで大いに説得されます(笑)

 

私は○○DESU。

 

 いっぺんに五次元の屋上にまで上がってしまう宣言です。

 

 これ「わたしはできます」「できるようになります」と言おうと思ったのですが、そういう動詞ではなく、名詞でキメるほうが、(もう実現している)「あたりまえ」の力強さがあります。

 出来る、のではなく、そのもの。

 

 「わたしはピアノが弾けます」よりも「わたしはピアニスト」

 「不思議な力があります」よりも「わたしは魔法使い」「わたしは仙人」

 

 (三つくらい、このDESU ノートを書いてみました……)