今朝はちょっと精油の話し。
ゆうべ、ふっと思う事があって、この精油の香りを思いだしました。
ゼラニウム
学名 Pelargonium graveolens(またはasperum)
科 フウロウソウ科
ローズゼラニウムと呼ばれてすごくいい香りがします。
香りだけでなく、精油にして化粧品の原料として使うと美肌効果があるということです。
ブレンドするなら、ローズダマスクなどの精油やフローラルウォーターなどを使うとさらに良いと思います。
原産国は南アフリカ、エジプト、マダガスカルなどなど。
ナポレオンがエジプト遠征に出かけた際にゼラニウムを愛妻のジョゼフィーヌにお土産持ち帰り、そこからフランスで広まったとも言われています。
*命懸けの遠征(出張)の手土産にしては、かなりハイレベルな・・・と思ったのは私だけでしょうか?
現代のお父さんたちにも見習ってもらいたいものです(笑)
でもどうやって持ち帰ってきたんだろう?
苗ごと?かな。
ところで、ナポレオンが愛したジョゼフィーヌ。
とても素敵な女性で、パリのルーブルにジョゼフィーヌの戴冠式の絵があります。
これ↓
もうちょいアップで、よいしょ
この方↓
ちなみにナポレオンはコルシカ島出身でコルシカ島にもゼラニウムは多く生育しています。
コルシカ島のゼラニウムはgraveolensよりasperumが一般的です。
だから、ゼラニウムをエジプトで見つけた時、きっと故郷を思い出し懐かしさのあまり戦を忘れて
持ち帰ってきたのかも知れません。
あくまでも
これは私の想像ですが
ひとって、そういうトコあるじゃないですか?
たまたま行ったところで、
わ!懐かしい!
みたいな「モノ」との再会があったりして、
手土産にしちゃったり。
ナポレオンがゼラニウムをエジプトで見つけた時
きっと、つい「ゼラニウムだ!ジョゼフィーヌに見せたい!」と思って
うっかり掘り起こして、苗ごと持って帰ってきちゃったんだろうな。
(お付きの家来たちは、ビックリでしょうが…)
そして、ナポレオンの亡骸は最初、「ゼラニウムの谷」に埋葬されたのも有名な話し。
さて。
歴史の大物人物がついうっかり持ち帰ってきてしまったゼラニウム。
ゼラニウム精油にした時の主要成分構成です。
ローズの香りがする・・・・とよく言われておりますが、まさにローズと同じゲラニオールが5~20%程含まれております。
ゲラニオールは皮膚の弾力回復や収斂効果があるので、皺やたるみが気になる方はゼラニウムの精油やフローラルウォーターを使うと良いのではないでしょうか?
そのほか、ローズの精油と共通している主成分は
シトロネロール
リナロール
(どれもモノテルペンアルコール類)
甘い優美な香りはローズに匹敵します。
いや、ローズ以上かもしれません。
ハーブマルシェ(本店)でもゼラニウム精油(エコサート認証)を予約販売決定。
*入荷は11月になります。
ご興味のある方、香りのサンプルがありますので是非お試しください。
詳しくはハーブマルシェ本店まで
平塚市八重咲町7-11
ライオンズマンション平塚駅前1階
0463-75-8259