苗づくり ①土を準備する。
苗づくりに使う土のことを苗床(なえどこ)といいます。
一般栽培では、苗床にたい肥や化学肥料を入れて苗を生長させるのですが、
自然栽培では、肥料は使わずに、山の土を使用します。
山の土を大きな筒状のふるい機で一度ふるいにかけて、細かくし、
それを苗床に使います。
次は ②種まき です。
種の準備 ②種の消毒
種子消毒は、病気の予防のために行います。
通常は農薬使用か、温湯(おんとう)消毒などがあります。
温湯の場合、60℃のお湯に10分くらい浸けて消毒するのですが、専用の機械が必要になります。
農薬や機械を使わずに「自然の力」を借りて出来ないかと、
試行錯誤していたところに、無農薬リンゴの木村秋則さん木村秋則さん との出会いがありました。
木村さんは土着菌という微生物の力を利用し、種米が「自然の力だけで
たくましく育つ」やり方を教えてくださりました。
これを、「泥消毒」と言います。
①まず前年に自然栽培をした田んぼの土取ってきます。
②25℃くらいのぬるま湯に田んぼからとってきた土を混ぜます。
(このくらいの温度が土着菌が活発に働くといわれています。)
③約二週間後、土着菌の微生物のおかげで泥消毒は完了します。
種米を引き上げて、 ③芽だし
へ進みます。