へらい農園 元自然栽培米農家 の嫁があな吉手帳術で仕事をこなす -439ページ目

苗づくり ①土を準備する。

苗づくりに使う土のことを苗床(なえどこ)といいます。


一般栽培では、苗床にたい肥や化学肥料を入れて苗を生長させるのですが、

自然栽培では、肥料は使わずに、山の土を使用します。


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山の土を大きな筒状のふるい機で一度ふるいにかけて、細かくし、


それを苗床に使います。


次は ②種まき です。

種の準備 ③芽だし

4月上旬、泥水に浸しておいた種を

催芽機(さいがき) という機械を使い、芽が出るのを待ちます。

30~40℃のお湯に24時間入れると芽が出てきます。



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次は、芽が出た種で次の作業の苗づくり に入ります。

まずは ①苗用の土を準備する です。


種の準備 ②種の消毒

種子消毒は、病気の予防のために行います。
通常は農薬使用か、
温湯(おんとう)消毒などがあります。

温湯の場合、60℃のお湯に
10分くらい浸けて消毒するのですが、専用の機械が必要になります。

農薬や機械を使わずに「自然の力」を借りて出来ないかと、

試行錯誤していたところに、無農薬リンゴの木村秋則さん木村秋則さん との出会いがありました。

木村さんは土着菌という微生物の力を利用し、種米が「自然の力だけで

たくましく育つ」やり方を教えてくださりました。

これを、「泥消毒」と言います。


①まず前年に自然栽培をした田んぼの土取ってきます。


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②25℃くらいのぬるま湯に田んぼからとってきた土を混ぜます。

(このくらいの温度が土着菌が活発に働くといわれています。)

そこへ ネットに入れた種米を浸します。 

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③約二週間後、土着菌の微生物のおかげで泥消毒は完了します。

 種米を引き上げて、 ③芽だし へ進みます。

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