農家の手仕事からエコ精神を学ぶ
青森には南部裂き織りという伝統的な織物があります。
一年の3分の1が雪で、仕事が出来ない青森の農家の女性は
昔から冬の仕事として、古くなった着物や布団カバーなどを手で細く裂き、はた織りで織りました。
反物になった古着は、リメイクして最後の最後まで使い切ったそうです。
その技術と精神は受け継いでいきたいと、南部裂き織りを習い始めました。
先生方はほとんど農家の方で、とても勉強になります。
織った反物が出来上がると、やっぱり何かを作りたくなってきます。
今日は父の誕生日です。
もうすぐ定年になる父にハンチングを作りました。
初作品で満足いく出来映えとはいきませんでしたが、何とか形になりました。
これから青森の農家にとって農作業はお休みに入ります。
農家の冬の過ごし方を先輩方から学びながら、手仕事を楽しみたいと思います!