今週は嬉しいことと腹立つことが同時に  総資産大台達成と受け取る年金額が社会保険料のため半額に | 裏街道を往く

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 今週は、タイトルのように無性にうれしかったり、逆に腹が立ったりと、僕にとっては激動の一週間でした。

 

まずは、喜ばしい報告を。今週は米国株が好調で、5日間で40万円ほど含み益が増えて、ついに投資総資産が大台(額は秘密です)に乗りました。米国株は年初から何と約20%も上昇しています。年頭には思ってもみなかった結果でした。投資の醍醐味を味わったといってもいいような結果です。自分なりに、こうした結果が出た「勝因」を2つ挙げたいと思います。

 

 一つは、昨年秋、個人国債を解約したことです。僕が国債を申し込んだときは、利率が0.12%と低く、当然利金は、わずかでした。当初は、今に上がるだろうとのんきに構えていたのですが、膨大な国債発行額の累積のせいで、どう考えても2%以上なることはあり得ない、あるとすればすさまじいインフレが起こったときのみで、もう日本国債に未来はないと考えて(あくまでも素人考えですが、決してそう間違っていないと信じています)解約しました。そのお金をどこに移そうかといろいろ思案しました。その時、ひらめいたのが、米国の高金利がいずれにせよ利下げして、債券価格が上昇する(この理屈は御存知ですね)と見越して、変動幅が割合少ない(あの両学長も太鼓判を押している)AGG(米国総合債券)の投資信託(SBI証券で取り扱っています)に移しました。最初の頃は元本割れが続きましたが、1,2か月ほどで解消し段々含み益が増えて、とうとうこちらも今週百万円の大台に乗りました。ずるずると国債に預けていたら、大損をするところでした。今も、時々個人国債のネット広告を目にしますが、いらだちを覚えます。国が保証、元本割れしないとうたっていますが、現在進行しているインフレで実質目減りすることは明らかです。国債を勧めるFPの方もいますが、この実質目減りに目をつぶっているのは、良心的とは決して言えません。国が保証と言っていますが、日本国政府はそれほど信頼がおけるのでしょうか。僕は今、米国国債にも預けていますが、こちらは4から5%の利率で、日本国債より勿論信用評価は上です。それに今、海外資産(特に国際基軸通貨であるドル資産)をもつことは、極めて重要です(円安基調で、円建て資産が増えます)。ようやく投資の重要性が理解されつつありますが、この投資の大原則である分散の一つ、海外資産をもつことが大切とそれほど言われないのが不思議でなりません。

 

 2つ目は、先日投稿したように、リスク(変動幅)は大きいものの、株価上昇がS&P500よりもずっと期待できるNASDAQ100に思い切って(臆病で、しかももう高齢者の僕には「賭け」といえます)投資したことです。今週は、ダウが下落しても、NASDAQは力強く上昇と、頼もしい限りです。まあ、いずれ「調整」が起こって、株価が下がることはあっても、今の生成AIの進化→半導体関連産業、IT情報産業の爆発的成長(そのシンボルがNVIDIA)により、経済全体が底上げされることは間違いないと考えています。たとえ今後大暴落することがあっても、「賭け」たことに後悔はしません、むしろ「賭け」をする勇気があった年寄りの自分をほめたたえたいとさえ思っています。

 

 今週の中頃、年金振込通知書、県民税・市民税・森林環境税通知書が届き、浮き立っていた僕に冷や水を浴びせました。特に年金振込通知書を一目見て、いらだちを覚えました。まだ、前年度の課税所得が反映されていないので、受け取れる年金額がほぼ半分のままなのです。国民年金は、全額受け取れても月約7万円と極めて少額です。到底これだけではやっていけません。それなのに、所得の割にはかなり高額な介護保険料、国民健康保険料が天引きされて、半分ぐらいになってしまっているのです。もし僕が投資という手段を知らずにいたら、この天引きは残酷そのものとと言っても大げさではありません。国民年金のみ受給で、貯金もあまりない方も少なからずいるのではないでしょうか。そうした方にとって、この通知書は、残酷、無慈悲そのものと言えます。ネットで時々、年金だけでは足りない方に、内閣府などの担当省庁が、それならば働け、勤めよ、などと「勧め」ます。老後は、もう楽しく過ごそう、認知症予防にもなるなどという発想はみじんもありません。病気あるいは、配偶者などの介護で働けない方の問題には触れません。老後こそ個々人が思い思いに過ごすことが、むしろ社会の医療・介護対策の費用軽減につながるものと考えます。現状ではますます、老後病気に苦しみ、介護を必要とする人を増やすのみなのではないでしょうか。

 

 今の僕は幸いにも、投資を始めたおかげで、勤め働かなくてすみ、毎月好きなところに旅行に出かけたり、読書したり、映画、美術展などに出かけたり出来、人生で一番恵まれている、と感じています。20代の頃よりもずっと元気がありますし、唯一自慢の好奇心も衰えることがありません。勿論、今後、大災害に遭うなどで、どうなるかはわかりません。でも一日一日を大切に心を満たすように過ごすことで、どんな目に遭っても後悔することはありません。自分には、ようやくこの歳になって、果たしたいこともできましたから尚更です。