裏街道を往く

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皇室典範改×法案が10日衆院を通過して、今国会で成立する公算が大きい。憲法の平等理念に反し、男尊女卑が明白で、このような大改悪法が施行されたら、将来大きな禍根を残し、国際社会からも大々的に批判され、「日本はオカシナ国」と嘲笑を浴びるに相違ない。現在の象徴天皇制も崩壊の危機を迎えるであろう。現首相やその背後で操っているA氏は、是が非でも今国会で法案を通そうとしている。その理由は明らかで、衆院で自民党が圧倒的多数を占めているからである。この法案は、元々は皇族数の確保を目的としていて、小泉政権の頃、有識者委員会などでさまざまな議論を呼んだが、結局、秋篠宮家に男子が誕生し、事実上中断することになった。その際、旧宮家からの養子案は難点が指摘されたという。

 

 

 今回の事態でほんとうにおかしいのは、当事者である皇室も旧宮家も蚊帳の外に置かれていることだ。天皇陛下は、国民の理解を得られるものとなるように、と異例のご発言をなされ、暗にご懸念を示された。国民統合の象徴として、平和を願うことが天皇の責務であり、国民に寄り添うことが、天皇家存続の道とお考えになられていることは明らかである。しかるに、現首相は天皇を疎んじ、ないがしろにしている。それは、昭和100年記念式典でも、陛下の御言葉はなく、なぜか昭和の歌謡曲が数曲流され、首相一人ご満悦の様子だった。首相の式辞には、当然言及すべき戦争の反省もなかった。つまり、T首相は、陛下の平和を願う御心、御姿勢が疎ましいのだ。防衛力、抑止力と欺瞞の言葉をもちいているが事実上軍事力の大幅な増強を画策している首相は、言葉が悪いのをお許し願うが、陛下の存在が「邪魔」なのだ。その意味で、旧宮家からの養子をとることで、皇統をうつすことも意図しているのではなかろうか

 

未婚の女性皇族がご結婚後も皇族にとどまるが、夫や子は一般国民のまま、というのもひどい案だ。しかも女性皇族は、住民基本台帳に登録されるという(この点は一般国民扱いということ)。家族の一体性を無視し、女性皇族を都合良く「利用」するに過ぎない。一体、愛子さまや佳子さまの今後をどう考えているのであろうか。愛子さまも佳子さまも、式典のご臨席や施設、団体へのご訪問などの御公務、また国際親善にもご活躍されている。一方、国民の注目も過剰のきらいがあり、時にプライバシーの侵害も被っている。日々、過密なスケジュールをこなされているという。しかし、今回の法案には、女性皇族の人権をお守りするような配慮は一切感じられない。今回の法案に反対する人々の間にも、女性皇族がご公務に当たられる快適な環境づくりの視点が欠落しているように感じる。女性皇族もまた生身の人間であることは変わらないのに。

 

現政権がこの大悪法案を今にわかに強行突破させるのは、今国民の間で、「愛子天皇」を待望する気運が高まっているのを、阻止したいがためである。現在の社会において、皇位は男系男子にかぎるというのは、現憲法の理念や精神に反していて論外で、何らの合理性もない。念のため、小泉政権時に出された有識者会議の報告書をみると、長子優先と女性天皇、女系天皇を容認する方向性を示している。ということは、今回の法案は、以前の論議をも無視し、時代思潮にも逆行する、まったくもって酷いというしかないものなのだ。

 

現皇室は、憲法の精神に則り、平和を希求し、国民に寄りそっておられる。また国際親善にも大きな役割を果たされている。陛下は、この回の法案衆院通過を苦々しく思われておられるであろう。僕は、現政権の暴挙をずっと記憶に留めるつもりだ。いずれ時がしかるべく裁くことを信じている。

 

 

共産党を宣伝したいがためではなく、小池議員がこの法案の滅茶苦茶、ひどさを浮き彫りにしているからだ。暴挙に対する怒りもあり、鋭く的確な質問で首相を問い詰めたところも高く評価できる

 

 

 

立憲民主党の小西議員は、穏やかな人柄で、あまり党派色がなく、信頼できる。佐藤氏は、連日この法案のひどさを追及しているが、現在の上皇陛下が平和を祈念しておられたことを熱意をもって伝えているのが素晴らしい

 

いつも言っていることだが、あまり政治の話をこのように続けたくはない。しかし、無関心であることに、危機感を覚えざるをえない。男尊女卑、時代錯誤が露骨なこの法案に、一人でも多くの女性が心から怒ることを望んでいる。