思い切って賭けをしたNasdaq100 今のところ、いい感じです | 裏街道を往く

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僕の当初の投資方針は、年齢が60代後半ですから、基本的に「安全第一」でした。とはいうものも、安全な投資の基本である分散投資のひとつ、地域分散はしていません。株式、投資信託は、米国関連に集中しています。何より、世界一の米国市場の魅力に取りつかれたことが、投資を本格的に始めるきっかけだったことによります。利益を得ることより、とにかく世界一の市場に参加したい、多少損してもいいんだ、という損得を抜きにした純粋な気持ちがありました。それが功を奏したのかもしれません。始めてから2年間ほどは何度も元本割れをきたしていました。でも信頼するYoutuberの言葉を信じ、市場を離れることなく、積立やスポット買いを続けました。その結果、昨年頃から、ようやく株価も上昇基調となって来て、今年に入ってからは、思いもしないほどの、株価の上昇があり、今は、続けて来て本当によかったという気持ちでいっぱいです。
 

短時間の務めでしたが、定年で辞めて以来、自分の好きなことをするためには、投資しかありませんでした。また勤めては、好きな時に旅行もできないし、長年買いためた本も読まずに終わってしまいますから。でも一番投資生活をしてよかったのは、毎朝、気持ちよく目覚めて過ごし、生活も惰性にならなくなったことです。新たにやりたい意欲もわきました。つくづく、それまでは「脳疲労」を起こしていたのだと気づきました。この「脳疲労」の恐ろしさは、毎日が惰性になっていても、気づきづらいということでした。好奇心も薄れ、人に対しても無関心になっていました。本当に精神的には危機的状態だっとと今では考えています。
 

 例によって、本題からそれてきました。今年初めまでの投資では、なるべく多くの投資先をさがして分散を図り、あまり、変動幅の大きいものは避けてきました。ところがです、生成AIの登場から、半導体の進化、需要が急激に高まって、どうも、これは産業革命並みの出来事ではないかと考えるようになりました。この一世紀に何度もない上昇機運を見過ごすことができなくなりました。もう自分の確固たる知識があるわけでもない予想が外れても、直観を信じて、S$P500よりも変動幅の大きく、IT、半導体関連企業の多いNasdaq 100の投資信託を始めたい気持ちが抑えられなくなってしまいました。それでも臆病で小心者の僕は、全額損しても構わないという額は超えないようにしました。始めた頃は、上昇し、予想通りでしたが、四月からは調整で、かなり下がって行きました。でも、近いうちに絶対また上がると確信がありました。5月になってから、その通りとなってきました。そして中旬から現在にかけて、最高益がどんどん更新しています。先頭を行くNVIDIAの決算も予想以上でした。これから先はどうなるか分かりませんが、ともかく今のところは、自分の見立てが当たっていることが嬉しくてなりません。本当に今後はどうなるか、分かりません。でも外れてもいいのです、自分の意志で、全損を覚悟して始めたのですから。こうした賭けをしたことが何より、自分にとって画期的なのです。これまで僕は、流れに逆らうことなく運良くも苦労知らずに過ごしてきました。就職も結婚もしませんでした(できませんでしたと言った方が正確ですが)。これまで大きな決断をしたことがないのです。
 

 母が昨年三月に亡くなって、いよいよ一人となり、決断を迫られる状況となっていました。今後一切働かず、投資のみでやっていくというのは確かに決断といえますが、それほど気負いはありませんでした。母が長生きをしてくれたおかげで、まずまずの貯えができていたからです。今回のNasdaq100への投資は、僕にとって初めての「賭け」と言えます。最終的に結果がどうあろうと、後悔はしません。むしろ、この年齢になって、挑戦する意欲がもてたことに、自分をほめたくなっています。