続・楽しいドラマ作りをして欲しい | へにょへにょ日記[ゆるゆる田舎暮らしブログ]

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ドラマ「セクシー田中さん」で原作者の方が亡くなった件について、日テレに続いて、原作マンガを出版している小学館からも調査報告書が出ました。

 

小学館の報告書。90ページ近くあるので、読んでません。

 

識者のコメント付きの記事。

 

報告書と同時に発表された「刊行物の映像化に関する3項目の指針」の内容。

 

まだちょっと整理できていないけれども、日テレ側の報告書と小学館側の報告書で認識の違いなともあるようで、「これで今後は大丈夫!」って安心できるような内容ではないみたいです。とはいえ、当事者間の詳細なやりとりや経緯などがわかって問題点が表に出てきた感じはあります。いい方に向かっていると思いたい。

 

今回の件で、自作を映像化された小説家さん、漫画家さんたちのポストもSNSで見かけるのですが、映像化に満足している方もいる反面、原作者の意図に反した作品作りやスタッフとのやりとりに疲弊して、以後の新作が書けないというような方もいて、問題の根深さを感じます。

 

「原作者へのリスペクトが足りない」というところに集約されるような気もしますが、その原因に、予算や制作時間の制限など、テレビ局側の「大人の事情」も絡んでいて、複雑です。出版社側も映像化によって原作が売れることが見込まれるので、100%原作者の味方というわけではなく、(映像化の実現のために)テレビ局側の言い分を飲んでしまうところがあるのでしょう。

 

何度も言うけれど、原作の改変自体が悪いわけではないです。「原作者の意図に反した改変」が問題。ドラマにはドラマの良さがあって、小説やマンガとは違った作品になるのは当たり前です。でないと、ただの再現ドラマみたいになってしまう。その上で、原作に忠実に作るのか、ドラマとして独立した作品として原作とは違った魅力を出していくのか、原作者がどこまでそれを許容するのか、綿密に意思疎通を図っていかないといけないのだと思います。

 

よく、原作にはないキャラクターというのが出てくるドラマがあるんですけど、その脇役キャラがドラマの狂言回しになったり、物語の展開の手助けをしたりして、よりドラマを分かり易くしてくれるなら、それもよし。原作にも登場するけれど、男性キャラが女性になったりってこともあります。賛否両論あるとは思うけれど、オトコばっかり、オンナばっかりのドラマになってしまうよりは、見やすいかなとも思います。単純に、その俳優さんを起用したいがためのキャラ変更というのもあるとは思いますけども、それがぴったりハマっているならそれもよし。

 

見ている方は、面白いドラマが見られればいいのです。ただ、その裏で誰かが傷ついたり、意図に反したことを承諾せざるを得なかったり、ウソをつかれたり、無視されたり、苦労して作り上げてきたもののを壊してしまうようなことがあってはいけない。

 

なので今回も、以下の一文で締めくくりたいと思います。

 

一視聴者としては、見ている人も、作っている人も、みんながハッピーになれる作品作りをしてもらいたいと、切に願います。

 

 

日テレの報告書について書いた記事はこちら(報告書へのリンクも)

 

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date:2024/6/1

※写真は縮小しています。

 

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