新しい朝ドラ「虎に翼」が始まりました。私の好きな、女性のお仕事ドラマ系。昭和初期、まだ女性は男性と同じ権利が法律で認められていなかった時代。って、ほんの100年くらい前。
モデルとなった三淵 嘉子(みぶち よしこ)さんは1914年(大正3年)生まれ。甲寅(きのえとら)の年生まれということで、朝ドラの主人公の名前は寅子と書いて、ともこ。みんなからはトラちゃんと呼ばれています。私も寅年生まれなので、親近感。
そして、うちの祖母も、トラちゃんとだいたい同じ年(たぶん卯年生まれ)。祖母の生きた時代は、そういう時代だったのか、と感慨深く見ています。三淵さんは1984年に69歳で亡くなったそうですが、祖母はその約20年後の2004年に89歳で亡くなってます。
物語のはじまりは1931年(昭和6年)。女学校に在学中からお見合いさせられるヒロイン。したたかにヒロインの兄との結婚を成就させる親友。夫を立てて、水面下で着々と物事の段取りや準備を進めてゆく妻(母親)たち。それを釈然としない気持ちで見るヒロイン。
そんなヒロインが法律を学び、仲間とともに、日本初の女性弁護士となる、というお話。
このあと、太平洋戦争があって、1946年(昭和21年)に新しい日本国憲法が公布されます。朝ドラの中で、女性の権利が、法律の中でどうやって認められるようになったのか、そういう歴史が描かれてゆくのかなと、期待が膨らみます。
内容もいいですが、今回、オープニングの映像も好きです。イラストが素敵。
ドラマの楽しみのひとつがオープニングの映像(タイトルバック)で、ひとつの作品として見てしまうものも多いです。ドラマの内容がイマイチでもオープニング映像がよければ★ひとつ増える。
朝ドラでは「おちょやん」のアニメとか、「ひよっこ」のミニチュアが印象に残っています。
↓参考
「おちょやん」のLINEスタンプ使ってます。
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4月から再放送が始まった「オードリー」のオープニングは、CGアニメ。私が美大の授業で見せられたのがこんな感じのCGでした。まだCGアニメは黎明期で、試行錯誤していた頃。「オードリー」は2000年の放送で、私が卒業した後なので授業で見せられたものよりは進化してます。当時は最先端だったのだろうけど、今見ると、ちょっとぎごちなく古くさい感じもしてしまいます。
ディズニーの「トイ・ストーリー」が作られたのが1995年だそう。当時はフルCGアニメが画期的だったんですよね。「オードリー」のオープニングと比較すると、「トイ・ストーリー」のクオリティすごいな。いや、今見たらやっぱり古くさいのかな。
リアルさを追求するCGアニメもあったけれど、最近は「虎に翼」のオープニングのように、実写をイラスト風に加工して動かす、っていう技術も発展しているようで、アニメなのに生身の人間みたいなスムーズな動きをしたりするところがなんというか、ちょっと怖い。
AIで人の顔を入れ替えたりできる時代ですからねぇ。なんでもできちゃいそう。
いろんなすごい技術があるんだろうけれど、悪い方じゃなくて、みんなた楽しめるようなコンテンツ作りに生かされて、幸せな気分になる映像をもっと見せてもらえたらいいなと思います。
そういえば、大河ドラマ「どうする家康」のオープニング映像(タイトルバック)も好きでした。ああいう、イラストが次々変化していく万華鏡みたいなアニメが好き。
【今日の撮影機材】
カメラ:FUJIFILM X-T20 → 価格.com
レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com
date:2024/3/30
※写真は縮小しています。