はまったお皿と高齢両親との生活 | へにょへにょ日記[ゆるゆる田舎暮らしブログ]

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カメラ、写真、本、アート、ペット、犬、家電、料理、ハンドメイド、医療、健康…。なんとなく過ぎてゆく日常のあれこれ。スムースチワワの小太郎と過ごした日々。

 

晩ごはん当番だった母がバタバタとやってきて「大変!」って。ごはんができて呼びに来たのかと思ったら、お皿がボウルにはまって取れなくなってました。おいっ。

 

先日も、母が洗おうとしていたマグカップと湯のみがぴったりはまって取れなくなり、あーだこーだとYouTubeで調べたりしながら、やっとの思いでカパッと取れたことがありました。外側をお湯で温めて、内側に氷を入れて冷やす、というオーソドックスな方法で取れました。

 

なんで、同じような大きさの食器を重ねようとするのか…。1回目はたまたまかなと思ったけど、今回は2回目なので、ちょっと呆れてうんざりしながら、またしてもあれこれ試行錯誤した末に、同じような方法で取れました。よかった。

 

カップの場合は内側に氷を入れられるけど、お皿だと氷はつるっと滑っちゃうので、どうしたものかと思案して、ソフトタイプの保冷剤を乗せてみたら、うまくいきました。百均でも売ってるやつ。お鍋とか冷やすのに活躍してます。

 

↓こういうの。

 

外側は、耐熱ガラスの透明なボウル、内側にはまってしまったのは、ニトリの白い平皿。ちょうど、ボウルの口の大きさとぴったり同じだったみたい。母が洗い桶に入っているボウルの上に(本人曰く)何気なく置いたら、はまっちゃった、と。っていうか、「何気なく」置かないで、ちゃんと見て。

 

母、食器を洗うときに手もとをよく見てないので、食器同士がぶつかって、お皿やカップをよく欠けさせます。ヘバーデン結節(手の指が曲がってかたまっちゃう)の影響もあり、握力が弱くなっているみたいで、食器をよく落として割ります。ただし、母のせっかちな性格のせいも大いにあり。

 

とはいえ、いまさら性格は変えられないし、老化現象で身体能力が落ちるのも仕方ないので、最近では、母がお皿を割る前提で、ちょっと枚数多めに買うようにしています。ニトリのお皿、使いやすくて、安いので助かる。

 

うちで使っているのとは違うけど、こんな感じのお皿。うちのは実店舗で買ってます。

 

 

耐熱ガラスのボウルはこういうの。

 

 

ボウルは耐熱だったので、電気ポットで沸かした熱湯を外側にじゃぶじゃぶ。はまったお皿が少しだけ動いたので、すき間からもボウルに熱湯を入れて、温めました。お皿がさらに動くようになったので、お皿に保冷剤を乗せて冷やしてガコガコっと遠慮がちに動かしていたら、スポッと取れました。その場にいた父と母と三人で、拍手! よかったよかった。

 

…って、もうほんと、気をつけてね。

 

母が割らないように、プラスチックなどの食器にすればいいのだろうけど、毎日の食事。やっぱり陶器や磁器のお皿のほうがいいんですよね。プラスチックだと、給食みたいで味気ない。

 

以前、気がつくと食器が減っている、というか、あったはずの食器が見当たらないことがあって、母に聞くと「割っちゃった(てへっ)」って感じの返事。それが何度もあったので「割ってもいいから、報告して」って言いました。割ったことよりも、隠されることのほうが迷惑です。使おうと思ったらお皿がなくて、びっくりする。

 

そういえば、前回の湯のみも、今回のお皿も、はまったまま取れなかったら割るしかないよね、って雰囲気になって、まぁ、そうなんだけど、もうちょっと粘ってからにしようよ、って言って、私が解決したのでした。母のせっかちな性格、ここでも発揮されてます。

 

今回も、「割るしかないかなー」って途中で何度も言ってました。いや、まだ10分も経ってないから、せめて数日は考えようよ。割るのは最後で。…結局、ご飯食べ終わったあとにははずれたので、よかったです。

 

両親が高齢になって、こういう、日常のちょっとした困りごとを私が解決する場面が多くなりました。父は日曜大工レベルですが、ホームセンターで買って来た板で棚を作ったり、開け閉めがしにくくなった網戸のキャスターを直したり、ふすまを貼り替えたりってことを、以前はよくやっていたんですが、最近はお大がかりな作業は困難。まぁ、後期高齢者なので、それは仕方ない。

 

しかしその頃の感覚はまだ残っているみたいで、家のちょっとしたトラブルを自分で解決しようとして、結果的に失敗して業者さんに頼む、ってことが多くなりました。トイレのドアを直そうとして蝶番を外したら元通りに戻せなくなって、近所の知り合いの大工さんに頼んで直してもらったり、エアコンの室外機の冷媒管の保温材を買いに行って、(目的のものがなかったので代わりに)全然違うものを買ってきたり、ご近所の網戸を直す応援に行ったものの、そこの住民のお爺さんとふたりで悩んだあげくに直せなかったり(このお爺さんも昔はDIYの熟練者)。

 

そんなことが多いので、なにか不具合があったときに父が「お父さんが直せばタダ(または安上がり)だよ」って言い出しても、「また(さらに)壊しちゃうといけないから、最初から業者さんに頼んだ方がいいよ」と言うようになりました。父としてはプライドを傷つけられたと思っているかもしれないけれど、事実なんだからしかたない。なるべく傷つけないように言うけれど。

 

年を取ると、できていたことができなくなる、というのは両親を見ているとよくわかります。明日は我が身。できないことは手伝って、代わりにできることはやります。手続き関係も、説明を読むのが億劫になったり、内容が理解しにくくなっていたりで、私が説明したり代わりにやったりすることが多くなりました。

 

こういうのも、地味に、介護の入口なのかなと思います。同居しているから分かる部分と、同居しているからわからない(変化に気付かない)部分があるんだろうけれど、それに気付くかどうかは、同居する人の性格にもよるのだろうなぁ。

 

私はなるべく気付くようにして、本人にも言うようにしています。なかなか言うこと聞かないけど、言わないとわからないから。ただ、うるさくは言わず、気付いた時に、(なるべく)その場で、一度だけ。

 

トイレの電気付けっぱなしだったり、冷房がついているのに部屋のドアを開けっぱなしだったりするのは日常茶飯事なので、いちいち言わない。言うとこっちがストレスなので。でも、10回に1回くらは言います。言っても直らないけどもね。

 

完璧人間はいないから、お互い様。あまりガミガミすると自分が嫌になっちゃうので、機嫌良く暮らせるように、工夫するしかないです。

 

私自身も体調が良くなかったり持病を抱えていたりで、まだまだ両親に助けられることが多いです。分量から言ったら、私が助けられていることのほうが多いかも。なので、どっちが介護されてるのかわからないけど、みんなで、できることをできる範囲でできるだけ。マイペースでいきましょう。

 

【今日の撮影機材】

カメラ:FUJIFILM X-T20 → 価格.com

レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com

date:2023/8/27

※写真は縮小しています。

 

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