高齢の親のお金の管理が悩ましい | へにょへにょ日記[ゆるゆる田舎暮らしブログ]

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昨日の、私の逆鱗に触れた母の行動(詳細は書けないけど)にも少し関係してるのが、親のお金の管理の問題。お金に関する手続きってけっこう面倒で、高齢になると、本人は自覚が薄いものの、手続きの手順などを説明されても正確に理解できてないことがままあります。

 

理解できてないけど、「わかりました」って返事してるんですよ。本人はほんとうに「理解した」と思って返事しているんだけど、あとで聞くとわかってなかったり、間違って理解していたり、そのときは理解していても、時間が経つとわからなくなっちゃったり、忘れちゃったり。

 

先日も、ある手続きで母がひとりで金融機関の窓口に行ったんですが、必要な書類などが揃っていなくて、父に電話して持ってきてもらい、それでも不備があって、結局、出直して手続きした、ってことがありました。

 

これ、母に言わせると、金融機関の窓口側の対応が悪かった(説明不足)ということなんですけど、もしかしたら、母が説明をちゃんと理解できてなかったことが原因ではないかと疑っています。父も父で、言われた書類だけ持って行って、すぐに帰ってしまったらしく、一緒に説明を聞くとか、手続きを手伝うとかしてあげなかったみたい。まぁ、父も高齢で、母と似たり寄ったりなのでふたりで聞いてもちゃんとできたかどうか怪しいですが。

 

手続き関係で、できなそうなら一緒に行くから、と言っても、本人はまだまだ大丈夫だと思っている(基本的には大丈夫なんだけど)ので、拒否されます。そのうち、強制的に一緒に行った方がよくなるのだろうけど、今はまだ、本人の意思を尊重してます。私も、一緒に行くの、(体力的にも)大変だし面倒なので、ひとりで行ってくれればそれに越したことはないです。

 

そうそう、病院も同じ。そろそろ、医師の説明をちゃんと理解しているのか、自分の症状をちゃんと説明できているのか、怪しいことも多くなってきました。なので、本当は、毎回一緒に受診してあげるのがいいのだろうけど、まだまだ大丈夫! ってふたりとも言うので、それぞれひとりで受診してます。

 

父も母も3つ以上の病院掛け持ちしていて、眼科や歯科、内科など、同じ科でも違う病院に通っているから、私自身の病院と併せると10以上の病院に通わないといけなくなります。無理無理。同じ病院に通えば同じ日に受診することもできるけど、今のところ、病院を替える気はないみたいです。

 

閑話休題。親のお金の管理で心配なのが、認知症になったとき。亡くなってしまったときに預金が下ろせなくなるっていうのはよく聞きますが、相続の手続きが済めば下ろせます。認知症になって口座が凍結されてしまうと、場合によっては、その先ずっと凍結されたままということもあり得ます。

 

なので、その前に何ができるか、ちょこちょこと調べているんですが、お金をかけずにできる対策ってあまりなくて、どうしたもんかと、考えているところ。

 

↓ちょっと宣伝も入ってますが、この記事がわかりやすかったです。

 

 

一番確実なのは「家族信託」のようです。親(委託者)の口座のお金を子(受託者・受益者)の信託口座に移して使えるようにできる制度。ただ、手続きが面倒で、多少お金もかかるみたい。信託監督人を置く場合には月額の報酬の支払も発生するようです。

 

↓参考

 

認知症になったとしても、すぐに口座が凍結されるわけではなく、『すでに認知症が進み、判断能力がかなり低下している場合、銀行がその事実を知れば「口座取引を大幅に制限」』するらしいです。なので、病院で認知症の診断をされたとしても、本人にある程度の判断力があれば口座の凍結はされないみたいです。

 

家族信託は、軽い認知症になった時点で考えればいいのかなと思います。ただ、その時点で、本人が拒否する可能性もあるから、難しいところではあります。認知機能の衰えで、頑固になっちゃう高齢者もいそう。うちの父もその傾向あり。

 

税理士さんや弁護士さんを通さなくても自分でできる対策としては、銀行の「代理人カード(家族カード)」を作ったり、「代理人登録」をしておく、というのが現実的かも。

 

↓参考

 

 

認知機能が衰えて口座凍結となったら家族カードも使えなくなるようなので、根本的な認知症対策にはなりませんが、認知症ではない高齢者ご本人が、ATMなどを操作したり、手続きをしたりする煩わしさを軽減したり、お金を下ろすためにわざわざ外出したりしなくてもよくなるメリットは大きいです。

 

お金の管理を、家族カードを持つ親族が任されるようになれば、いざ認知症疑いになったときに、家族信託などに移行するのもスムーズになるかもしれません。

 

で、我が家で利用している金融機関をネットで調べてみたら、家族カードや代理人登録については書いてないところもありました。制度がないとも書いてないので、直接問い合わせないとわかりません。

 

逆に、そういうものがある金融機関も調べられるので、いっそのこと、代理人登録などの対策が充実している金融機関に資産を移してしまうというのもいいかもしれません。…親の賛同が得られなそうだけども。やっぱり、長年使っている金融機関がいいんでしょうね。

 

ネットバンキングに登録しておけば、オンラインである程度の手続きはできるので、家族カードと同じような効果は期待できます。パスワードの管理などの問題もあるので、何がいいかはケースバイケースかな。

 

生前贈与もメリット、デメリットがあり、読んだだけでこんがらがってわけわかめ。

 

たいした資産がないのにこれだけ悩ましいのだから、資産家は大変ですな。いや、資産がないからこそ、悩ましいのか。少ないものを、できるだけ減らさないように、って考えちゃうから。

 

 

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date:2023/8/12

※写真は縮小しています。

 

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