和歌山電鐵貴志駅のたま駅長亡くなる | 編集会議 乗り物チャンネル!

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 廃線の危機に瀕していた和歌山電鐵の救世主といっても過言ではない同社の社長代理でもある貴志駅の「たま駅長」が22日、この世を去りました。
 和歌山電鐵によると、「たま」は鼻炎のため、先月から療養中だったが、22日夜急性心不全のため、死んだという。
 2007年、猫として日本で初めて駅長に就任。2009年には「たま電車」も登場。国内外で人気者になり、和歌山県に11億円の経済効果をもたらせたと査定されたこともあり、地方で増える動物駅長の元祖となった。和歌山県からは「ナイト」の称号も与えられた。14年にはウルトラ駅長に任命されました。
 私も昨年たま駅長に会いに行きましたが、その愛くるしい表情に、癒されました。
 和歌山電鐵では、功績をたたえ、たまを「名誉永久駅長」とし、28日午後に、社葬を執り行なうということです。
(レポート/新川栄一)


これまで毎週火・水・木・金曜日に貴志駅に出勤していた
(写真/中嶋茂夫)



2009年に登場した「たま電車」。「101匹たまちゃん」と銘打ち、車内を101匹の「たま駅長」が走りまわっている。
(写真/中嶋茂夫)