1970年代後半、洗練されたスケルトンボディが登場します。とはいえ、80年代に入ってもバスボディの主流はモノコックバスで、ボンネットバスも最後の活躍をしていました。バスライフ1号では、東急バス(当時は東京急行電鉄)で82年末まで見ることができた三菱ふそうMR470の2つのボディを紹介しています。
2つのボディとは、三菱ボディとと呉羽ボディです。
東急バスに在籍したMR470の67年式は、前頭部(おでこ部)が丸型の最終年式です。翌年から方向幕を組み込んだひさし付きのスタイになりました。
呉羽ボディは大きな曲線を描いていた独特な後部が67年式で終わり、角型に進化しました。
67年式三菱ボディのMR470。社番1615、品川2う905。最後部の開口部が大きいのも特徴。
こちらは呉羽ボディの67年式MR470。社番A1578、品川2う1071。呉羽ボディはこの後も前頭部の丸型にこだわったと思われ、ひさし付きとなるのは73年です。
ブルーのビニールレザー張りシートがまさに昭和のバス車内の光景。社番A1612、品川2う697。
このほか、MR470のプロフィールや東急バスの社番の付け方も解説。リアスタイルの写真も掲載しています!