「ノアの呪い」は終わった?・・・創世記9:25-27 | 聖書と私とコーヒーと+ワン

聖書と私とコーヒーと+ワン

~「わたしは道であり、真理であり、命である。」(ヨハネ14:6)~

この書物は、キリスト・イエスへの信仰を通して救いに導く知恵を
あなたがたに与えることができます。(Ⅱテモテ3:15)

創世記9章25-27 (新共同訳)

こう言った。

カナンは呪われよ

 奴隷の奴隷となり、兄たちに仕えよ。」

また言った。

「セムの神、主をたたえよ。

 カナンはセムの奴隷となれ

 神がヤフェトの土地を広げ(ヤフェト)

 セムの天幕に住まわせ カナンはその奴隷となれ。」

 

.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+

 

BibleNavi:p23

この箇所は人種差別を支持するものとして誤って用いら

れてきた。ノアの のろい は、現存する特定の人種にで

はなく、カナン人に向けられたものだった

この のろい は、イスラエル人が約束の地でカナン人を

追い出したときに 成就した (ヨシュア記参照)。

 

☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+

 

勘違いしていた。

「ノアの呪い」は、”カナン人に向けられたもの”であり、

その呪いはすでに終わっているということ。

 

カナンはハムの子孫。

そもそも、ノアに呪われるような行いをしたのは、ハムである。

だから、安易に「ハム族」が のろわれてしまったと、そう思っていた。

しかし、そうなのだ・・、よく見ると、「カナン」のみ、なのだ・・・。

 

「セムの神、主をたたえよ。」

「神がヤフェトの土地を広げ、セムの天幕に住まわせ」

一族への祝福を受けた、セム族とヤフェト族。幸いなるかな。

 

では、ハム族は?

 

ノアののろい は、「カナン」を名指しした・・。

 

新聖書辞典p1051より

”酔いからさめて事の次第を知った時、

ノアは、このハムの行為との関連で彼の子孫カナンの

堕落を霊的に洞察し、カナンをのろった。

 

ノアのこの「のろい」は、預言的なものであった?

当時、カナンはすでに産まれていたのだろうか?

ノアは 950歳 まで生きた。

ノアが601歳の時、洪水後の地上に初めて降り立った。

”ノアは、洪水の後 350年生きた”(創10:28)。

やはり、350年の間には、カナンの堕落を目にしたのだろう・・。

 

ハムの子孫は

クシュ、エジプト(ミツライム)、プト、カナン であった”(創10:6)。

現在の呼称では、

クシュ=(アラビア、エチオピ)、

エジプト(ミツライム)=(古代エジプト)、

プト=(リビア)、

カナン=(カナン人)、

 

さらにカナンの子孫は次の通り。

・シドン(長男)人=フェニキア

・ヘト人=ヒッタイト、モンゴル、小アジア、中国、米インディアン?

・エブス人=カナン、エルサレムの先住民

       ※(エブス人=フルリ人説あり)

・エモリ(アモリ)人=カナン東部

・ギルガシ人=カナン、ガリラヤ湖東部

・ヒビ人=カナン中部から北部、ホリ人?

・アルキ人=シリア、北アメリカインディアン

・シニ人=中国、カナン、シンの荒野、シナイ山語源・・

・アルワド人=カナン、アルワド島、アヴァ王国

・ツェマリ人=アルワドの南10Kmの都市、スムラ語源

・ハマト(テ)人=シリアの都市、ハマテ語源

 

「カナンはセムの奴隷となれ」

「カナンはその(ヤファト)の奴隷となれ」

 

ヨシュア時代、セム系イスラエル部族は、”乳と蜜の流れる地”

”カナン”を 攻め取った。その中には 未征服の土地もあった。

 

カナンとは

主としてフェニキヤにおけるセム系言語を話す人々と

彼らの領土を指す名称。創10:15-19

 

聖書でも他の資料でも、「カナン」は次の3つとの関連で

使用されている。

(1)基本的には、シリヤ・パレスチナの地中海沿岸地

帯、特にフェニキヤ地方の土地と住民を指す

このことは、創10:15-19に、カナンの「長子」シドン、アルキ

人、シニ人、ツェマリ人、ハマテ人等が列挙されていることによって知られる。 さらに、民13:29、ヨシ5:1、士1:27以下によると、カナン人は海岸地帯、川沿い、平地、ヨルダン川岸に住み、山地にはエモリ人等が住んでいた。

 

(2)「カナン」あるいは「カナン人」は、シリヤ・パレスチナ全域を指すことがある。それで創10:15-19には、ヘテ人、エブス人、エモリ人、ギルガシ人も列挙され、「その後、カナン人の諸氏族が分かれ出た」と解説されている(創10:18)。

この広い地域は、海岸地帯ではシドンからガザまで、

内陸部では死海の町々ソドムとゴモラから北へ向かって

レシャまでとされている (参照創12:5、13:12)。

この広い地域を「カナン」とする呼び方は他の文献にも見られる。テル・エル・アマルナ文書(前14世紀)では、

バビロンの諸王が、エジプト領のシリヤ・パレスチナを

「カナン」と呼んでいた

.

カナンの宗教は、

典型的な多神教で、その神々(女神を含む)は自然の諸力を人格化したものであった。主神はエルであるが、

ウガリット神話の主人公はバアル(「主」という意味)である。

カナン人の礼拝の対象、

バアル=エルの子=雨や嵐を支配する神=豊穣の神

アシュタロテ=バアルの妹で妻=愛と戦争の神アテナ

アシェラ=エルの妻=母なる女神、海の女神

ダゴン=穀物の神

 

”その他多くの下級の神々があって、上級の神の家族の一員であったり、家臣であったりする。”

”パレスチナにおけるバアル礼拝の聖所の遺跡が

ベテ・シャン、メギド、ラキシュ、シェケムにあり、特に

ハツォルには3個所もある。”(略)

 

”神々へのいけにえは、

牛、羊、鳩等の動物や鳥がささげられた。

その礼拝が最高潮に達すると、宗教的売春が行われたことで知られている。そのための神殿娼婦、神殿男娼がいたと思われ、イスラエルの民にはそれがきびしく禁止されている(申23:17-18/23:18-19)。また、人間をいけにえにささげる風習もあったことが知られている。

(新聖書辞典p347より)

 

.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+

 

 

結局、わかったことは、

「ノアののろい」は、ハム族一般をさすのではなく、「カナン」への

特定の”のろい”で、しかもそれは、ヨシュア時代にすでに成就した

という見解、です・・。

 

ヨシュア記9:23

お前たちは今、呪われて、奴隷となり、お前たちの間から

わが神の宮の柴刈り、水くみが断えることはないだろう。」

これは、ギブオンの人々へヨシュアが言った言葉。

※ギブオン人とはエモリ(アモリ)人の生き残り。

ベニヤ民族の所領となった地。エルサレムの北西9.6K地点。

 

ヨシュア記24:11

あなたたちがヨルダン川を渡り、エリコに達したとき、

エリコの人々をはじめ、アモリ人、ペリジ人、カナン人、ヘト人、

ギルガシ人、ヒビ人、エブス人が あなたたちに戦いを挑んだが、

わたしは彼らをあなたたちの手に渡した。

 

申命記20:16-18

あなたの神、主が嗣業として与えられる諸国の民に属する町々で

息のある者は、一人も生かしておいてはならない。

へト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人 は、

あなたの神、主が命じられたように必ず滅ぼし尽くさねばならない

それは、彼らがその神々に行ってきた、あらゆるいとうべき行為を

あなたたちに教えてそれを行わせ、あなたたちがあなたたちの神、

主に罪を犯すことのないためである。

 

(※ペリジ人=ペリジ人という名称の由来は不明。

        聖書ではカナン人の範疇に入らない民族の総称)

 

.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+

 

 

しかしながら、この警告が実現してしまう。

 

ヨシュア記23:11-13

だから、

あなたたちも心を込めて、あなたたちの神、主を愛しなさい。

しかし、

もしあなたたちが背いては離れ去り、

あなたたちのうちに残っているこれらの国民となれ親しんで、

婚姻関係を結び、向こうに行ったり、こちらに迎えたりするなら、

あなたたちの神、主がもはや、これらの国民を追い払われないことを覚悟しなさい。

 

彼らはあなたたちの罠となり、落とし穴となり、

脇腹を討つ鞭、に突き刺さるとげとなり

あなたたちは、あなたたちの神、

主が与えられたこの良い土地から滅びうせる。

 

.+.。.:*・゚+.。.:*・゚+☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜

 

本来なら、祝福されるべき セム系部族イスラエル。

なぜ、こんなにも 試練続きなのだ。

 

「セムの神、主をたたえよ。」

しかし、セムの天幕に住まうのは「ヤフェト」?

「ヤフェト」部族が良いようにも思えてきたりして。

 

さて、思うに。

「日本人」は、ハム系かな?

シニ人かヘテ人あたりがルーツのような気もします・・。

おそらく、語源をたどればわかるのでしょうか。

 

ハレルヤ