2年ぶりのブログ更新。ご無沙汰しております。
このブログのメインであった上の子は現在大学3年生。つい最近の代替わりまでサークルの代表を務めるなど充実した学生生活を送っていて、現在は就職活動に入っている。単位もほぼ取り終わっているので、卒論を提出できなかったなんてことがない限りは来年度卒業できるであろう。
我が家には3学年下にもう1人子供がいて、地元の公立中学から高校受験して公立高校へ、そして今年大学受験の年だった。
ひと区切りついた今、下の子の受験についても記録に残しておきたいと思うので、中高一貫生ではないが、このブログの番外編として書いてみる。
まずはスペック(?)的なものから。
下の子の通っている高校は、いわゆるこの地域で「公立3番手校」と呼ばれる中の1つで、グループ作成問題ではなく共通問題で受験した。
比較的真面目にコツコツやるタイプではあるので、学校の定期テストではそれなりの順位になるけど、模試になるとだめというタイプである。高校生全体で見れば、中の上ぐらいには何とか入れているかなぁというぐらいの位置にいて、華々しい成績を引っ提げて超難関大学を目指すという記事にはならないのだけど、きっと世の中に大勢いるであろう中間層ぐらいの子の受験がどういう風になるのかという参考にはなるかな、ということで、地味目の展開になるかもしれないけれど読んでいただけると幸いである。
もう1つ、下の子の受験だけでなく普段の生活にも大いに影響のある事項についても触れておこうと思う。
下の子はいわゆる発達障害などではなく個性の範疇ではあるが、やや厄介だよね、という状況にある。しいて名前をつけるならHSPに近いのかな、と。
小さい頃から初めての場所や慣れない状況にものすごい拒否反応を示す。乗り物酔いがひどく、嗅覚が鋭い。体力がなく、睡眠時間が多く必要で、ちょっとしたことでも不調になりやすい。嫌なことがあると、かなり執念深く何年も覚えていて、それが原因で何かができないとかどこかへ行けないということも発生する。
私も過敏性腸症候群の気があるが、下の子も一緒で、乗り物に乗らないといけない予定ができるとお腹を壊したり吐き気がしたりする。
下の子は小学校時代、まだ学校にエアコンがついていなかったときに熱中症のような感じで気分が悪くなってしまったことがあり、それをきっかけに教室に入れなくなった。また気持ち悪くなったらどうしよう、と思うと教室に入れないのだ。
少しの間保健室登校をしていたのだけど、どうも様子を見ていると、「気分が悪くなったら保健室に行けばいいよ」と家から送り出すときに言うと、かえって「自分は保健室に行かないといけないほど重症なんだ」と余計に気分が悪くなっているようだったので、一か八かではあったが、あまり暑くなかった日に「いつまでも甘えて保健室に行くな。もう涼しいのだから気分は悪くならない。保健室からお迎えに来てくださいと電話が来ても、ママはもう迎えに行かない」と宣告してみた。
そうしたら、その日を境にパタッと子供は保健室通いをやめて、教室に行って普通に授業を受けられるようになった。
たまたまうちの場合はそれでうまくいったけど、今でもその荒療治がいいことだったのかやらない方がいいことなのかは私にはわからない。
中学時代は大きな問題なく3年間過ごせた。ただ、修学旅行のときは枕が変わるのでほとんど一睡もできない状態で、宿の食事も食べられなくてヘロヘロで戻ってきた。
高校は自転車通学だったので、乗り物嫌いの子供にとってはラッキーであった。
が、高1の冬のある日、友達たちと一緒に遊びに行ってバスに乗ることになった。運の悪いことに、冬で窓を閉め切っているバスに、乗客の誰かの柔軟剤なんだか香水なんだかわからないけれど、バニラのにおいが充満していたそうなのだ。
嗅覚の鋭い子供にとってはきつい状態だった。ちなみにどのぐらい嗅覚が鋭いかというと、子供、教室で机に突っ伏して目をつぶっているときに横を誰かが通ると、体臭でそれが誰だか当てられるそうだ。また、お風呂上りなど私が1階でボディクリームのふたを開けると、2階(我が家は吹き抜けではない)にいる子供が「今ボディクリーム使ってるでしょ」と言う。
話を元に戻すと、子供はそのバニラ臭で気分が悪くなり、道が渋滞して進まなくなっていたので、停留所じゃないところで運転手さんに言って止めてもらって、友達と一緒にバスを降りてしまった。
で、うちに連絡が来て車で迎えに行ったのだけど、その翌日から朝食が食べられなくなり、さらに学校へ行けなくなってしまったのだ。子供が言うには、喉の奥の方にバニラのにおいがこびりついたようになってしまっていて、朝起きたときに食欲がなく吐き気がする、と。(昼食や夕食は普通に食べる。朝だけがだめ。)
冬だったので胃腸炎の可能性もあり、念のため病院にも行ったのだけど、どこも悪くないと言われる。
そこからしばらく吐き気がする(実際に吐くわけではなく、子供がそう感じるだけ)という状態が続き、学校は休んだり遅れて行ったり、行っても教室と保健室を行き来したりで、その頃から、もともと模試はできなかったけれど、よかったはずの学校の成績も下がり始めた。
それ以来、休日の空いている時間帯にほんの数駅だけ電車に乗ってみたりして、大丈夫なことを確認しながら少しずつ乗り物に対する拒否反応を和らげる練習をして、なんとか今は電車やバスにまた乗れるようになっているが、いまだに気分が悪いのを我慢しつつである。
長くなったが、そういう子なので、我が家の受験計画は、普通に大学の偏差値がどうこうとか校風がどうこうとかいうこと以外に、「神経過敏な子がなるべく心穏やかに受験するには」「通学が負担にならない大学選びとは」なども考えながら進めていくこととなった。