G大学の翌日は連戦で日東駒専の中の1校、F大学を受けた。下の子のスケジュールで連戦になった日程はここだけで、後は最低でも中1日空けている。乗り物に乗って出歩くだけでくたくたになる子だから、2連戦が限界だった。

 

このF大学は、日東駒専の中でも子供がやりたい学部があるのはもちろん、高校時代に子供が部活でやっていたことをそのまま続けるとしたらわりと強豪校なので、きっと楽しいだろうと思って選択した大学だ。

過去問との相性も、すごくいいわけではないけれどまあまあなんとかなるかな、という状態。

でも子供、帰宅して「難しかった」と。もー、またかよ。

 

ここまでで、できれば押さえ校にしたいという大学の受験がひと段落した。

 

翌日、子供は朝から学校の自習室へ。

私は、脈がないとわかっているC大学とE大学のセンター利用の合否をネットで見る。

センターリサーチを見るときに、判定だけでなく、受験者の中で子供が何位にいるかのグラフをチェックすると、より予想が立てやすくなるのだけど、子供の場合、合格人数に何十人も足した順位なので、絶対に無理という状態だった。

合否ページを開いて、秒ではいはい、不合格、了解です、という感じ。

以前に子供と取り決めていた通り、私立入試が終わるまで合否については伝えないことになっていたので、私は平常通りの過ごし方をし、子供も「どうだった?」とは聞いてこなかった。

 

そして受験は私立後半戦へ入る。いよいよGMARCH以上の大学に挑戦だ。

まずC大学。子供はここの過去問は少し解きにくくて好きではないと言っていたけど、3教科とも全部できないということはなくて、どの年度も何かしらは比較的点が取れるので、相性のいい問題だといいなぁと思いながら送り出した。

 

私は家で昼ご飯を食べながら、そういえば受験掲示板はどうなっているかな?と見てみたら、子供が受けているC大学の学部で投稿数がものすごく増えていて、中身を見る前に「あ、これはヤバイ、何かあったな」と思う。

スレッドを開いて読んでみると、午前中にあった英語の試験で、いつもは評論などわりとまっとうな長文が出るのに、今年は何の話なんだかわからない、謎の小説が出たらしいのだ。「何あれ?」と受験生たちが大騒ぎしていて、すごい数の投稿数になっていたのだ。

 

帰宅した子供、いつもは不安なのをごまかすように、感情を表に出さないように淡々と「難しかった」と言うのだけど、今回は「あんなの無理だよ、今までの過去問と全然違うよ」と涙目で言った。「今年は倍率が低くて、GMARCH以上の中では一番合格のチャンスがあった大学なのに、もうだめだ」と。

後で受験掲示板をもう一度覗いてみたら、長文の出所を突き止めた受験生がいて、怪奇小説であった。作者の名前を検索して調べてみたけど日本語には翻訳されてないようで、タイトルを英語のまま検索してもヒット数が少ない、ちょっとマイナーな作品らしかった。

 

C大学受験の翌日、G大学のセンター利用の合格発表があった。

ここはセンターリサーチでE判定、データネットでC判定。でも順位を見ると、もしかしてぎりぎりで引っかかるのでは?という状態だった。

このG大学、去年はセンター利用や前期の合格者を絞って、後期にたくさん合格を出したのだけど、3月後半になってあわてて繰り上げ合格の連絡をした印象があった。その反省を踏まえて、今年少しセンター利用でも多めに取ってくれないかなぁという期待があった。

 

ネットで合否ページを開くと、「補欠(1位)」とある。

1位なら繰り上がるでしょ、と安心するところなのかもしれないが、このG大学、過去3年間、なぜか子供の志望学部だけ繰り上げが0なのだ。

うわぁ、これは嫌だなぁ、と思う。1位だったら、どうしたって子供は期待するよね。でも、「それ、例年通りだと繰り上がらないから」と教えるべきなのか、それとも余計なこと言わずに「繰り上がるといいね」と言うのか。

他のところから合格がもらえず、この補欠の繰り上げを待つしかない展開になったら、かなり精神的にきつそうである。

 

 

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下の子の私立初戦は、大学群で言うと成成獨國武の中の1校であるE大学。

実は最初、この大学群からは別の大学を候補に挙げていた。が、個別試験は他の大学と被って日程調整が難しく、日程的に大丈夫なセンター5教科+その大学独自の2教科で受けられる併用方式は、子供のセンター5教科の点数に期待が持てないので、あまりいい選択だとは思えなかった。

また、受験掲示板やSNSなどで情報収集してみたら、その方式の問題はそこそこ難易度が高めでさらに問題数が多いらしい。サクサク解いていかないと終わらないんだそうだ。

下の子みたいに、ただでさえ慣れない状況で緊張して舞い上がるタイプにタイムアタック的な要素が加わったら、もうパニックになって頭真っ白になるのはわかり切っている。

それに、いやなことを引きずりやすい性格だから、初戦でビビって受験に対して悪いイメージを持ってしまったら、その後ずっとそのメンタルで受験することになる。

というわけで、最初に候補に挙げていたその大学は初戦としてはふさわしくないということで却下し、ごく一般的(?)なE大学の個別に変更したのだ。

 

E大学は、過去問を解いた感じではまあまあできるときと少し難しいときとがあってムラがある感じだったけど、全く歯が立たなくて自信喪失するようなことはないかな、と思っていたのだけど、子供は帰宅して「難しかった」と。まあね、緊張もしただろうしね。

 

E大学の受験日から次のG大学までは中2日の休みがあったので、子供は学校の自習室に出かけた。

子供は塾に行っていないので、学校の自習室を使い倒していた。朝は授業があるときと同じぐらいの時間に出かけ、最終下校時刻の夜7時、あるいは8時まで居残る。

 

子供が受ける中では絶対押さえたいG大学の受験日の前日、下の子はいつも通り学校の自習室に行った。

その日は1日中強風が吹いていた。

夜7時頃、子供からメールが来たので読むと、「帰ろうと思って自転車置き場に行ったら自転車が倒れていて、チェーンが外れていて乗れない」と。

普通なら自転車を学校に置いてバスと電車で帰ってくればいいのだけど、乗り物酔いのひどい子供は嫌だという。さらに、その連絡を校門の外でしているうちに最終下校時刻が過ぎ、門の鍵をかけられてしまったので、自転車を校内に戻すことができなくなってしまった。

 

仕方ないので、車で迎えに行くことにする。が、我が家の車、自転車が積めるサイズではない。とりあえず後部座席をフラットにして、なるべく助手席を前に出し、家を出発した。

屋外の強風の中で待っていた子供は、「寒い、寒い」と歯をガチガチさせている。なんとか車の中に自転車を押し込んで、ようやく帰途につけたときには、子供は吹きっさらしの中に40分以上いたことになる。風邪引いて押さえ校を受けに行けなくなりませんように、と祈るしかなかった。

 

翌日、幸いなことに発熱などはせず、下の子は上の子の自転車を借りてG大学に向かった。ここはうちから自転車で通えるのだ。

私は自転車屋さんが開く時間まで待って、チェーンの外れた自転車を持ち込む。

自転車を直してもらっている間、店のおじさんと雑談していて、「今日、下の子受験なんです。壊れなかったら、この自転車に乗っていくはずだったのに」と愚痴ったら、おじさん、「自転車が悪いものを引き受けてくれて厄落としになっていたらいいですね」と。

なんで大事な受験日の前にこんなことになるの、とネガティブだった気持ちが、そうか、そう考えればいいのか、と明るくなる。自転車屋のおじさん、ありがとう。

 

G大学は、過去問で9割ぐらい取れることが多かったので(でも問題が易しくて周りもできるので、8割以上ないと合格は厳しい)、少し落ち着いて受験できたかなと思っていたら、帰宅した子供、「難化した気がする、自信がない」って。

キミ、「難しかった」しか言わないなぁ(泣)。

 

 

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センターの日は、もしかしたら雪かもという天気予報だった。びくびくしながら朝カーテンを開けたら、降ってない。よかった。

 

子供はバニラ臭のするバス事件以来、朝ご飯が食べられなくなっていたが、頭に糖分を回すため、無理矢理ぶどう糖の飴と一口サイズのビスケットを食べた。

メンタル弱めなので、毎回模試を受けに行くときは朝からため息をついて頭痛いとか吐き気がするとか言っていたけど、センターの朝も同じように頭を痛がり、我慢できなくなったら飲むと言ってお弁当袋の中に頭痛薬を入れていった。

 

今年のセンター試験は、来年からの共通テストを意識したのか、少し傾向や問題へのアプローチが変わったらしかった。

でも、しっかり学力がある上位層の受験生は、多少傾向が変わろうとも問題なく解けるんだと思う。うちの子も含めて中間層以下の受験生は、傾向の変化にびっくりして「難化だ!」とうろたえることになる。

案の定、「難しくなってた」としょぼんとした顔で帰ってきた。

2日目、苦手な理数科目はさらに手ごたえがない状態だったようだ。

 

自己採点した結果、6科目で68.8%、3科目でリスニングを含めないと77.6%、含めると75.7%。いつもの模試とほぼ同じである。現役生は試験当日まで伸びるとよく言われるけど、下の子の場合は当日まで現状維持だった。

 

大学によっては、センター利用のときに国語は現代文のみ、あるいは現古漢全部で点数の高い方を自動的に選んでくれる。

子供はたまに現代文だけなら9割ぐらい取れることがあったので、そういう点の取り方ならセンター利用もチャンスがあると思っての出願だったが、実際には子供は現代文8割、古文漢文も8割で、現代文単独だろうが現古漢だろうが同じ点数ということになってしまった。

押さえ校のつもりで出願している大学でも、去年ボーダーがすごく上がって、センター利用なら最低でも8割ないと厳しいので、子供のセンター利用はほぼ脈なしの状態となった。

 

センターリサーチ(河合塾)ではすべてE判定、データネット(駿台ベネッセ)ではE大学とF大学がD判定、G大学がC判定で、それ以外はすべてE判定となった。

国公立のD大学に関しては、安全志向でランクを下げた受験生が多かったのか、倍率が例年になく高く、下手したら足切りにあうのでは?という状態だった。

 

2月上旬から始まる下の子の私立受験は、試験日の間に合格発表がところどころ挟まっているようなスケジュールだった。

子供は、センター利用は全滅だろうし、個別試験も受かっても落ちても動揺するだろうから、私立の最終受験日であるB大学の2月14日が終わるまで合否は一切見ないと言う。

可能性は限りなく小さいが、万が一センター利用が取れていたときに早めに手続きをする必要があるので、私は見なければならないが、私立受験が終了するまで結果は子供に一切教えないという約束になった。

 

ちなみに、私立大受験の流れはこんな感じ。

E大学受験→G大学受験→F大学受験→同日にC大学・E大学のセン利発表→C大学受験→G大学のセン利発表→A大学受験→E大学の個別発表→B大学受験→F大学の個別発表→同日にA大学・C大学・G大学の個別発表→B大学の個別発表

 

 

 

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下の子の受験校だが、国公立と私立両方受けるつもりで候補に挙げていた。ただ、子供は理数系が壊滅的に苦手で、めいっぱい5教科7科目をやると手が回らなくなってしまうということで、国公立に関しては、数ⅡBをやらなくて済む大学を探すことにした。

 

高2で進路選択をするときに、私立文系にして3教科に絞ろうかという話もしたのだけど、子供の場合、国立2次に多い記述式の問題が苦手、また私立にありがちな細かいことを聞かれる問題が苦手ということで、標準レベルで済むセンター対策をしっかりやって、それを活かせる受験をするという結論になった。

国公立は2次試験重視ではなくセンターの比重と半々ぐらいのところを探して、センターでなるべく稼いで逃げ切り型にしたいということになった。

また、私立に関しては、3教科でのセンター利用よりも4教科、5教科の方が倍率低めで、得点率も低くていいケースが結構あったため、多教科のセンター利用方式を取っている大学を候補に含めよういう話になった。

 

が、実際に9月に受験モードに入ってから、この作戦が誤算だったのではないかと感じるようになる。というのは、子供、予想していたより全然伸びなかったのだ。しかも、高校受験のときもそうだったのだけど、冬になり本番が近づくにつれてズルズルと後退していく始末。

数字を出した方が参考になるだろうからマーク模試の結果を載せてみると、以下のようになる。

 

高2 1月センター同日   6科目 59.0%  3科目 68.6%

高3  6月進研模試    6科目 65.5%  3科目 77.0%

     7月全統模試    6科目 67.6%  3科目 78.2%

    9月駿ベネ模試   6科目 68.3%  3科目 75.2%

    11月駿ベネ模試   6科目 68.6%  3科目 76.8%

    11月全統センタープレ 6科目 66.9%  3科目 72.8%

 

ざっくりだけど、ベネッセ偏差値なら6科目で60前後、3科目で61~66ぐらい。河合偏差値だとそれよりそれぞれ2~4ぐらい低くなる。

 

上の子が受験勉強していたとき、理科の先生に「センターでしか使わないなら、理科基礎は12月からみっちり1ヶ月だけやるのでいいよ。それよりも日本史などに力を入れなさい」と言われ、その通りにして、実際本番で日本史満点、模試で6割取れるかどうかだった理科基礎も95点と、効率よく両教科点数が取れたという経験があったので、下の子も理科は後回しにして日本史に力を入れていた。ただ、もともと上の子と能力的に差があるので、理科を1ヶ月だけというのは間に合わなくなるリスクがあり、もう少し早めに11月初め頃から着手した。

が、これが全然伸びないのである。4教科や5教科で私立のセンター利用しようと考えていたのに、教科数を増やしたらかえって足を引っ張るのでは?という心配の方が大きくなってきた。

 

では、3教科にしようかと思うと、これまた不安材料が出てきた。

子供は比較的国語が得意なのだけど、現代文など感覚で解いていることが多く、もうひと伸ばしするにはきちんと根拠のある解き方をしようと思い立ったそうで、11月に今までと問題の解き方を変えてしまったのだ。その結果、いつもは160~170点ぐらいは取れていたのに、センタープレで本人史上最悪の120点という点数を叩き出してしまった。

そこから、授業中にやる演習でも点が取れなくなり、もう模試もない時期だったので改善できているか試す機会もなく本番に突入することになってしまったのだ。

 

私立のセンター利用を出願するとき、「何教科にする?」とパソコンの前で親子してしばし固まってしまった。

で、出願したのは以下の通り。

 

第一志望 早慶上レベル A大学(個別)

第二志望 GMARCHレベル B大学(個別)

第三志望 GMARCHレベル C大学(個別・セン利3教科/4教科)

第四志望 国公立 D大学

第五志望 成成独國武レベル E大学(個別・セン利3教科)

第六志望 日東駒専レベル F大学(個別・セン利3教科/4教科)

第七志望 日東駒専と大東亜帝国の間(?) G大学(個別・セン利2教科/3教科)

 

今年は特に安全志向で動向が読みにくく、必ずしも偏差値通りの結果にならないとさんざん言われているので、上から下までかなり幅を持たせての出願となった。数も上の子のときよりだいぶ多い。

一般的には国公立大学を第一志望にする受験生が多いのかもしれないが、うちの子の場合はオープンキャンパスなどに行った印象から国公立より私立が好きだということで、第四志望になっている。

予備校の調査によると、このD大学とGMARCHレベルの私立とダブル合格した場合は、結構な人数がD大学の方を選ぶらしい。でも下の子は、「GMARCH以上の大学に受かったら国公立は受けない」と言っていた。

 

 

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下の子の大学受験は、指定校推薦を狙うことから始まった。

高1の夏に進路指導室に張り出された指定校推薦一覧のプリントを見る機会があり、その中に私たち親の母校であり、上の子も合格をもらった某大学があった。

下の子は勉強自体があまり好きではないので、自分の興味のある学部でなかったら、大学名になじみがあっても選ばなかったと思うのだけど、たまたまその指定校推薦の大学は学部も下の子が興味を持っている学部だった。

「自分が3年になってもこの大学・学部の推薦が来てたら狙う」と子供は言った。

その当時はまだ前回のブログ記事で触れたバニラ臭のするバス事件が起きる前だったので、子供は順調に学校に通っていたし、定期テストの順位はベスト5に入る位置にいた。高い評定平均をキープすることを念頭に置きながら高校生活を送っていた。

 

が、そこでバニラ臭のするバス事件が起きた。

子供は欠席したり遅刻、早退したりする日が増え、成績以前の問題として、推薦の条件にある出席日数を満たせるかどうかという状況になった。

また、評定平均もずるずると下がり始めた。定期テストでの校内順位も、高3の一番悪かったときは、あとちょっとで3桁順位というところまで落ちた。

結局、出席日数に関しては何とかぎりぎりクリアできて校内選考に応募したが、子供より高い評定平均の子がいたということで、指定校推薦は取れなかった。

 

子供は部活の引退が高3の6月で、その後文化祭の劇で役をやることになったので夏休みもその練習で結構つぶれ、さらに心の中で「指定校推薦が取れれば」なんて思っていたため、本気の受験モードに入ったのは実質9月からと言っていいと思う。

 

下の子はプライドが高くてビビリである。自分ができていないということを認識するのを嫌がる傾向があるので、最初の頃、模試の見直しや自己採点をしなかった(高校受験のときも、自己採点したいから答えを書き取ってくるように言ったのにスルーした前科がある)。

自己採点すると、これもできてない、あれも間違っちゃったというのをいちいち直視しないといけなくなるからしたくないと言われ、私がキレた。ちなみに私、口が悪い。

「あんたのプライドなんて、道っ端に落ちている犬の糞(クソ)ほどの価値しかないんだよ。自己採点しないで目を背けても成績が悪い事実は変えられないのに、そんなちっぽけなものを守ることに汲々としてると、もっと大事な大きなものを失うことになるよ」と言ったら、子供はドカドカと音を立てて階段を上がっていき、部屋の扉をバターンと閉めた。

犬の糞呼ばわりに機嫌を損ねたようだが、それ以降、学校でも自己採点カードを提出しないといけなくなったということもあり、自己採点するようになった。やれやれである。

 

 

 

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