メイプルソープとコレクター
ロバート・メイプルソープの写真は展覧会で見てきたが、サム・ワグスタッフのことを知る世代ではないので、映画「メイプルソープとコレクター」でロバート・メイプルソープとサム・ワグスタッフの関係をパティ・スミスなどの生証人の視点を借りて、少しだけ垣間見ることができた。人と人の関係、特に恋人同士の関係はあるパワーバランスで成り立っている。誰かと何かを交換しながらバランスをとって、より自分らしいことへと戻って行く。他人の人生を切り取ってもらい、自分の何かを与える行為は、どこか写真を集める行為と似ていると思った。
メタボな家
家に帰って見渡してみると、あまりにちらかっていて、たまったモノたちが余分についた脂肪のようにも思える。十和田市現代美術館の拡張工事の現場で見たErwin Wurm (アーウィン・ワーム)のFat Houseを思い出す。ある意味、新陳代謝しない方のメタボリズム建築です。
六兵衛
「六兵衛」で貝焼味噌、ゲソ揚げ浸し、地の刺身、はたはたの唐揚げ、こまいの生干、筋子入の味噌焼おにぎり、青森の酒「田酒」とともにいただきました。東京ではほとんど飲まない日本酒が、青森に来たら飲みたくなるんだよなぁ。タクシーの中の演歌も受け付けるようになるのも不思議だよなぁ。
十和田市現代美術館
やみくもに北を目指したのではありません。こんな時しか行けなそうにない美術館があるからです。一つは「十和田市現代美術館」です。美術館といえば企画展で人をひっぱるのが常でしたが、この美術館ではほとんどの作品は常設で、アートと美術館というスペースが一体化しないと生まれない空気を体験する場所でした。そこは広場のようであり、生活の中に欲しい場所でした。アートというものがすごく偉そうでなく、身の丈に見えるやさしさがありました。しかも作品自体に家があるというのも建築がアートに対しての敬意を感じます。そして市のことを考えてか、コスト意識も高いように見えました。来年にはより広場を感じるような拡張工事があるようで、とても楽しみです。
みろく横町
この週末、東京マラソンを走るわけもなく、あまりの退屈に耐えかねて電車に乗って北を目指してみた。八戸に着いたのは、23時。ひっそりと静まり返った駅前をとぼとぼと15分ほど歩くと、あたたかいムード溢れる屋台が並ぶ「みろく横町」に。生ほたるいかやまぐろの塩焼きと陸奥男山をのみながら地元の人たちと盛り上がる。たまたま入ったこの屋台は「ホヤフライ」など珍しいメニューもあって当りの屋台でした。シメに隣の人が食べている海藻全部入の塩らーめんをマネしてみたら、知らない海藻のうまいこと。楽しい夜でした。

















