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本・漫画・映画のレビューブログ。
本は月に10冊ほど、漫画は随時、
映画はWOWOWとTSUTAYAのお気持ち次第(笑)

荒川アンダーザブリッジ (3) (ヤングガンガンコミックス)/中村 光
¥540
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ぎゃああ。
シスターがカッコよすぎる!
冷静に考えると変だが、なんかカッコいいので一見ギャグ漫画に見えない表紙。
カラーバランスも素敵!

段々中村光は天才じゃないかと思ってきました。
短いページ数のギャグだけど、質が全く落ちない。
常に同じテンション。
キャラ多いのにごちゃごちゃしない。

昔読んだ時はキャラ多すぎと思ったけど、
それぞれの個性がつかめれば全然平気。

でも際立って、村長と星とシスターの存在感は以上です(笑)

星なんか2巻の表紙だもんなぁ。
実はいつもオシャレだけど、
人間服じゃない。

かぶりものだ。

と思います。

そんな星が絶望して、ひとでになるところは大変うけましたw
どーなってるんだよ、あのマスクw

新キャラ秘書も大変気持ち悪くていいです。
リクのこと好きすぎてめっちゃ気持ち悪い。
パプワくん(懐かしい!)の総帥と似たようなキャラなんだけど、
こっちのが可愛いのは絵柄か?
鼻血出さないからか?

虫歯チェックは気持ち悪い通り越して真剣すぎて受けました。
そりゃ星も引くさ。

鉄人兄弟も普段は背景なのに、
表に出すとまた電波。
素直なのが余計に悪いというか…
仮面をとらずに泳ぎたいとはなんて贅沢な…

また、リクの授業に慄き、仮面をプレゼントしてあげる優しさに吹きました。

リクと星の音楽バトルも良かったな。
リク、なんか千秋さま(のだめ)みたいだ。

星の唄が馬鹿すぎて良かった。
彼は本当にカリスマロッカーなのか?

なんか段々星の良さが分かってきた…

って、あれ。
表紙シスターなのに。
さらい屋五葉 1 (IKKI COMICS)/オノ ナツメ
¥630
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まずオノナツメって食わず嫌いでした。
なんか、雰囲気漫画で話はエンターティメントしてないんじゃないかって。
「のぼうの城」のイラストは激しく好きだったけど。


でも読んでみると意外、話もしっかりしてて、読みやすい。
絵が個性的すぎて人を選ぶのかな、と。

キャラクターの放つ色気が強烈です。
イチさん格好良すぎ。
けだるげで、でも頭は切れて、影と言うか、何か深みを持ってる男。
政之助はいつもおどおど自信なさげなのに、剣の腕は一流ってのがいい。

でも、この強烈なギャップ、作者はBL好きなのでは…?
と思ってしまうのはサリオの邪推ですか?
別にそんなんじゃさっぱりないんだけど、そう見えてしまって仕方ない。

政之助は可愛い方だけど、
おたけさんといい、梅といい、松といい(どれだけ松竹梅だ)、
カッコいい系キャラ多いですよね。
そういうの好きなんだろうし、見ていてカッコいいからいいんですけど。

だからこそ政之助が引き立つのかな?

義賊じゃないけど、結果義賊的な誘拐屋ってのも面白い。
それぞれ、何で参加してるのか、おいおいわかると思うんだけど、
別々の個性が集まって一つの秘密の仕事をする。
ルパンとか、そういった類のわくわく感がある。

常にダメな政之助がどう活躍するのか、
イチさんの隠してるもの、過去、本性はなんなのか。
激しく気になります。

主人公は政之助だけど、
主役はイチさんだね。

ご指名です! (ジャンプコミックス)/新條 まゆ
¥460
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まず注目していただきたいのは、これがジャンプコミックスということです。
これでジャンプですよ!?
SQとはいえ、新條まゆがジャンプ!
こないだの罪花罰といい、SQはチャレンジ精神が旺盛すぎますw
俄然興味が出てきたじゃないか。

新條まゆといえば「快感フレーズ」が有名ですね。
読んだことないけど、ちょっと過激な(性的な意味で)少女漫画だったっけか。
すげー有名だったような気がします。

んで、これが初・新條まゆ体験だったんですけど。

おもしろい。

あれ。おもしろいじゃないか。
テンポのいいコメディなんですよね。
激しく少女漫画な絵だけど、丁寧に描かれてるから好感が持てるし。
キャラクターがいい。
№1ホストで、甘い言葉をいくらでも吐けるのに、
大事な彼女の前だと頑なな九州男児で、お堅い男とか。
彼女のことが好きすぎて動揺するとか。
彼女のもまた、方言女子っぷりが相当可愛い。

3話だけだけどよくまとまっていて、相当力量のある人だなと思いました。

けして少年漫画ではありませんが。

おまけの読み切りもかなり面白かった。
極道で、知らず知らずのうち卑怯な真似をしてしまうヒロインとか、
フランス人形みたいな変装をして
「フランソワ・オブ・ジョイトイです」
とか言い放ったりとか。
このセリフは本当にウケた。
吹き出した。
さよなら絶望先生(20) (講談社コミックス)/久米田 康治
¥440
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でへへ、今度の表紙はあびるちゃんだよっ。
可愛いっ。

後ろは絶景先生。
あの謎の黒い物体は板についてるのね…
久米田先生は一度出したコネタ、引っ込めないよねえ。

正直限定版と超迷った!
アニメ版も面白いんだもん。
オープニングもいいし、俗あたりのエンディングも好きだった。
耽美なやつ。

でも単行本だけにしちゃった。
DVD,買ってもあんま見ないもん…

今回も面白かったですー
どーして?ってくらい、勢い衰えないのー
政治ネタとかちょっとドキドキしちゃうし、
この人何お勉強してるの?ってくらい、
聞いたこともない言葉出来てるし。
きっと、すっごく頭いいんだろうなあ。

全エピソード面白かったんだけど、
先生観察日記が一番ウケたかな。
先生の一人の時の行動はわかるわ、女生徒たちの性格が丸見えだわ。

なぜか、ラジオ体操に全力を燃やす先生。
いい大人なのに、他にすることはないのか…?
海に行ったかと思えば、一休さんと一緒だし。
女っ気が有り余ってるけど、ある意味ないみたいな。
絶命先生とテニスしたりとか、なんかもう、他にともだちいないの?的な。

しっぽが生えるのをひたすら待ち続けるあびるちゃんとか、
全てBL目線な晴美ちゃんとか。
ある意味メルちゃんのも見たかったな。

そして、観察している人を逆に観察する先生。
ある意味有意義な夏休みですね(笑)

レガシーコストとかびっくりした!
聞いたこともないもん、そんな言葉。
車のレガシーとなんか関係あんの?くらい。
でもこれも面白かったなあ。

流されるものの話も良かった。
先生が、ムードに流されやすいことが分かって(笑)
木津姉、その路線でいけば先生落とせるかもw

流されるだけかと思ったら、終わらせられないものの島だからね。
なぜか旧日本兵だからね。

アラフォーとか、バブルの名残なのかな?
よくわかんないけど。

奈美ちゃんが、とうとうラーメンの才能を発揮させてしまったり、
加賀ちゃんが意外に存在感を発揮して、
先生と美味しいことになっていたり、
キャラがますます面白かった!
バガボンド(12)(モーニングKC)/井上 雄彦
¥550
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石舟斎さまとの邂逅により、
武蔵の迷いは深まっていく。
行く先々で合う武芸者たちはニセモノばかりだし、
武蔵の目指す「天下無双」は「言葉」だといわれてしまう始末。

それでも、己を信じて、強者を探し、梅軒のうわさを聞く。

ときに又八は”佐々木小次郎”を名乗っていたがために、
他の武芸者と退治する羽目に。
権伯父が駆けつけてくれるも、ニセモノなのはばればれで。

どうしようもない時に、鎖鎌を持つ娘と出会う。
武芸者は(腕は知らないけど)気持ちは本物らしく、
娘の方を追っていく。

この娘可愛いね!
好き!

あー、いろいろな展開が同時進行してるから悩むけど、
好きなのはこの娘周辺のエピソードだ。

武芸者に、「おまえが梅軒だったとはな」と絡まれ、
やられそうになる娘。
それを一撃したのが本物の梅軒。

かかかかかかっこいいいい!!!!
ジョニーデップみたい!
超好み!

そして鎖鎌最強!
鎖鎌こんな最強な漫画初めて見た!
むげにんのメガネのおじさんのとちょと似てるけど、
あれ全然違うしな。
梅軒強すぎ!!!

権伯父は切なかった。
こんないいひとがいるのに、こんないい人が周りにいるのに
又は何故。
むしろ、温室すぎていけなかったのか?
又はどうしてああなの?
権伯父可哀想。

まーそんなこんなで梅軒と娘のやり取りが描かれるわけですが、
レオンみたくて可愛すぎて死にそうになった!
可愛い~~~~~~~~~~!!!!!

特に、ふたりでもさもさごはん食べてるとこ。
さっきまで喧嘩(というか技の掛け合い)してたのに、
そっぽ向いて食べてるのに、
梅軒がご飯粒取ってあげて、それ食べるんだよ!
可愛すぎる。

寝てる時は見ててあげるし、
梅軒が寝れば、娘が見てるし。

このふたりどういう関係?
親子にしちゃ近すぎる気もするし。
兄妹かな??
バガボンド(11)(モーニングKC)/井上 雄彦
¥550
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いよいよ、石舟斎と対面する武蔵。
病床で寝入る老人に、ただただ萎縮する。

何もしないのに、襲われるように、
斬りかかられるように感じてしまう。
たぶん、胤栄さまがおっしゃっていた、自分の荒々しさを相手に観てしまうこと、
また、相手がそれだけの闘気みたいなもんを持ってるんじゃあるまいか。

戦わずして、相手の大きさに気付いてしまい、膝を折る武蔵。
でもそれに気づけるのは武蔵だからこそだよね。
膝を折り、問いを放つ。

「天下無双とはなんですか」

「ただの言葉じゃ」

最早禅問答。
そういえば、石舟斎さまのお師さまも、
剣を究めれば天地これすなわち全てわが剣、剣はいらぬ
的なことおっしゃっていたような。
究めるとそこに何があるのか。
武蔵は、本当にその境地に行きたいのか。
それが武蔵の求めるものなのか。

武蔵は結局、出奔してしまう。
おつうをおいて。

せっかくおつうが待っていたのに。
今度こそ連れて行こうと、抱きしめようとしていたのに。
城太郎め…
城太郎さえいなければ、武蔵はおつうを連れて行ったのに!!!
女はいらないかもしれないけど、
女が、大事な女がいることで見えてくることもあるかもしれないのに!

すれ違いにはなったものの、結局おつうは城太郎と共に武蔵を追いかける。

その先には、梅軒と呼ばれる腕の立つものがいるらしいのだけど。


あ、又八には触れない方向で。

うーん…又八よ…
又がいるから武蔵が映えるんだけど、
どっちかというと、サリオも又側だとは思うけど、ここまでは酷くないぞ…?
バガボンド(10)(モーニングKC)/井上 雄彦
¥550
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うひょひょひょ。
この時を待っておりましたー!!
おつうとの再会!
おつうとの再会!
やったぁー!

”一人対一城”の戦いを心に決めた武蔵。
なんとなく、その気持ちを察しながらも、
諌めるために、酒を酌み交わしてごまかそうとする
高弟4名。
普通の剣豪ならそれも良いでしょう。
また、それが出来れば、楽しんでいられるままでいられたなら、
武蔵は柳生の里に居場所を見つけられたかもしれない。

でも彼の渇望は、それを許さない。
喧嘩を吹っ掛け、4高弟と戦うことに。

石舟斎を目指すという武蔵を、4人は放っておけない。
強いからこそ、武蔵の強さも感じる。
結果、必ず打ち取る覚悟で4人全員で挑む。

それでも、手負いになるのは高弟の方だから、
武蔵の強さは相当のモノ。
とはいえ、かなりしんどいので、うまくいなして逃げます。

そして、いよいよ石舟斎の庵へ。


…。



そしておつうとの再会!!!!!

こんな再開の仕方をするなんて!
さすが井上先生さまです。
スラムダンク読んでなかったサリオですが、今や神扱いです。
弐瓶先生と沙村さんと富沢さんと萩尾さま、
そして尾田てんてーと井上先生さまは神です。
神がいっぱいいる。
あ、ヨクサルは魂のお友達。

おつう、美しいだけじゃない、
いざとい時はふるえながらも飛び出していける、
この芯の強さとフランクさが、剣豪の魂を慰めるのでしょうなあ。
石舟斎さまももっと50年くらい若かったら、妻に娶ってたでしょうに。

石舟斎さまが、おつうを抱きしめるシーン好きだ。
おつうはあんなに気丈なのに、常に埋められないさみしさと所在なさを持ってるんだね。
兵庫は惚れちゃだめw

話は戻って、お互いだと気付いた二人。
おつうを目にした途端、武蔵の決意が嫉妬に変わる。
そこまで求めていても、表面は変わらない武蔵。
体が固まっちゃったおつうをおんぶしてあげるのが可愛すぎる!
照れちゃってー。

でも、嫉妬に変わっても、石舟斎を目指す武蔵。

武蔵には、安寧とした生活を送れるチャンスが何度も示されるのに、
彼は必ず捨ててしまう。

おつうですらも、武蔵を引きとめるのは難しいのかなあ。
シドニアの騎士 2 (アフタヌーンKC)/弐瓶 勉
¥580
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あー待った待った。
えらい待った。
弐瓶先生がいないとサリオは生きていけないよ。
人生で一番読み返した漫画がBLAME!だからだ。

バイオメガが面白くなってきたところで終わってしまったので
悲しんでいたら、今度は古巣に帰って連載だって!
でも、表紙のセンスは集英社の方が良かったような…

ロボットもの、学園物、キャラクター多い、恋愛要素あり、萌えあり、
を提示した1巻でしたが、
2巻はバトルと恋愛がクローズアップされます。

まさか弐瓶先生が恋愛描くなんて…!!!
ブラム学園もお茶ふいたけど、これもお茶ふきそうだったよ。
しかも星白ちゃんなんだもん!
いざなじゃないの??

前回いい感じで出てきた4人はあっさり死に(さすが弐瓶ワールド)、
代わりに、新たに長道、海苔夫、仄焔、星白がチームを組む。
海苔夫がなんかいいやつになってた。

そして乗り出すも、がうなの予想外の行動に、一同壊滅状態。

でも長道はヒーローなので、
弐瓶さんの主人公は常にヒーローなので、
大活躍でがうなを倒し、星白ちゃんを救いに行く。

そこに恋愛感情があったわけじゃないけど、
極限状態で二人で過ごせば恋にも落ちるよね。
星白ちゃんにとっては、命を懸けて助けに来てくれた人だし。
ただのたらしの海苔夫は違うし。

緑川妹がメイド姿で現れたり、相変わらずいざなが世話焼いてたりで、
ハーレム状態に突入か!?
と思われた。
弐瓶漫画でそんな面白い展開に!?
と思った。

星白ちゃんとのデートで長道も結構積極的で、
ふたりいい感じでほんわかしたのもつかの間。
ここは戦場。
彼らは戦士。

え”え”え”え”え”え”え”!!!!!


まままままさか、
ここまでやっといて、星白ちゃんあっさり退場とは…
海苔夫め…!!!!
なんてやつだ!
自分のプライドの為なら、仲間もシドニアもどうでもいいのか!

陥れられ、ガールフレンドも信用も失った長道は再び避けられるように。

ああ、せっかく消臭剤爆弾が米の贈り物と言う、
日本昔話的崇められ方をしていたというのに。

海苔夫め・・・・

しかし、のり夫というと、「なるたる」ののり夫を思い出してしまうので
複雑な気持ち。
あの死に方はないよな…
バガボンド(9)(モーニングKC)/井上 雄彦
¥550
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ああ、美しい表紙!
耽美だけれども、これには深い意味があって、
その意味と相まってとても好きな表紙。

武蔵の無謀さはなんか嫌いになれない。
京の吉岡道場に(というか清十郎に)負けたばかりだというのに、
今度は柳生へ喧嘩を売りに。

冒頭カラーページの城太郎との会話が可笑しい。

「人は笑っても天は笑うまい」

とかなんとか、なんか悟ったふうなのに、
ページ切り替わりの小ネタで天に笑われているという(笑)
武蔵は怖いけど、ストイックで、求道者で、純粋過ぎるから
何か嫌いなれないなあ。
要は人を殺してるだけなんだけど、
それは結果であって、そこに至る過程に、
会話よりも深いやり取りがあるんだよね。

たとえば、達磨大師が壁面との瞑想の末両手足を失ったように、
道を突き詰めるため、答えを得るための犠牲のような。

だからこそ、無謀とも思える柳生入り。

そして、とうとうおつうが出てきた♪

相変わらず可愛い~~
石舟斎さまも可愛いー。
負けず嫌いで、ちょっと武蔵と似てる。
おつうのキャラクターと言うか、人と接するスタンス好きだな。
近いけど礼儀も持ってるというか。
剣豪にことごとく好かれる彼女だけど、
なんか、彼らを癒すものを持ってるんだろうねえ。

しかし、柳生と言えば、山田風太郎なサリオにとって、
この柳生の面々は新鮮w
無駄に「石舟斎さまぁ!?お若いw」とか思ってしまうw
柳生忍法帳を愛読していただけに。
いつ十兵衛出てくるかわふわふしていたが、時代が違うことに気づく。

んで、吉岡の伝七郎も柳生に来ていたという。
四角四面、融通の効かない伝七郎は、
石舟斎さまが芍薬の花に託したメッセージに気付かない。

たまたまそれを貰った武蔵は、そこから剣豪の業を見出してしまう。
このあたりが、この二人の剣士としての才能の違いを表わしていて面白い。
たったひとつの切り口から、石舟斎さまの凄さを見いだせる武蔵が凄い。
柳生の子弟ですら、意味がよくわからなかったのに。
この時点で、石舟斎さまの高みに近いのは武蔵だよね。
兵庫さんはこのエピソードに関わってないのでわかりませんが。

伝七郎はお行儀がいいのであっさりあきらめ、
武蔵のメッセージにも気付かず帰ってしまう。

武蔵は真の求道者なので、ゆるゆると、しかし固い決意を持って柳生の城へ向かう。
一体どうなることやら。

一体、いつおつうと出会うの!
もはや、武蔵の中でおつうは女神化してるじゃん!
花の慶二のおまつどのみたいなもんか。

今回一番好きなシーンは、
孫自慢したい石舟斎さまに、

「聞かせて」

とポーズをとるおつう。
激しく可愛くてどうしようかと思った。

聖☆おにいさん 4 (モーニングKC)/中村 光
¥580
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このゆるさをここまで続けられる中村光は天才だと思います。
なんかもう、コボちゃんなみの長期連載も可能じゃないかと思えてきた。

要はシチュエーションコメディで、
仏陀とイエスがだらり下町生活ってだけで可笑しいのに、
宗教をネタにしたギャグをこれでもかとちりばめてきます。
馬鹿にもしてないし、布教もしてない絶妙なスタンス。

やっぱり、仏陀のまじめな性格と、イエスのミーハーでお気楽な性格の
ギャップが面白いですよね。
肩の力が抜けまくったイエスが好きなんですが、
仏陀の動物ネタも好きです。
ゲームですら好かれるから、野犬と一緒(だったけ?)のゲームを出してもらうという。。。
新手のMでしょうか
(笑)

でも一番おかしかったエピソードは、二人でネットゲームするところですね!
ネトゲ好き好きすぎるイエスも可笑しいんだけど、
弟子二人の軽さがおかしすぎる!

弟子も聖人のはずなのに、「パネェーっ!」てどういうことだw
昼間からゲームしてるのはどっちなんだw

ゲーム世界でも半端ないお布施を頂くブッダも面白すぎです。

映画のエピソードや、漫画のお焚きあげ、盆踊りも良かったな。
てか、前巻より今巻のが面白かったかも!!!

すんごいコネタだけど、
スターウォーズのファンファーレで、最後の審判と勘違いしてしまう天使たちとか、
仏陀より偉いっていうか、導き役のはず(?)の梵天さまのスーツっぷり。
お焚きあげ入校とか!
あれだけ修羅場って描いておきながら焼く根性。
半端ないです。
あ、
「ぱねぇーーーっっ!」
っす。

アナンダさんが実は「パネェー」美形で、
でも仏陀につくし過ぎなエピソードも笑えました。
アナンダくんには詳しくないですが、どういう人なのか知ってみたいものだ。