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本・漫画・映画のレビューブログ。
本は月に10冊ほど、漫画は随時、
映画はWOWOWとTSUTAYAのお気持ち次第(笑)

バクマン。 (2) (ジャンプ・コミックス)/大場 つぐみ
¥420
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いえーい。
2巻だぜーい。

どーでもいい、気になったところを書きます。
この漫画、NARUTOとドラゴンボールやドラゴンクエストはやたら出てくるのに、
ワンピースがあまり出てこないのはなぜ??
特にNARUTOは本当えらい出てくるよね。

さてさて、ライバルの上京、恋の行方、サイコーとシュージンの漫画の行方。
連載に持ち込むにはどうしたらいいのか?
漫画家を(特にジャンプ)目指してる人にはすごーく参考になりそう。
サリオも、漫画出版界の実情みたいのが知れるとところが一番面白い。

主人公二人の恋模様も面白いw
シュージンモテすぎ!
中学生にしてあんな修羅場いやだー。
でも、あるひとはあるんだよね。(身近でそういう話を聞いたので…)
サイコーは…サイコーは頑張ったなあ。
どれだけ純なんだ。
大正時代か、おまえは。

編集部の面々は、本当にいるんじゃないか?位の血肉を持っていていいです。
それと、川口たろうという伯父さんの存在が、サイコーっていうキャラの非常にいい肉付けになってる。
サイコーが熱いのも、
それから漫画に詳しくて、シュージンよりクールなのも、伯父さんの影響だから。

。。。でも、川口たろうって、要は蒲生ひろしですよね?
死んじゃいないが、絵は下手で、でも、一発アニメ化で飛ばしたとこも…

文字が多くて読みにくいけど、
読むのに時間がかかる程度のことだから、これからも追っていきます!

…んが、「この漫画がすごい!」でワンピースを抜いたのは解せんw
50巻越えで未だランキング上位のワンピースのが凄いけどさ。
プリンセス・トヨトミ/万城目 学
¥1,650
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ああ、昔は本レビュばっか書いてたのに、
何故、今、漫画ばかりなのか。
…漫画好きだからにきまってんじゃん。
漫画超おもしれー。

でも本も好き。
特に万城目学と森見登美彦と、町田康と村上春樹はいい。三崎亜記もいい。
他にもいっぱいいるけど、とりあえずパッと出たこのあたりは大体読んでる。

そんな万城目さんの小説最新作。
(といっても出てから結構経ってるけど。)

会計検査局の検査、というお堅いところから、
心は少女に生まれてしまった少年と、彼(彼女)を取り巻く環境、
この何の関係もないふたつが結びつき、奇想天外なラストへなだれ込む様は圧巻。

海外SFには”大ぼら吹き”というジャンルがあって、
奇想天外な大ぼらを連ねていく小説があるそうだけど、
万城目さんも、間違いなくその系譜。
あっけらかんとして、突拍子もなくて、それでいて抜群に面白い大ぼらを吹いてくれる。
そしてちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、本当にあるんじゃないかな?と思わせてくれる。
それは京都や大阪と言った地域性にあるのかもしれないけど。

巻を増すごとに、文章も上手くなり、テーマも少しずつ重厚感を増していく。

今回の目玉はどういっても、性同一性障害の大輔。
見た目はふつうのぽっちゃり男の子。
でも、心は女の子だから、強い意志を持ってセーラー服を着る。
その気持ちを応援してくれる茶子という幼馴染、
全力の悪意で向かってくる蜂須賀という先輩。
大輔がいじめられるシーンはあまりに酷くて胸が痛む。
神様のいたずらのせいで間違えられてしまったからだのために、
こんなにも覚悟を持って戦わなければならないなんて。

こんなに重いテーマ性も、ひらりと軽妙に抱え込みながら、
話は素っ頓狂な方向へ。
いわく、大阪国という独立国家があると。

このとんでもない国の成り立ちと、
会計局の松平さんの記憶と、絶妙に絡まり合い、
特にラストのなだれ込みは圧巻。

一見関係のない人々の一日の行動から、大阪国の規模が浮かび上がる。
こっそり、「鹿男」の脇役南場先生や女学院が出てくるのも嬉しいサービス。

そうして見えてきた大阪国の大きさ、力はめまいを覚えるようなもの。
それに立ち向かう松平さんは敵ながら天晴。

これを綺麗に終局させるとラストには驚きが二つ。


いやいや、またも楽しませてもらいました。
大輔の問題も上手く解決したし、スカッとした。
それに父と息子の話、熱かったです。
非常に良かった。
女も忘れずに良かった。
こういう、ぐっと来るのも書けるようになったんだね!まっきー!

万城目さんのこういう、あっけらかんと明るくて、性善説で、楽しいところが大好き。
次の話も楽しみにしてる♪
ONE PIECE 巻57 (ジャンプコミックス)/尾田 栄一郎
¥420
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ヲホホホホ。
売り切れると困るから、発売初日に買った!
だって、56巻の時は売り切れてたから…
200うん万部発行だったのに…

いよいよ、インぺルダウンを抜け出して、エース救出へ!
あり得ないメンツ、
あり得ない規模の紛争にどうなるのかわくわく!

…なんだけども。
戦闘規模が大きすぎてどうなってるのかわかりにくいのと、
キャラが多すぎてとっちらかった印象を受けるのと、
進行が遅いのがきになりますなぁ。

とはいえ、ルフィの兄を思う気持ちや、
みんなに思われることを受け入れるエースの気持ちなど、
アツいところは満点!

白ひげv.s.海軍の争いに、ルフィ達が乗りこんでくるところなんか、
待ってました!!!
だし。
にまー。

今までにない強敵揃いの中、
白ひげやジンベイを味方につけて乗り込んでいくルフィがカッコいい♪
ギアも惜しみなく使って、果たしてエースに届くのかどきどき。
やっぱり、大将クラスと、七武海がくせものだよね。

くまなんか、何人いんの!?って感じだし。
くま、実はいいひとっぽいのに…
何が起こったの?
最早巨神兵だよ、あれはΣ(・・
勝てる気がしない。

まだなんの力も見せてないドフラミンゴも気になるところ。
あいつも何考えてんだか、なんの能力持ってんだか気になりすぎ。

そして、ハンコックたん。
ルフィにむぎゅーされて、
「こ、これが結婚というもの…!?」


違 い ま す か ら - !??

爆笑。
ルフィも大概鈍いけど、ハンコックたんも世の中知らな過ぎて笑える。
それはハグであって結婚ではないよ!
このふたり、どうなるのか見ものである。

このごちゃまぜ乱闘、白ひげが盛り返していくかに思えたけど、
ラストのラストで裏切りが!!!
めっちゃびびった!!!!
え?!
なんでここで???
海軍と手でも結んだの??
白ひげ海賊団の裏切り者は黒ひげだけだと思ったのに…
58巻が気になりすぎる!!
本誌見ても、先の結果だけ分かってもつまらないしなー…

あああっ!??
白ひげは、ルフィたちはどうなるの!??


おまけ。
ウィンクだけで戦い抜くイワさまはやっぱり凄いと思いました。

おまけ。
一宿一パンツの恩を作曲でごまかすとはどういうことか。
ブルック。
…なんか眠り曲的な荒業を作ってるんだろな。
あと、男のパンツはいりません。笑
NARUTO 巻ノ49 (ジャンプコミックス)/岸本 斉史
¥420
Amazon.co.jp
ぶっ。
これもう49巻なの!???
借りといてびびったわ。
ワンピースと同じくらいじゃん。
始まった時はこんな長く続くと思わなかったなあ。

またまた新キャラ登場。
ほんとNARUTOはキャラ多すぎ。
でも水影さまは好き。
グラマー美女だから!
綱手さまがその位置独占してたけど、サムイ隊長といい、そのへん豊かになってきたね。
でも水影様いいねえ~~
考えすぎだけど、普段は穏やか美女だなんて!

五影とミフネさまも迫力あるわー
てか、侍今更出すとは思わなかった。
初期にいたギャングとかもうでてこないのかな(笑)
ミフネって名前も安直だなー
もっとおもろい名前にすると思った。
でも、オモイとかサムイとかよりはましか。

ダンゾウがあっさり火影になってしまったときはどうしたもんかと思ったが、
他の影たちが一筋縄でいかないから、ちょと安心。
でもどうしたもんかねえ。
状況が悪すぎて不安感しかないよ。

そんな中でもサイは好き。
初期の毒舌・下劣・爽やかキャラが一番好きだったけど。
今はナルト好きすぎだよねー
ヤマト隊長も相変わらず好きだ。
なんか、技的にはかなり最強なのに、今一歩キャラ薄いところが(笑)

カカシ先生はやっぱりかっこよいねえ。

しかし、ナルトとサクラの恋はいつまでひっぱるのか。
もっとヒナタが出てきていいと思う。

なんか、計算しすぎというか、閑静というか、乗り切れないところがあるんだよなあ。
面白くないわけじゃないんだけど、なんかなあ。
中忍試験あのあたりは相当好きなんだけど。

バガボンド(13)
¥550
楽天

※モバイル非対応


あああ。
12,3巻てとても好き。
梅軒とりんどうがものすごく好きだから。

てゆーか、梅軒、黄平って!!!!!!!!
びっくりしたわ!
また出るなんて!
別人じゃんか!!!!!
(作者もそう思ってるふうですが。(笑))
あーびくった。

梅軒と武蔵の闘い。

鎖鎌最強すぎて、行き詰まるつばぜり合い。
一撃必殺だもの。

でもそれだけじゃない、なんか精神的な戦いでもあって。
”殺し合いの螺旋”を抜け出れるかどうか。
一度、”天下無双”を目指したら、争いが争いを呼んで抜け出せなくなる。
殺すのが目的じゃない。
天下無双が目的なのに。

それもテーマで。

あとは黄平の生い立ちと、りんどうの生い立ちが絡まって。

りんどうの
「あの男にとられた」
って泣くシーン良かったな。
梅軒はりんどうだけのものだったのにね。
ライバルと言うだけで、その全てを奪っていってしまう。
気にしてもらうことも、命も全て。

だから、ラストは泣けたな~~~

「これでようやく螺旋から降りられる」

梅軒も強いがために、抜け出せなくて苦しんでいたんだな。
りんどうとの穏やかな生活を望んでいたのかも。

最後の最後で、りんどうと一緒に生きていくことを選んでくれたから。

幼すぎて、傷が深すぎて、抱き合うしか知らない二人に涙。
梅軒の土下座にも涙。

巻末の特別読み切りにも涙。
黄平、美形なためにそんな苦労を…
出てきたときはなんかいけすかないキャラだったのに。
(あと武蔵かっこよすぎて美形認定してませんでした(笑))

あ、又8はみなかったことに…
てゆーかまじどっかいってくれ。
バクマン。 1 (1) (ジャンプコミックス)/大場 つぐみ
¥420
Amazon.co.jp
昨年「この漫画が凄い!」でワンピースを抜いて1位を奪取した今作。
話題作ならとりあえず読んでみようということで、
あまり興味なかったけど読んでみる。

小畑健は相変わらず、神がかった絵のうまさ!
デスノートより若干ポップになってるけど、抜群のクオリティ。
この絵のうまさ、そしてコマワリなどの巧みさが、
魅力の大きな原因なのは間違いない。

ストーリーは、文字が多いね~(笑)
そして説明的!
でも気にならず読めてしまうのは、ジャンプシステムの謎が事細かく書いてあるから。
そういうことになってたなんて全く知りませんでした。
絵の天才サイコーと、物語の天才シュージンのコンビが出会うところだから、
まだまだ導入編な1巻。

漫画のはなしだけど、
恋愛もちょこちょこ盛り込まれたり。
モテモテのシュージンが、半ば結果的にカヤちゃんと付き合ったり、
サイコーが片思いの亜豆と結婚の約束したり。

普通の恋愛と、純粋過ぎる恋愛と、対照的でこっちも面白い。

ライバルとなるべき作家さんもかなり個性的!
青森のエイジは一筋縄でいかなそうで、性格もきつそうでいいなあ。
「僕が連載で1位を取ったら、嫌いな漫画を一つ終わらせる権利をください!」
いいセリフだ。

ところで原作と作画それぞれのネームが載っていたんですがね。
大場つぐみって、もしかして、
「とっても!ラッキーマン」のひと…??
明らかに絵がそうなんだけど…
そうだとしたら、この人ギャグ書きやがって、なんて才能秘めてるんだよ!
ポテンシャルの振り幅が銀魂の比じゃないよ!
惜しむらくは絵の才能がなかったことだな。

荒川アンダーザブリッジ (4) (ヤングガンガンコミックス)/中村 光
¥540
Amazon.co.jp

ちょ、父やんwww
ズボンズボン!!www

なんかこれ、相当面白い気がしてきました。
聖★おにいさんから入ったクチだけど、なんかこう、小ネタラッシュとキャラの濃さがたまらん。
表紙もいっつもおかしいからね!
こんな綺麗な絵とカラーリングなのに!
全力使って親父のおパンツ姿ってどういうことだw

欲を言えば3巻が今までで一番面白かったんだけど、
リクの父やんもおかしい!

借りは必ず返せ。

クールなモットーに思えるのに、
「さぁ!子供の頃の借りを返せ!」
と、赤ちゃんプレイwww
おやじぃーーーっっ!!
このおやじにして俺様なリクありなんだけど、
よくまぁ、間違わずに育ったと。
あれ、橋の下に住んでる時点で間違ってる?あれ?
まあいいや。
(読者の感覚も麻痺します)

ステラvsマリアもおそろしいね!
このふたりの好き度はそんなに高くないんだけど。
笑えるというより、怖い系だからか?
シスターと絡んでこそのふたりな気がする。
いつも無表情なシスターに表情出させられるのはこの二人だけだからね。
そう思うと貴重な存在だ。

しかし、リク、
橋の下に来る前から、妙な人間関係に囲まれていたんだねw



愛俺! ~男子校の姫と女子校の王子~ 第1巻 (あすかコミックスDX)/新條 まゆ
¥546
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うひゃあ、すごい表紙。
いつものサリオなら絶対手にとらないけど、
「ご指名です!」が面白かったので読んでみた。
結構面白かった。
頭の中すっからかんにして気楽に読み流せる感じ。

女の子にしか見えない超絶に可愛い男の子と、
男の子にしか見えない、超美形な女の子カップルの騒動を描いた物語で、
話も一応纏まってるので読みやすいです。
いや、突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めるけど…
作者の可愛い男の子が好き!
萌えが好き!
ってのが前面に出てて、それはサリオ的には別にどうでもいいし、
むしろ女の子より可愛い男の子なんて殺意を抱くほど苦手なキャラですが、
秋羅は男らしいところもあるので殺意を抱くまでには至りませんでした。
かといってジェンダーに踏みいるほど深い話ではない。

最大の問題はどう見てもBLにしか見えないことだ。
ヒロインの水樹がどう頑張っても男にしか見えない。
中身は結構女の子なのに…
その他、女子高で人気のメンバーがほんと男にしか見えない。
水樹と愛は女の子ってのに無理があるよ!
まぁ、ある意味それも斬新なのかも。
そういう層も狙ったのかも。

過剰に秋羅が男子校で可愛がられてるのも、
まあ少女漫画じゃよくある…
ことかどうかしらん。
少女漫画あんま読まないからな…

と、文句タラタラなのに面白く読めたのは、
やっぱり話のツボをついてるのと、丁寧な絵、丁寧な物語作りでしょうか。
なんのかんのいっても上手い人だな、と思います。
ANRI THE BLOOD 1 (ビッグ コミックス)/秋重 学
¥590
Amazon.co.jp

なんかTVでやってたBLOOD+とかなんとか
それとオーバーラップして借りてみた。
間違えてはないよ、絵違うし。

エログロナンセンスです。
一言で言って。
山口譲司みたいな、BIRTHみたいな感じで嫌いじゃない。
むしろ好き。
白黒コントラストの強い綺麗な絵も、
グロテスクなところも。
エロはなんかエロいけど頑張って描いてる感じで
「うわっ えろっ」
よりも、
「うわー… なんか… こえー」
です。
あとやたら裸や下着姿が出てくる。
そのへんが売りのようだ。

話はぶっ飛んでて、
吸血鬼になった双子の姉と、その食料の弟が、
バンパイアハンターと戦い、その組織やバンパイアの力作られるドラッグと対峙する話。

禁断の近親愛等織り交ぜつつ、
絵が端正すぎるせいか、引くほどのものではないような。
主人公可愛いし。

敵役のふざけっぷりが、絵が抜群にうまいだけに
気持ち悪く目立っていいです。
2番目のハンターは昔のヒーロー風で目がきらきらしてるけど頭可笑しいし、
3番目のハンターありすは萌え文化モロなんだけど、
更に頭可笑しくてグロくて怖かった。
こういうセンスは好きだ。
でもアリスが仲間になることはないと思う。
人気あったのか?

別にスタンダードな話でもすごく面白くもないんだけど嫌いじゃない。
エログロナンセンス、更に伝奇要素が加わった抜群に絵の綺麗な話が好きだから!
つまり山口譲司が好きなんだ!
でもBIRTHが売ってなくて3巻までしか読んでねえ!
あれを追い求めてしまうサリオの心の隙間にフィット。

ウィキペディアで調べると昔から活躍していた作家さんで、
山口譲司の影響を受けたわけではなさそうだけど、
絵とか話の雰囲気似てるんだよね。
さらい屋五葉 2 (IKKI COMICS)/オノ ナツメ
¥630
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アマゾンのレビュー見てたら、この人、リストランテうんたらという、
イタリアが舞台の漫画が出世作のよう。
これから入っちゃったけど、確かに和もの向きの絵ではない…
が、逆にそこがマッチしてる気がするんですがどうでしょう。


基本へたれの主人公は嫌いです。
エヴァンゲリヲンも、シンジが嫌いすぎてまともに見れなかった、
大きく振りかぶっては、もう、あらすじ読んだ時点で読む気がしない。
とにかくいらついて後ろから蹴り上げたくなるくらいなのですが、
政は平気。
なんでだ。
実は強いからか?
なんか可愛いからか?
おでこぶつけようがこけようが、1巻の最初以来まるで役に立ってなかろうが許せます。
政はそれでいい。

いたずらな遊女が、いつのまにやら布団にもぐりこんでた時の反応が可愛かった。
いつか政の恋愛が描かれる時が来るんだろうか?
…こなそうだ。

だって、さらい屋の仕事に関する漫画だと思ってたら、
どうも人物に焦点を当てた漫画のようで、
2巻は梅の過去や、さらい屋を始めるにいたった来歴が描かれてるし、
全体の骨は、イチがどういう人間なのか、ってとこらしい。
誘拐するのは、ストーリーの軸ではなさげ。

確かにイチはカッコいいし、過去とか気になる。
でも知らぬが仏じゃないけど、ミステリアスだからカッコいいこともあるんだよね。
とか言ってる時点でダメなんだけど。

宗司さんが非常にいい味を出していて良かった。
まさかそんな過去があるなんてねえ。

梅と、その兄貴分のやりとりも切なかったなあ。

だけど一番気になるのは、
扉絵のあのぶっとい線は何で描いてるかだ。
なんであんな線太いんだ。