ミドリムシというと、どうも「理科」のイメージが強く、自分にとって淡水に棲む単なる生物の一つでしかない。
しかし、最近はその栄養価が見直され健康食品となり、その他にも様々な場面で活躍している。
以前にも何かのテレビで食用として紹介されていた。
そもそもミドリムシってどんなものだったろうか。
理科の復習か(笑)!
0.1mm以下の単細胞生物で、紡錐形をしている。
二本の鞭毛を持っているが、一本は細胞前端の陥入部の中に収まっているため、しばしば単鞭毛と誤記述されるそうだ(へ~自分も単鞭毛だと思っていた)。
細胞内には葉緑体を持ち、光合成を行うため、鞭毛運動もするという動物的性質を持ちながら、植物的性質も持ち合わせ、「単細胞生物は動物/植物の区別が難しい」という話の好例として挙げられることが多いそうだ。
自分もそんなことを授業の中で聞いたのかもしれない。
が、なにせ遠い昔なもので覚えていない(笑)。
そんなミドリムシ。
ユーグレナとも呼ばれている。
栄養素としても植物性と動物性のもの両方(全部で59種類)を合わせ持っているのだそうだ。
ミドリムシを商品販売しているサイトの記述を見ると、体内に取り込みにくい植物性栄養素も動物性のものと一緒になることによって、より体内に取り込みやすくなっているのだとか。
「ミドリムシでなければならない」理由がそんなところにあるのだろう。
ちなみに、その栄養素とは・・・。
肉、卵に多く含まれるアミノ酸(18種類)
バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン、グリシン、セリン、シスチン
野菜に多く含まれるビタミン(13種類)
β-カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK1、葉酸、ナイシン、パントテン酸、ビオチン
青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸(13種類)
DHA、EPA、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、リノレン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキジン酸、エイコサジエン酸、ジモホ-y-リノレン酸、アラキドン酸、ドコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸
乳製品、海藻に多く含まれるミネラル(10種類)
亜鉛、リン、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、マンガン、クロム、銅
その他
クロロフィル、ルテイン、ゼアキサンチン、GABA、β-グルカン(パラミロン)
(http://midorimushi.fiftyone-jpn.com/blog/2547.html
より)
以上となる。
よく聞く栄養素も多く、なかなか魅力的な商品のように思える。
で、具体的に何に良いかというと、栄養素が豊富なので自分に何が足りないのかがわからない人にとって、総合的な栄養素補給にはいいそうだ。
また、利用者のコメントを見ると「疲れにくくなった」とか「花粉症が軽く済んでいる」「肌の調子が良い」「胃腸の調子が良い」「便秘が改善した」などの声が寄せられているとのこと。
売らんかなのサイトを見て、どこまで信用したらいいものかという点もあるが、結局は試してみなければわからないということも事実。
話が少々それてしまったが、その他に今後ミドリムシが果たすであろう役割としてジェット燃料とか、ミドリムシの培養に火力発電に伴って排出されるCO2を使うという環境への効果とか、水質改善などが挙げられている。
そして、昨年1月にはミドリムシを主原料としたプラスチックの製造にも成功したというニュースも流れた。
石油からプラスチックの作る工程と比べると、CO2の排出量が少なくなるらしい。
何れの技術も、ここ数年の内には実用化するようだ。
栄養、燃料、環境、日用品と、ミドリムシが活躍する場面を今後目にする機会が増えそうだ。
30数年の時を経て再会したミドリムシ。
アンタってスゴイやつだったのね~(笑)。
だから、このような食品も、まずはどんなものかなという軽い気持ちで試してみることが大切だと思う。
鍼治療でもそうだが、疑うと身体がブロックしてしまって、本来の効能を十分に発揮できないということがある。
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刺さない鍼で痛みなく、眠っちゃうほど気持ちイイ
盛岡・若園町の おのでら鍼灸経絡治療院
URL: http://www.onodera-shinkyu.com/
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