図書館のみならず、書店においても「アンネの日記」やホロコーストに関する書籍が相次いで破られたという事件が発覚してから半月ほどたった。
広範囲にわたるため、組織的な犯罪ではないかとも言われている。
現在の世相をいいことに、右翼的な思想を持った者たちが、その力をアピールしたつもりなのか。
あるいは、反戦の意思を持つ者たちを委縮させようとでもいうのだろうか。
もし、犯人たちにそのような思惑があったのだとしたら、自分たちが行ったことは逆効果だったことに気づくだろう。
確かに一部には「アンネの日記」を避難させたところはあったようだが、逆に図書館員に目の届くところに配置換えされたことで目立つようになり、貸出数が増えているらしい。
また、書店での売り上げも伸びているとか。
はたまた、広島県福山市にあるホロコースト館では、事件以来来場者数が伸びているとのこと。
事件によってかえって世間の耳目を集め、ホロコーストの歴史を再認識させる結果となったのだ。
犯行の動機は犯人に聞いてみなければわからないが、書籍を破るという行為そのものが幼稚であるだけでなく、自分の行為がどのような反響を招くかも思い至らないところも稚拙である。
実は恥ずかしながら、自分はまだ「アンネの日記」を読んだことがない。
もちろんナチスの目から逃れるために隠れ家に潜んでいた2年の間に綴られたものであるということは知っている。
しかし、自分も今回の事件で読んでみたいと思うようになった一人である。
犯人よありがとう!
君のおかげで反戦の根はまた強くなったよ。
平和であることこそが、健康で長生きできる基本条件なのだ!
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刺さない鍼で痛みなく、眠っちゃうほど気持ちイイ
盛岡・若園町の おのでら鍼灸経絡治療院
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