明日のエネルギーはどうする? | こけ玉のブログ

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不惑の年などもうとうに過ぎたのに、いまだに自分の道も確立できていない。
そんな男の独り言。

ここ数日、エネルギーにまつわる様々なニュースが出てきている。


安倍さんは「エネルギー基本計画」を今月中に閣議決定しようとしている。


そのベースを原発にしようとしているのだ。


その根拠は相も変わらず


「コストが安く、経済再生に欠かせない」


というもの。


いったん事故が起きてしまえば、これほどまでに高コストになるという現実をどう言い訳するのだろうか。


仮に今後、事故が起きないにしても、いずれ古くなった原発はいつかは廃炉にしなければならない。


その時のコストを発電コストに入れない計算で、いくら「安い、安い」などと言っても説得力がない。


全国各地の補修が必要なインフラには手を加えずに、あまり活用する機会の少ない道路や港湾、空港、箱物など大型公共事業にたっぷりとお金を使い続けてきた結果、自民党は現在、国の存続をも脅かしかねない超過債務の状況を作ってきた。


従来行ってきた政策のツケが今私たちを苦しめているのだ。


それと同じように、未来へ廃炉にまつわるツケを回そうというのである。


やっていることは自民党の従来型のやり方と何ら変わっていない。



政府は貿易収支が、原発停止に伴い火力発電を増やしたことで原油の輸入増加が響き、赤字になったという。


確かに原油の輸入金額は前年比16.3%増の14兆1413億円となった。


だから原発を再開しなければならないのだという。


しかし、これも数字のマジックのようだ。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38346?page=2


実は原油の輸入量そのものは前年よりも逆に0.6%下がっているとのこと。


金額が上がったのはアベノミクスによる急激な円安が招いたものなのだという。


なんとも姑息な言い回しだ。



太陽光の買い取り価格を引き下げることにしたという。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014030802000116.html


風力発電へ組み替えるという理由のようだが、せっかく普及し始めてきた太陽光普及に歯止めをかける政策であることは間違いない。


自らの政策で原油の輸入コストを上げながら、再生可能エネルギーの普及にはのらりくらり。


これまた姑息なやり方である。


すべては原発再開へ向けた布石なのだろう。



昨日、東京で原発ゼロをかかげ、大規模なデモ行進が行われたようだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00000034-mai-soci


「原発ゼロ 大統一行動」


坂本龍一さんも含め、32000人もの参加者もあった行動なのに、ネット上の大手新聞で見つけられたのは毎日新聞だけだった。


海外でさえ、反原発の動きが今も続いているのに、

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014031002000134.html



日本のマスコミはもう反原発の行動には見向きもしなくなってきたようだ。


やはり自民党や財界に取り込まれているらしい。



「経済再生」を錦の御旗にし、何が何でも原発再開へ向かおうとしている今、政府の情報だけをうのみにしてはいけない。


安全で、安心なエネルギーを次の世代に残していくことこそが私たちの役割ではないだろうか。








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盛岡・若園町の おのでら鍼灸経絡治療院


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