パーキンソン病の根本的治療につながるか | こけ玉のブログ

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不惑の年などもうとうに過ぎたのに、いまだに自分の道も確立できていない。
そんな男の独り言。

久々に明るい話題である。


京都大・大阪大の研究グループがパーキンソン病の治療に使う神経細胞をiPS細胞から大量に作り、細胞を選別して安全性を高める技術を確立したという。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11015679.html?_requesturl=articles/DA3S11015679.html&iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11015679


マウスの実験では人工的に作ったパーキンソンの症状が改善したという。


パーキンソン病は、ドーパミンという神経の伝達物質を作り出す脳内の神経が減ることで、運動障害を起こす病気。


手足の震えから始まり、全身が硬直し始める。


歩く時の最初の一歩がなかなかうまく出せない。


かと思うと、一旦歩き出すと今度は制動が効かなくなり、転倒してしまう。


進行すると、顔の表情筋すら硬くなり、徐々に無表情になっていってしまう。


等々の症状に悩まされるのである。


ドーパミンを投与することで一時的に改善するものの、やがては元の状態に戻ってしまう。


そんな進行性の難病なのである。


iPS細胞が出てきた段階で、パーキンソン治療にも応用ができるといわれていたが、それがいよいよ本格的になってきたようだ。


当院にも何人かのパーキンソン患者さんが来られているが、数年来にわたっての効果というのは、多少改善したか、ほぼ現状維持にとどめておくぐらいの感じである。


当然、進行性の病気であるだけに現状維持を10年以上続けているのは鍼の効果であると自負はしているけれども、できることならやはり元の健康的な、楽に動ける身体を取り戻させてあげたいものである。


そんな患者や家族の願いがもう少しで実現しそうなのである。


順調にいけば、今年度中に臨床試験を厚労省に申請したいという。


臨床試験自体は16年になる見通しだというから、一般に出回るまではあと数年はかかることだろう。


ただ、記事の中に気になる一文があった。


臨床試験には「遺伝性ではない患者6人」のiPS細胞を活用するという。


パーキンソン病の中には、5~10%の割合で血縁者に同病発症者が出る、いわゆる家族性パーキンソン病患者がいるといわれている。


その場合には有効性はないということなのだろうか。


本人のiPS細胞であれば、いくら作っても遺伝は変わらないからか。


そうなると、遺伝子治療の発展を待つしかないのか。


まあ、一歩一歩進むしかないのだね。


まずは一日でも早くiPS細胞による治療の有効性を示してほしいものである。









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  刺さない鍼で痛みなく、眠っちゃうほど気持ちイイ


盛岡・若園町の おのでら鍼灸経絡治療院


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