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さるうさぎのブログ

原発・放射能はもとより、環境に悪いものから子供たちを守るには・・・?!

http://foodwatch.de/foodwatch/content/e6380/e45020/e45042/foodwatch_IPPNW_Report_Sep2011_jp_final_ger.pdf

つづきです。

「日本国内外で日本食品を摂取する場合の実効線量

2001年のドイツ放射線防護令付属文書VII 表 1に基づく平均摂取率を使って、1キログラム当り100ベクレルのセシウム137(Cs-137)、100ベクレルのセシウム134(Cs-134)、50ベクレルのストロンチウム90(Sr-90)、0.5ベクレルのプロトニウム239(Pu-239)で汚染された食品を摂取した場合、実効線量は以下のようになる。

胎児(1歳以下)の場合          年間実効線量 6ミリシーベルト
幼児(1歳超から2歳以下)の場合    年間実効線量 2.8ミリシーベルト
こども(2歳超から7歳以下)の場合   年間実効線量 2.6ミリシーベルト
こども(7歳超から12歳以下)の場合  年間実効線量 3.6ミリシーベルト
青少年(12歳超から17歳以下)の場合 年間実効線量 5.3ミリシーベルト
大人(17歳超)の場合           年間実効線量 3.9ミリシーベルト」

100ベクレルのセシウムでもこんだけ被ばく。非常に大きな数字じゃないけど、気をつけるに越した事はないと思わせる数字です。

「現在有効なEUと日本の制限値は、健康障害に対して決してより安全な保護をもたらすものではない。その反対に、EUと日本の制限値は人間を政治的に計算されたリスクにさらし、放射線障害から発病したり、死亡するリスクをもたらす。消費者は安全性で揺れ動いている。政治が制限値のリスクに関する疑問をオープンに解明してくれないからだ。政治は、人間がどういう保護を期待しているのか、どういう保護が可能なのかに関して議論しようとしない。」
そのとおり。

「われわれは、セシウム137の制限値はこどもと青少年に対して食品1キログラム当り4ベクレルを、大人に対しては8ベクレルを超えるべきではないと勧告する。」

「日本とヨーロッパでは、ある特定の放射性核種の制限値を容認することによってどの程度まで死者と病人を黙認するのか、公衆において議論すべきだ。より安全な制限値というものはないので、どういう判断を下そうがそれは生か死かの判断となる。重要なのは、より安全な放射能制限値というものは存在せず、放射線はどのレベルであっても多すぎるということを公衆にはっきりさせることが重要だ。」
もうすでにある放射性物質は遺憾ながら仕方ないとして、死者と病人を築き上げてまでまだ原発やりますか?原子力ムラのみなさん?

「放射性ヨウ素汚染が非常に強い場合、牛乳、サラダ、葉菜類、食用野生ハーブの摂取を完全に止めるよう市民に勧告する。この勧告をできるだけ長期に渡って適用すべきだ。というのは、2011年4月17日とその後も再三に渡って、東京電力(Tepco)が福島第一原発から今年一年を通して放射性物質が放出され続けると説明してきたからだ。原子炉と燃料貯蔵プールで起こったいわゆるメルトダウンが「冷温停止」状態に達するまで、その間に予期しないことが起こらなければだが、約9ヶ月かかると見られる。日本の梅雨では、放射性微粒子がより多く地面に降下していく可能性があるが、特に風向きが太平洋から国土側に変わった場合、たいへん心配だ。」
そう、忘れちゃいけない。まだ放出されているんです。放射能。

「電離放射線による健康障害という複雑なテーマに関して市民に情報を提供して市民を助け、理性的な行動を取ることが科学者に求められている。チェルノブイリ後に科学界で高い地位を占める学者たちが市民に対して情報を隠蔽したようなことが(「放射線恐怖症」や「100ミリシーベルト以下の放射線量であれば危険がない」などの間違った決まり文句)日本でも繰り返されるとすれば、それは悲劇だ。」
悲劇が起こっているんです。博士。

「(リスボン条約より)「欧州連合の環境政策は、欧州連合のそれぞれの地域の条件を配慮して保護レベルを高くすることを目標とする。環境政策は準備と予防の原則、環境破壊を優先的にその根源で撲滅するという基本、それに引き起こした者が責任をもつという原則を基本とする」
まったく実行されていません。原発に関しては。














引き続き、プフルークバイル博士のレポートから、さるうさぎが勝手に選んでコメントします。

http://foodwatch.de/foodwatch/content/e6380/e45020/e45042/foodwatch_IPPNW_Report_Sep2011_jp_final_ger.pdf

ちなみに、このドイツ語オリジナルはここにあります。
http://foodwatch.de/presse/pressearchiv/2011/report_kalkulierter_strahlentod/index_ger.html

「・・・誰がガンになるかは偶然だと思われる。したがって、それを「確率論的」放射線障害という。それに対して、高い放射線量によって放射線障害が現れ、放射線量の高さが急性放射線障害の症状を決める場合、「決定論的」放射線障害という。「差し迫った危険がない(No Immediate Danger)」とは、単に急性放射線障害の危険がないということにすぎない。」
これですかー!あの「ただちに・・・」ってやつ。「ただちに危険がない」は「急性放射線障害の危険がない」っていう解釈になるんだ。そしたら、国に訴えても、国は「ちゃんと説明した」と言い逃れてしまうかもしれない。ようするに、チェルノブイリみたいな、急性放射線障害はないって言っていたわけだ。でも他の形の放射線障害についてはなにも言ってなかった。だからうそはいってませんって?これは、だまし・詐欺ですね。

「EU制限値を守るとは、健康上心配ないことを保障するわけではない。」
で、EUもおんなじトリックを市民に使うわけね。

「体内に取り入れられる放射能のほぼ100%が食品によるもので、・・・人間の体内での生物学的半減期は約100日程度にもかかわらず、放射性セシウムもある程度濃縮されるということだ。特に筋肉細胞がカリウムよりもセシウムを優先して取り入れる。放射平衡状態では、筋肉が最も高いセシウムの放射能を示し、次に肝臓、心臓、脾臓、性器、肺、脳と続く」
だれかが「セシウムは体内に取り込まれず、体外排出されるから大丈夫」と言っていましたねえ。

「プルトニウムは土壌で比較的固く結合するので、植物に吸収される量は比較的少ない。したがって、プルトニウムは主に微細な浮遊物を吸い込むことによって体内に取り込まれる。」
少しは安心できるお話がでてほっとしました。プルトニウムの内部被ばくはなさそうです。

「・・・当時の放射線防護指令にあった最小化の原則が国際放射線防護委員会(ICRP ‒ International Commission on Radiological Protection)が宣伝してきた「ALARA(As Low As Reasonably Achievable)」(アララ)の原則にすり替えられた。これは、合理的、現実的に達成できる限り低くということだ。 ここで、「合理的」というのは経済性の観点から決められている。・・・ここで適用された基点は、実施される放射線防護策のコストと放射線防護策を実行しなかった結果発生する健康上の後遺症の社会的コストをできるだけ低くしておくべきだということだ。」
お金、お金、なにがなんでもお金! 健康を守るよりも、節約ですか。

「もう一つの規制作成者であるべき世界保健機関(WHO)は1958年5月、その定義権限を国際原子力機関(IAEA)に引き渡してしまった。・・・958年、会議に引き続い
てWHOは「原子力の平和利用が精神的健康に与える影響の視点」に関して会議を招集するよう依頼された22。原子力時代において放射線暴露を回避できないこと、健康への影響に関して公衆に非常に大きな不安がある問題に関する会議であった。健康への影響について公衆にすべてを知らせるべきではないことが提案された。」
やっと、やっと、やっとわかりました。真実を知らせるべきではない、というお題目を利用して、金儲けしている人たちが、わたしたちの健康を危険にさらしているんですね。(怒怒怒)

「この協定の影響は、チェルノブイリ事故後にWHOではなく、IAEAが健康のリスクを評価した時に特に明らかとなった。国際放射線防護委員会(ICRP)の哲学を実践するIAEAは、被曝した市民に見られる健康上の影響の痕跡を何らかの形で放射線と結びつけることを否定し、こどもの甲状腺ガンだけを放射線に起因するものだと認めた。」
だから甲状腺だけがよく放射能病として扱われるのね? ほかの病気は認めないのね。

「チェルノブイリ原発事故以降ドイツには、食品の取扱いに関して放射性セシウム(セシウム134とセシウム137)の制限値しかなかった。牛乳、乳製品、乳幼児用食品で370ベクレル/lないし370ベクレル/kg、その他の食品で600ベクレル/kgだった。」
すみません!前回のブログでさるうさぎは間違えて推測していました。チェルノブイリ以降、セシウム基準値はヨーロッパですでに600ベクレルだったのですね。お詫びします

「日本で大事故が起こってから、EU指令にしたがって輸入食品に対して明らかに高い制限値が適用されていた。放射性ヨウ素、ストロンチウム、プルトニウムについても日本の許容値よりも圧倒的に高い値を規定していた。大事故が起こった場合に「備え」、EUは1987年に高い制限値を規定し、大事故時に新たに議論したり、公衆の注目を浴びることなく自動的に高い制限値を施行させることができるようにしていたのだ」
と、言う事だそうです。

「EU委員会は2011年3月25日、実施指令によってこの高い新制限値の適用範囲を日本からの輸入食品、輸入飼料だけに制限した・・・EUはそれによって、必要もなく日本自身では摂取が認められていない汚染食品の輸入を認めた。この問題が知れ渡ることになって、それに対して抗議が出てきてようやく、・・・EU委員会とEU加盟国は同じ
4月8日にブリュッセルで、日本で有効な最高許容制限値を日本からの輸入食品、輸入飼料の新しい制限値とすることで合意した。2011年4月12日、このフクシマ指令の改正が公示された」
わかりました。日本食品については、ヨーロッパでも直輸入ならセシウム基準値500ベクレルを守るわけですね。これも、前回間違えて理解していました。でも第三国経由はいかに?

「ドイツ産、ヨーロッパ産の食品については、今後も元々の放射性セシウムの制限値が有効で、牛乳、乳製品については370ベクレル/kg、その他の食品については600ベクレル/kgである。チェルノブイリ後25年経った現在も、いくつかの地域では野生キノコ、野生肉(イノシシ、ノロジカ、アカシカ)、羊、 肉食淡水魚(ペルカ(スズキ類)、カワカマス、ホタルジャコ)でこの制限値を上回る。」
・・・・・・・・今度魚を買うときは、どこ産か産地をみます。野生肉、野生きのこはとりあえずめったに手に入らないし。

「(飼料について)注意: 日本の規制には、ストロンチウムの制限値がない。」
そうなの!?

「チェルノブイリ事故後、チェルノブイリ周辺地域どころか、ヨーロッパ全体でも放射能で汚染された食品の取扱いをはっきりさせなければならなくなった。その際、各国はたいへん異なる対応をしている。・・・西ヨーロッパでは、農業製品の破棄処分、各国内とヨーロッパ諸国間での食品流通への弊害を恐れ、いろいろ思案を巡らせることになった。それに伴う損失は次に事故が起こった場合に、より少なく、あるいは完全に回避できるようにするべきだ。当局では、こういう方法でしか食品の安全供給を保障できないと議論された。汚染食品から市民を保護することが、農業と流通業界の損失の後の最後に位置付けられた」
西ヨーロッパも同じだったのか。危険の回避じゃなくて、損失の回避。

「ベラルーシでは、制限値を低くすることで集団の放射線量、追ってはその結果起こる健康の障害をできるだけ低くしておくほうがマクロ経済的に効果的で、安上がりになるという考え方が、決定権者の同意を得た。これは西側諸国の考え方とは対照的で、西側では制限値を高くすることで流通が制限されることは少なくなるが、ガンやその他の疾患が増えるので保健コストが増大することと、人間が苦しむことが黙認されている。」
みえてきました。ある一定人数以上の国民が病気になれば、医療費のほうがかかるから、国にとっては損なので、そのときになって国は国民の健康を考える、と。

「ウクライナとベラルーシの制限値とドイツの制限値(牛乳と乳製品でセシウム同位体370Bq/kgないしBq/l、その他の食品で600Bq/kg)に違いがあるので、その結果、ウクライナとベラルーシでは販売してはならない食品の多くが、ドイツでは問題なく販売できるという問題が生じる。」
ウクライナ・ベラルーシ産の食品、ってスーパーであるのかしら?あまり見たことがありません。どこかにひそんでいるのかしら?さるうさぎの課題です。

「ウクライナとベラルーシの汚染食品規制方法はいずれにせよ、1987年のEURATOM指令よりも市民の保健をめざしたものとなっている。」
皮肉なものです。


(つづく)






























ドイツ放射線防護協会プフルークバイル博士の報告書をみつけたので紹介します。
どれも非常に重要な内容なので、全部載せたいくらいなのですが、38ページもあるレポートなので、全てを読みたい方は↓をどうぞ。

http://foodwatch.de/foodwatch/content/e6380/e45020/e45042/foodwatch_IPPNW_Report_Sep2011_jp_final_ger.pdf

時間のない方のために、さるうさぎが勝手に選んだ部分を紹介します。

「レポートは、『より安全な』制限値というものは存在せず、いかなる制限値を設定しても
それが予想される放射線による死者の数をあらかじめ規定してしまうことを示しています。」
基準値がこれだけなら、浴びてもだれも死なない、っていう放射線は、数値的にはありえないわけですな。

「EU/日本の制限値は防護するものではなく、放射線による死者をあらかじめかなりの数計算に入れている」
つまり、国は将来何人かは死ぬだろうということを見越して今の政策をしているってこと?

「現在日本からの輸入品に規定されている制限値のレベルで汚染された食品だけを摂取していると想定すると、年間の実効線量はこどもと青少年で68ミリシーベルト、大人で33ミリシーベルトとなる。」
そう、EUの基準値は日本のよりも高いものあるので、日本食品で基準値以下なら、普通にEUにセシウム入りの食品が出回ってしまうのね。
で、それを食べつづけたら、日本に住んでいなくても日本食を食べつづければ、内部被ばくで33ミリの被ばく?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「たとえ食品が制限値のわずか2%しか汚染されていないとしても、実効線量は認められている1ミリシーベルト制限を上回る。」
セシウム基準値が日本で500ベクレル/kgだから、その2%、10ベクレルは言っていても、1ミリ以上の被ばくは免れないって言うことだ。

「ウクライナとベラルーシでは、たとえば乳製品のセシウム137の制限値が100ベクレル/kgであるのに対して、EUでは370ベクレル/kg、日本では200ベクレル/kgとなっている。」
そう、EUは基準値が高いんです。世界規模で被ばくを分け合っているって?

「EU委員会は日本のフクシマ原発事故後、緊急事態のために準備されていたも
のだが、それまで適用されたことのない指令を発効させた(『チェルノブイリ引き出し指令』)。指令で規定された日本からの輸入食品の汚染制限値は、むしろそれによって、逆に引き上げられた。フクシマ事故前よりも規制が緩和され、それどころか日本自身の規制よりも規制がさらに緩和されたのだ。
EU委員会はその後この決定を修正し、日本からEUに輸入される食品の制限値を指令より低いレベルに引き下げた。」
そうなんですわ。福島原発事故後、いきなりヨウ素・セシウムの規制値がとんでもなく上がって、大問題になった。それで数値が下げられたわけ、それでも結果的には日本よりも高い基準値になっている。これって、EUが市民の反発を見越して大幅に上げたんだと思う。

「・・・EUが日本からの輸入製品に対して規定した特別規制の対象外であるので、・・・EUへの直接輸入が認められない日本からの製品であっても、日本以外の第三国経由で輸入されれば、欧州での販売が認められることになる。」
参りました! 日本では基準値越えで売れない食品が、外国経由でEUに来る事が合法的に可能なのですね!じゃあ、ヨーロッパの日本食の方が危ないじゃん!

「EUと日本の放射線防護制限値が高すぎるのは、制限値の決定に影響力を持つ
欧州原子力共同体(Euratom)と国際放射線防護委員会(ICRP)が原子力産業
と放射線医学界に支配されているからだ。」
日本と変わんないね。

「これまでのEUの放射性セシウムの制限値は乳幼児用食品で8ベクレル/kgに、その他のすべての食品で16ベクレル/kgに引き下げなければならない。放射性セシウムの許容制限値は現在、乳幼児用食品と乳製品で370ベクレル/kg(日本からの輸入品の場合は200ベクレル/kg)、その他の食品で600ベクレル/kg(日本からの輸入品の場合は500ベクレル/kg)である。」
大人でセシウム16ベクレル/kgを目指せばいいのね。

本当に衝撃のデータで、まだ心臓がどきどきしています。EUは国民を守るどころか、穴だらけの規制で汚染された日本食の拡散を許していますね。
ヨーロッパにいれば安心、なんて思えなくなりました。
さるうさぎは、安いアジア系のバイキング形式のレストランに行くんだけど、もしかしたら日本産野菜が安く買い叩かれて、どこかのアジアの国を経由して、ここウィーンにくるとかっていうこともあるのかしら? それともわたしの妄想?
どうしよう・・・・!
当分洋食にしようかな。