あの明るかった日本に戻るために(3) 芸術・学術が爆発する社会を! (4/2)
暗い日本に明るいこともあるということを今日、読者の方のメールで気がつきました!! うれしい!! 私の記事を読まれたある読者の方が、「ロシア革命の時に、ロシア・アバンギャルド(芸術革命)が起こり、すばらしい芸術が生まれた」ということです。
そういえば、私もこれが当時の造形か?と思うような新鮮なものを見た記憶がありますし、世界的なものとしてはヨーロッパのルネッサンスがあります。人間は未来が明るく開け、希望に満ちあふれること、それまでの抑圧的社会が消える期待・・・それで芸術のように人間の魂による活動が一気に爆発することがわかります。
つまり、人間が人間らしく生きること、それは現在の日本のように暗く、未来がない社会ではなく、未来に希望のある社会であることがわかります。芸術や学問が盛んになること、それはその社会が健全であることを示しているのです。
簡単ではないですか!! 芸術家が次々と新しい芸術を生み出し、学問がどんどん進歩する、子供たちは夢を持ち、希望の中で成長していく・・・単にそういうことです。
それには、「正直」、「誠実」、「純粋」・・・などのキーワードでよいのです。反対に、隠し事、利権、拝金、権力、バッシング・・・などはすべてNO!です。原発、増税、保安院、電力独占、利権体質、情報統制、霞ヶ関、東京一極集中・・・全部だめですね。
【芸術と学術が飛躍的に発展するための具体的提案】
第一原則: 改革を提案する人をバッシングしたら、バッシングした人がバッシングされる。
直接対策: 東大・NHKの解散、霞ヶ関の全国分散と人員漸減、司法組織の改革、減税。
抜本対策: 教育における正直、誠実の実施の合意と実施。
第2次世界大戦で勝ったイギリスが衰退し、負けた日本とドイツが栄えた基本的な原因は「古い組織が戦争のあと残っていたか、無くなったか」によります。東大の牧島先生がかつて「自らを否定して要らないものとした」という見識が今の東大にあれば次の総長選挙までに東大は自ら解散するでしょう。
NHKは自己を否定するほど覚悟がないでしょうし、不払い運動は規則違反のような気がしますので、NHKを廃止するという候補者に投票することでしょう。報道の力をもった機関を作るとそれが終わりになる方法は難しいですね。
霞ヶ関は、東京から分散し、札幌に農水省、仙台に国交省、東京に内閣府、名古屋に経産省、大阪に財務省、高松に外務省、広島に厚労省、福岡に防衛省などが分散し、文科省と環境省は解散。そのほか、すぐに思い出さないような省庁も廃止。みんなが分散を望めば地方の活性化も間違いないでしょう。
・・・・・・・・・
この提案を実現するには至難の業です。というのは、最近の日本の文化は「本当のことを言うと、それで終わり」と言うことだからです。そこに芸術の停滞があるようです。
本当のことを言うと、それで一切の社会的な活動を封じられ、直接的にその役割を果たすのはNHKですが、その背景には「本当のことを言うと角が立つから、ウソで当面を過ごす方がよい」という日本社会に真の原因があるからです。
でも、若い人が未来を明るく感じ、社会に透明感が満ち、最後の砦である司法が信頼感を取り戻し、芸術と学術を愛する薫り高き日本文化が花開くようにしたいものです。そのためにまずは芸術と学術に携わる人が小異を捨てて大同につき、日本のよい文化の上にさらよい伝統を作り出していきたいものです。
(平成24年4月2日)
--------ここから音声内容--------
えー、読者の方とメールを色々ですね、意見交換しますと、大変に私の知識も広がり、また各メールをいただく人が、ま、専門的であったり、一般の人だったりして、人の話を聞くというのは非常に良いことで、新しいことも得られますし、また“あ、そうか!”と思うことも多いわけですね、ええ。
最近、良い事がありまして。ええと、どうも日本暗いなぁと思ってたらですね、ある読者の方から色々な示唆をいただきました。“あ、そうか!!”と。実はですね、ロシア革命の時にロシア・アバンギャルドってのが起こるわけですね。アバンギャルド(avant-garde)っていうのは、ま、フランス語でですね、えー、英語で言うとアドバンスガード(advance guard)かな、とにかくまぁフランスはちょっと略しますから、アバンギャルドってなるんです。素晴らしい芸術が生まれたわけですね。私もちょっと、このロシア・アバンギャルドの造詣っていうのを一回見たことあるんですが、「えー!こんなのがあの当時あったの!」っていうような感じですね。
えー、だけどそう言えばですね、えー、ヨーロッパのルネッサンス思い出したわけですね、暗い中世から人間の解放が行われたと、ま、輝かしい美術がもうどんどん誕生してくわけですね。「ああ、そうか!」と。人間は未来が明るく開け、希望に満ち溢れる、抑圧が取れるとですね、芸術のような人間の魂の活動つうのをバーッと爆発するんでしょうね。やっぱり人間ていうものは抑圧したりなんかするの良くないですね。はは!言論の自由を制限したりね、えーもう今なんかもう日本、とても未来が見えなくなってますが・・・ま、そういうことですね。
えー、人間が人間らしく生きる。現代の日本のように暗くて、「これしちゃいけない、あれしちゃいけない」とかね、「電気消しなさい」とか、そういうんじゃダメなんですね。つまり、これ逆に言うとですね、芸術や学問が盛んだってことは、その社会が健全だっていうことですよね、簡単なことですね。そうすると学問も成長し、子供たちは夢を持ち、希望の中で成長してく、と。ま、こういうふうになるわけですね。
しかしそれは一体どういうことが、あの元になるんだ?つったら、いやこれ、「正直」、「誠実」、「純粋」つったキーワードですね。反対にあの、隠し事、利権、拝金主義、権力、バッシング、なんつうのは、これもちろん全然グッサリきますよね。だからそう言いますとね、原発、増税、保安院、電力独占、利権体質、情報統制、霞ヶ関、東京一極集中、ま、全部聞くとガックリする。これで芸術家がよく日本で成り立っていくなぁと、まぁいうふうにひとりで「ああ、そうだなぁ・・・」と思って、読者からのメールを見てですね、読んでそう思ったわけですね。
じゃ、どうしたらいいか?つったら、割合簡単なように思うんですね。えー、まずですね、改革を提案する人をバッシングしたら、そのバッシングした人をバッシングする、と。こういうふうにしないとですね、どうせ改革っていうのはみんなからバッシング来ますからね。だからその、「もうバッシングしちゃダメよ」と、とにかく改革を提案する人はもう尊重する、と。これをまずしないとダメですよね。
えー、これは第二次世界大戦で勝ったイギリスが衰退して、負けた日本とドイツが栄えた基本的な理由はですね、「古い組織が戦争の後に残っていた戦勝国、勝ったイギリスはダメになっちゃった」んですよ、ええ。それで、「戦争で全部、今まであった組織がやられてしまった日本とドイツが栄えた」わけですね。
ま、これ、この前、東大の牧島先生のお話をしましたが、ま、牧島先生ぐらい偉くなると、私の先生の先生の時代ですけどね。自らを否定して自分を要らないとしたわけですから、いやもう、これ大したもんですね。そういう点から言えば、今の東大っていうのはですね、たぶん東大の先生は「もう要らない」って言うでしょうね。てことは、直接的な対策は、東大とNHKの解散ですね。それから霞ヶ関の全国分散と人員削減。それから、やっぱり裁判が今ね、ちゃんとしてないんですよ。これまた別の機会にお話しますが、ま、それとか減税とか、こういったものやらないかん。
それからまぁ、抜本的な対策はやっぱ教育でしょうね。教育で、「正直が大切です、誠実が大切です」と、こういうふうに教えるわけです。この教えるにはですね、ええと、みんながそれを教えた方が良いというふうに合意する必要ありますよね。そうしないと、「昔の古い教育だ」とか何か、話出ますから。「いや、古くありませんよ。日本人が守らなきゃなんないのは、何なんでしょうか?」と、「正直なんでしょうか、誠実なんでしょうか?」。まぁ、それが合意できれば、それを小学校からしっかりと教えるんですね。「あなたは正直でなくちゃいけない。桜の木を切ったワシントンは、自分が桜の木を切ったって白状したじゃないか」とかですね、そういうことですね。ま、そういうことを、あの、ワシントンを持ち出す必要があるかどうかは分かりませんけどね。
だけど、東大はまぁ、自分で東大教授がいますから、ちゃんと自分で解散してくれると思うんですが。NHKはちょっとそこまで根性無いですね。それから不払い運動すると、これ規則違反、法律違反かどうか知らないけど、ちょっとした規則違反ですからね。やっぱりそれもちょっと私は何となく気が向かないんですね。えーやっぱり民主的手続きというのを大切にしなきゃいけませんから、NHKを廃止するとしたら、NHKを廃止しますという候補者に、ま、投票するってことになるんでしょうね。つまり合法的にNHKを無くすべきです。いや、これ考えますとね、これはなかなか候補者はビビって言いませんよ。(そ)んなことしたらNHKに報道されないから、ええ、もうあの選挙に勝てない、と。いや、そうやって見ますとね、報道の力を一旦持った機関を作りますとね、それを終わらせる方法って大変だなと、思いますよね。
で、もう一つ、私がかねがね言ってんですけど、霞ヶ関つまり東京にある官庁を分散すんですね。札幌には農水省、これはまぁ、あの北海道は食料自給率200%ですから、仙台には国交省、東京には内閣府ぐらいしか置かない方がいいですね。名古屋は経済が盛んですから、工業が盛んで、経産省、大阪はやっぱりそろばん勘定ですから、えー財務省。それから高松に、四国の高松、外務省。そいから広島に厚労省、厚生労働省。で、福岡に防衛省などを分散しまして、えーもちろん文科省とか環境省とか要らないですね。
元々文科省、文部省っていうのはある国は少ないんですよ。やっぱり教育はね、あのこういう中央官庁だと悪くなるっていうふうに考えが多いんですね、ですからまぁ、もちろん文科省は要らない。ま、環境相はもちろん、何か変なことばっか言ってますから、これ要らない。まぁそれから、ま、すぐに皆さんが思い出さないような省庁は要らないでしょうね。そいで税金、まぁ半分とは言わなくても7割ぐらいになるでしょう。
えー、と言いましたけど、あの芸術がバーッと花開く、この提案を実現すんのはまぁ至難の業でしょうね、ええ。それはもう当然ですよ、現在の日本の文化はですね、「ほんとのこと言うと、それで終わり」ってことですからね、ええ。ほんとのこと言うと、それで一切の社会的活動封じられて。その役割を果たすのが、実はNHKなんですね、ええ。とにかくもう、「ほんとのことじゃないことをダーッと言いましてですね、角が立たないようにみんなでにこにこ生活しましょうや」という基盤を作ってるわけですからね、そこに日本社会の閉塞のほんとの原因があるわけですね。
だけど若い人が未来を明るく感じてですね、社会が透明感に満ち満ちて、最後の砦である司法がですね、信頼感を取り戻す、それによって芸術と学術を愛する薫り高き日本文化が花開く、良いですねぇ!!いやもう素晴らしいですよ。えー、日本画がですね、また息を吹き返す、ええ。このためにまず、芸術と学術に携わる人が小異を捨てて大同についてですね、今の日本の文化の上に更に良い伝統を作り出していきたいと、私はそれはどうか?と思いますね。良いんじゃないか?ええ。
ま、今は官僚と何か変な人たちが、まぁ頑張ってる日本ですけど、その代わり、やっぱり日本の薫り高い芸術ですねぇ、文学、学術、ま、こういったものがワーッと花開く「日本ルネッサンス」、ま、これをですね、ぜひ実現したい。いや、このメールを読んで、僕はパーッと心が明るくなりましたので、ついこれを書きました。
(文字起こし by danielle)