まともな日本に02 東大廃止のチャンス | お手伝いさんたちのブログ

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中部大学 武田邦彦先生のブログの中で、音声収録のみのものをテキスト化して掲載しています。
テキスト化及び掲載にあたっては先生から許可を頂いています。

まともな日本に02 東大廃止のチャンス (2/9)


組織が腐敗するのは、その組織にいる人が悪いからではありません。


第二次世界大戦の後、あれほどの戦争をし、敗戦国は焦土と化して優れた人の多くが命を落としたのに、負けた日本とドイツが30年もしないうちに世界一になり、勝ったイギリスやソ連は没落したのはなぜでしょうか。


人間の心には「今を良くする改善の心」と「老廃物を捨てられない未練の心」があります。人間に今を良くする改善の心があるかぎり、人間社会は将来に向かってさらに良くなっていくのは間違いありません。


それと同時に老廃物を捨てられない未練の心が強く、それが社会を腐敗させます。日本やドイツは敗戦という現実によって否応もなく未練を捨てましたが、イギリスやソ連はそれを捨てられませんでした。


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人類の歴史を見ると、国の大きさにもよりますが、おおよそ50年で老廃物がたまりはじめ、100年でその老廃物(ゴミ)のために没落します。超大国は面積が大きいので時間の過ぎるスピードがルートの法則で遅いので、50年が100年ぐらいになることもありますが、結局は老廃物のために没落します。


でも、それが歴史的教訓なら、人智を活かして没落する前に老廃物を整理してしまったらどうでしょうか? 老廃物の中にいる人は自らを整理することができませんから、外から整理する必要があります。


選挙で自民党が没落しました。その数代前の自民党総裁が「自民党をぶっつぶす!」と言いましたが、やはり内部からは老廃物を捨てることはできませんでした。まして、東大などのように外部からの打撃を受けない組織は老廃物がたまるばかりです。


東北大震災と福島原発事故で東大教授がウソを連発したのは、その人の責任というより東大に蓄積した老廃物の力です。東大の先生方も心の奥底では「東大をつぶしてくれ!」と叫んでいるに違いないのですが、哀しいことに本人たちではどうにもならないのです。


東大が「9月入学」を実施しようとしています。これで東大の命運は尽きるでしょう。そして入学者ゼロのもとで東大が瓦解してくれれば、日本の老廃物組織の一つが無くなります。それが日本の子供たちの希望でしょう。


(平成24年2月9日)

--------ここから音声内容--------

ええと、ある意味ではですね、あの今度の福島の事故はですね、非常に悲惨なこともいろいろ起こったんですが、同時に我々がそこからですね、立ち直るきっかけもあるわけですね。ていうのはですね、この組織っていうのはどんどん腐敗していくわけです。このところのニュースで、なんか容器を審査してた先生が、その会社から1500万円ぐらいお金を貰ってたとかですね、それから、大飯3号機4号機の審査に加わった人がですね、半分がその審査の関係者から金を貰ってたとか、もう山ほど。







私が言うですね、実は東海地震は、東海地震が先に来たんじゃなくて、東大の地震の人たちにお金が行ったから、東海地震が先に来ることになったんだ、と。そのために、そのことが結局はですね、2万人を超す、東北の人たちが地震で亡くなるということになったんだ、と。だから実は我々がですね、「そんなこといいじゃないか、そんなこといいじゃないか」と言ってることがですね、ほんとに可哀想な人たちを生むわけですね。






その良い例が、第二次世界大戦の後ですね、あの激しい戦争で、もう敗戦国になった日本とかドイツは、もう焦土と化したわけです。ほとんど優秀な人が、その命を落とすということになったわけでありますが、しかしその負けた日本とドイツが、それから30年も経たないうちに世界一になってですね、勝ったイギリスとかソ連は没落したのは何故だろうか?これをですね、考えてみなきゃいけない。








人間の心には、いつも「今を良くする改善の心」と、「老廃物を捨てられない未練の心」があるわけですね。毎日の生活でもそうですよ。未練があって、“これは要らない”と思うけども捨てられない。これが人間ですね。だから人間はですね、老廃物さえ捨てていけば、明るくなるわけですね。だけど、老廃物を捨てられないと、ダメになるわけですね。まぁ、日本やドイツは敗戦という現実によって、否応なく老廃物を捨てざるを得なかったわけですが、イギリスやソ連はそれは捨てられないわけであります。








こういうことをですね、例えばヨーロッパの歴史、ギリシャ、その前のミケーネ文化ぐらいから調べていってもですね、ローマにしても、その後のいろんな国にしても、また中国の漢の時代から、唐、明と続くような時代のことを考えても、または日本の平安時代、鎌倉時代、江戸時代のことをかんがえてもですね、だいたい見ますと、もうほとんど50年ぐらいで老廃物が溜まりますね。もちろんちょっと大きな国は、それだけ時間の過ぎるのがルートで遅いんで、2倍の国は1.4倍速度が遅いんですけど。ま、50年100年の間に、やっぱり老廃物で没落するわけです。








これはほんとに、こう人間の歴史的教訓なわけですから、もしもここで日本がですね、歴上初めてか、2回目か3回目かあるかもしれませんが、人智を活かして、老廃物を整理できたら良いじゃないか、と。つまり老廃物の中にいる人はですね、自らを整理できないんですよ、いろいろしがらみがあって。








ところが、自民党は外から没落しましたね。えー、数代前の自民党総裁が、「自民党をぶっつぶす!」と、自民党総裁でありながら「自民党をぶっつぶす!」って言うんですから、これはなかなか正解なんですね。現代の日本の非常に大きな老廃物は、東大とNHKでしょうね、ま、言えば。これ両方とも悪い人がやってるわけじゃないんですけど、老廃物、自分たちで捨てられないんですよ。






その一つが、東北の大地震と福島原発事故で、東大教授がウソを連発したわけですよね。えー、このウソを連発した力が、何故その人たちにあったか?これ、老廃物の力なんですよ。おそらく東大の先生が福島原発事故で、どんどんどんどんウソついたのは、おそらくね「(東大を)つぶしてくれ!」って言ってるんですよ、ええ。だからあの人たちはほんとに、歴史の産物なんですね。トルストイが言うように、「人間は歴史の流れの中にある」。






そういう点では今度、東大がですね、「9月入学」を実施しようとしてますね。これもおそらく、「つぶしてくれ!」と言ってんでしょうね。これはまぁ、我々がもし子どもたちにプレゼントを上げられるとしたら、そんな大きな一つになると思います。非常に偉い人がいれば、これ違うんですよ。








私がよく言う、山口県宇部市の渡辺祐策(わたなべ すけさく)さんがそうですね。自分自身は炭鉱を発見して、石炭で巨大な富を得た。だけど自分自らが石炭から離れ、そのお金をどんどんと化学工業に投資し、宇部興産ができる。普通でしたら、夕張炭鉱の人には悪いんですけど、夕張炭鉱みたいに固執しちゃうんですね。そして炭鉱を掘り続け、それを守ろうとする。補助金を貰う、ま、今の東大と同じですね。






もうダメだってことは、判ってるわけですよ。一人一人は大変に優秀な人で、一人一人に語らせればちゃんとしてる。しかし全体としては、もう老廃物の塊ですね。ここで一番いいのは、東大が自ら解散をするって言うのが一番いいですが、それだけの力は残ってないでしょう。何しろ老廃物組織ですから。ですから、その力は残ってないので、外から何とかしてつぶさんといかん。







これはやっぱり入学者ゼロって言うのが一番いいんですけどね、これもなかなか難しいですよ。戦争があって、全部つぶれてしまえば終わりなんですけども。なかなか難しいかもしれませんが、もしそれが万が一でもできれば、私は今度の東大の先生のウソはある程度は報われる、と思いますね、ええ。そういうふうに思います。








私ね、東大の先生のウソっていくらでも知ってんですよ。個人的なことになるとあれなんでね、ちょっと言わないですけど。研究をウソついたり、もう山ほどあるんですね。えー、私がよく言うように、なんか温暖化のときでしたか会議のときに、東大の先生と一緒にトイレに立ったら、「武田先生、もうみんな判ってるんですよ。温暖化しないなんていうことは」「じゃ、ていうかむしろ、寒冷化の方が怖いってことは知ってんですよ」と、「だけど、これで上手くいくからいいじゃないですか」と、これなんですよ。これがね、老廃物がしゃべらせてんですよ。








東大の先生はね、そんなことないんです、本当は。ちゃんとした先生がいっぱいいたんですよ。だけど、老廃物が、その先生にそう言わせるんですよ。「だけど、これでいいじゃないですか」って言うのは、そこで研究費を貰えたり、要するに人の税金に食っていく、という意地汚い根性なんですよ、簡単に言や。それが老廃物のなせる業なんですね。








我々は老廃物を溜まった組織を、とにかく自ら解散しなれば、選挙の自民党のように、外から解散する、と、つぶす、とまぁいうことが要るでしょうね。自民党もですね、良いとこありましたから。ここでですね、自らを「自民党をぶっつぶすぞ!」つってですね、電力会社なんかぴしゃっと切って、新しい日本の像を示すことができれば、自分で老廃物をやらしたわけですからいいんですね。これができるかどうか、ということですね。


(文字起こし by danielle)