東電は20%値上げを発表する記者会見で「我々には値上げする権利がある」と言った。もともと契約というのは契約する双方の自由意思が不可欠だから、東電やNHKのような特殊な形の企業に「値上げする権利」があるなら、当然のように「独占禁止法違反」であるから、2社以上を共存させるような形に変えないといけない。
東電が電力費を値上げするなら、その条件として「東電の分割」をさせる必要がある。まず送電と発電を分離し、それぞれ2つにする(たとえば、東京神奈川とそれ以外の2つに分離)チャンスである。
5月に当時の菅首相が送電発電の分離を言った瞬間から猛烈な巻き返しが始まり、今に至っている。これを元に戻さなければならない。
(平成23年12月25日)
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NHKの契約が、これ契約違反ではないかということは前から言われてるんですね。つまりですね、テレビを買うとNHKの契約が自動的に結ばれるっていうのは、これはいけないんですよね、契約の形態としては。つまりなんか景品契約みたいになってましてですね。
こういった一つをやると自動的に契約されるとか、そういう契約というものを売りものにして物を売るとかいうのはまぁ、禁止されてるわけですね。
これについてNHKは変な言い訳をしてます。「テレビ買うときに、別に契約してないよ」と。
「別途、NHKの勧誘員が自宅に行って、そいでやってます」っていいますけどね。それは入らないと今度は、訴えられますからね。ま、変な話なんですけど。これはやっぱりスッキリした方がいいですね。
つまりその特別な法律を作るとかですね、NHKは契約ではなくて税金にするとか、何かしないとですね、こういう無理やりっていいますか、誰が見ても公序良俗に反する行為をやってますとね、やっぱりこれは、いかがわしいんですよね。つまり、「テレビを売るときにはNHKの契約はしません。だから法律に違反していません。その後、NHKの勧誘員が行くから、これはテレビを買う行為と別です」と、こう言っときながら、その勧誘員が来たときに契約をしないと、NHKが不払いで訴える。ってわけですからね。
これは裁判というのがどういうふうになるのか知りませんが、おそらく日本の裁判所ですから、もちろん個人の権利なんて認めませんからね。NHKの方に軍配を上げるでしょうけど。やっぱりこういう不正ですね、実質的な不正が行なわれると良くないんですよ。
今度の東電もそうですね。東電が20%値上げすると言った記者会見の中で、「我々には値上げする権利がある」と言ったのには、皆カチンときたわけですよ。
「えっ、東電に値上げする権利があるの?」と。
それはありませんね、もちろん。だって「独占」なんですから。独占するということはですね、相手が自由な契約ができないってことですからね。これは違反ですね。
だからこの際ですね、ま、これは国会の承認といったルートを採るんですが、そういうことを止めてですね、やっぱり日本は法治国家ですから、何とか別に考えたらいいですね。つまり「東電は電力費上げてもいいですよ。
その代わり、東電を分割したらいい」と。つまり、送電と発電を分離してそれぞれ送電会社・発電会社をまた2つに分離して、そしてこの際ちょうどいいチャンスだと思うんですよ。「送配電分離」とかですね、何か言ってますから。
そういうのが5月にですね、当時の菅首相が言った瞬間に猛烈な巻き返しがあってですね、東電とかそういう電力会社の巻き返しだと思うんですけども。今はもう、そういう話が無くなってしまいましたけども。
いやもうね、東電が「我々には値上げする権利がある」というぐらいではですね、これはね、我々契約しないってことできないんですからね。電気がこなくなっちゃうんですから。そういう不可能なことを相手に強要してですね、「さぁ上げるから。俺達はその権利がある」って言われたら敵わないですよ。
そいで東電の社長はですね、事故を起こした後の社長が、退職する時に2億円の退職金を出すっていうわけでしょ。これでもう東電の電気をもらってる人は、物凄いひどい目に遭ったわけです。買ってる人はね、お客さんは、今度の事で。
こういうことが行なわれるのは、やっぱ不正が行なわれるってことで、実態的な不正ですからね、これ。電力は東電からしか買えない。その東電が勝手に値上げできる権利を有する、なんていうのはですね、公言するようではですね、全然困るわけですよ。ですからもちろん、電力費は東電の権利じゃありません。
独占してる限りは値上げの権利はありません。独占を捨てればそれは競争ですから、それは値上げする権利があります。そこんとこはっきりしてですね、この際、世論がこれに統一する必要はありますね。おそらく新聞は広告がありますから、東電の味方するでしょうけども、
そういうことが無いように、マスコミの方にも呼び掛けたいと思います。
(文字起こし by danielle)