……視線を夜空へと向けてみる。

びっしりと星が夜空を埋め尽くしている……

いやぁ…参った。

これこそが、満天の星と言う物であろう…

余りに凄過ぎると、人間は笑ってしまうのだろう、一人で笑ってしまった。

この後の20歳代に行ったセドナの星空も半端じゃ無かった。

鉄馬(harley)の上に寝転がり、完全に満足するまで、愛鉄馬と共にずーっと、お気に入りの場所で眺めていた。

モニュメントバレーでの満天の星空……強烈なインパクトとして鮮明に記憶に刻まれている。

魂が慟哭した体験だ。

可能ならば、北米大陸を何年も何年も単車で旅をして廻りたい。

でも行く度に体型が変わって帰って来るのがただ唯一の難点(笑)

2ヶ月のharley気まま一人旅の時は63kgで開始した旅……帰国後75kg(笑)

しかも友達に指摘されて初めて気付いた(笑)

まぁ仕方無い、凄く凄く肌に合う所なのだから。

沢山食べて飲んで寝て、鉄馬に好きなだけ跨り、鉄馬と共に一緒に行きたい所に気ままに行って、

そこで眠くなれば寝て……北米では伸び伸びとしている。

まぁ遊びに行っているからなのだが。

でも感じるのは生まれ故郷の国では少し変わり者。

だけど、ひとたび北米に入れば普通の人。

伸び伸びと生活出来る。

ただやりたい事を感じるままにやっているだけなのに。

まぁ今は歳を取ったので全然気に無らなくなったけど。

今は両方の場所で感じるままに生きている。

せっかく生きているのだから。

変な遠慮は無しにして、思い切り生き抜きたい。

話しが逸れてしまった。

モニュメントバレーの夜空に戻る事にしよう……

帰り道も満天の星空の下を走って宿へと向かった。

今日も素敵な事が盛り沢山だった。

ベッドに横になるとあっという間に深い眠りへと向かった……

朝起きて、カーテンを開けると沢山あった宿泊客の車が殆ど無い。

アメリカンは早起きだなぁ……と、自分も急いで支度。

朝ご飯は勿論、ナヴァホ タコス。

朝からタコス。

でも美味しい!!!

外は快晴!!とても気持ちがいい朝だ!!

魂も身体も喜んでいるのがはっきり解る。

すっかりアメリカン サイズになったようだ。

さぁ!今日はグランドキャニオンへと向かう日だ!!

どんな事が待ち受けてるのだろう!!

道をずんずん進んで行くと車のテールランプがついたり消えたり……

ん?と思い、自分も近付いて行くと……

なんだ……入場料が必要なのか……無料かと思っていた自分は少しだけ残念に思った……

しかし、レンジャー服に身を包んだ、自分のタイプの女性に微笑みかけられながら催促されると、

こちらも笑顔で払ってしまう(笑)

あぁ…もっと貴女と話したい……と後ろ髪を引かれながらその場を去る……

グランドキャニオンには色々なポイントがあるらしい。

公園入り口で貰ったグランドキャニオン新聞には「崖から落ちない様に」と注意書きがされている。

と、あるポイントへと辿り着いた。

確かに崖が目の前、柵も何も無く簡単に奈落の底へ落ちる事が出来る。

と、崖ら目を離して視線を前方にやると……

見渡す限りの……広大な大地、大地、大地!!!

それ以外何も無し!!!

空も雄大だ!!!

抜ける様に青い空……………

圧倒される。

凄く力強い。

人間って小さいとか、そんな感覚をも凌駕するグランドキャニオン…

勿論モニュメントバレーも。

本当に来て良かった……。゚(T^T)゚。

まだ少年の面影を残す、極東から来た青年の魂に計り知れないインパクトを与えた北米大地……

この時、自分の中にはっきりと刻みこまれた物。

未来永劫、消える事の無い炎として自分の中でずっと燃え続けるであろう。

さて、そろそろラスベガスへと戻る時が近付いて来た。

帰りのセスナではなんと!

笑ってしまう、ささやかな出来事が起きた。

つづく……ー


凄い……凄過ぎる……

大地から優しく吹き上げて来る風を暫く感じながら、その大地が刻む時間に自分を合わせていった…

気に入った場所を見つけ、長い時間佇む。

寝転んで空を見上げたり。

本当に素敵な時間だ。

暫く公園で大地と戯れた後、馬に乗れるのを思い出した!

直ぐに申し込みに向かった!

直ぐに乗れるとの事。

早速馬に跨り公園内へ!!!

自分にあてがわれたお馬さんは白。

とても目が可愛い (-^□^-)

会って間も無いのに気持ち良く背中に乗せてくれた!

ゆっくりと背中に揺られて、今度はお馬さんと共に、あの大地へと戻る。

どんどん奥へと進む!!

もう完全にアメリカ大西部に魅せられた……

本当に至福の時間を過ごしている。

ずーっと昔、この大地にネイティブアメリカンしか居なかった時代、

彼等は誰にも干渉される事無く好きな時間、好きなだけ馬に乗って走り回っていたんだろうなぁ……

なんて、もの思いにふけってると、お馬さんがいきなりガイドさんの行く馬さんとは逆の方向へ.....(笑)

腹を軽く蹴ると直ぐに元に戻ってくれた(笑)

帰りたかったのかい?

しかし、馬と共に過ごした時間も本当に素敵だった。

完全に非日常の空間......全てを忘れ、時間さえも忘れ、馬と大地と一体化した時間だった。

かなりの時間をおまけしてくれたガイドさんに御礼を言って、先程見かけたネイティブアメリカン、

ナヴァホ族のジュエリーが売っている土産屋さんへと向かった。

しっかりと、値引き交渉までして(笑)中々良い買い物をした。

以前、Blogに登場した私の友人、「金ねぇよ君」(笑)の土産もしっかりと購入した。

その時以外は本当に生まれ故郷の事を思い出す事は無かった。

すっかり御満悦になった私は、宿へと向かった。

無事チェックインを済ませ、(ストの影響で泊まれなかった前日分は返してくれるとの事、ラッキーだ!!)

そこの宿にあるレストランへと向かった。

そこにナヴァホ タコスと言うメニューがある。

すっかりその味にはまった私は、滞在中はそればかり食べていた。

そして夜になり……夜のモニュメントバレーはどんなだろう?と凄く気になり……

言ってみた。

公園は当然閉まっている。

辺りは真っ暗だ。

極東から来た少年は、ふと空を見上げた。

少年の目に飛び込んできた光景……

初めて見た光景。

「……うひゃー!!( ̄□ ̄;)!!」

……………つづく




$Harley Davidson 北米大陸一人旅  シャスタ&セドナ編
……小さなセスナ機は、途中、風にもて遊ばれながらも、無事に目的地の空港へと降り立った。

さぁ、ここからは、自由に一人で時間に縛られずに、やりたい様にやれる!!
空港で水とジャーキーを購入し、はやる気持ちを胸に、写真でしか見た事の無かった、
最初の目的地、モニュメントバレーへ!!!!!

ひたすら真っ直ぐの道路……右を見ても左を見ても、見渡す限りの荒野……

暫く風を感じながら、フリーウェイを順調に走っていたが、ふと、止まりたくなった。

すれ違う車もまばらな、見渡す限り何にも無いアメリカ大西部の大地へ降り立ってみた。

しーん……

音が全くしない。

真昼間の抜ける様な、青い絵の具で塗りつぶしたかの様な文字通りの青空の下、たった一人、ぽつんと、
アメリカの荒野に立っている。

今まで見渡す限りのビル群、沢山の人、車の行き交う音、人々が出す様々な生活音の洪水に揉まれ、又、それが当たり前になっていた毎日。

そんな生活から一変、なーんも無い荒野へと来た。

本当に気持ちがいい。

思い切り手を伸ばしても誰にも、何処にもぶつからない(笑)

ずーっと空を見上げていても、誰にも怪しまれない(笑)

……さぁ!まだ途中だ!先は長い、と思い切り背伸びをして、再び走り始めた。

暫く走っていると、目の前に見覚えのあるシルエットが......

おぉ!!もしや、あれがモニュメントバレーか!!!

ぐんぐん近付いて来た!!

パーキングへ行くと、幾つかの、ネイティブアメリカンによる、土産屋さんがある。

後でゆっくり買い物をしよう。

ん!なんと!馬で公園内を散策出来るのか!!

何故か昔から馬が大好きな私は、これは絶対に乗ろう!!と決めた。

そして.........

言葉にならない…とは、こんな感じなんだろう……

目の前に、どーん!!と圧倒的な存在感を放ち、太古の昔からその場に鎮座する巨大な、
自然の力による、芸術作………

写真では無く、今まさに自分の目で、全身で、五感全開で感じている……

俺って小さい(^o^;)

極東から来た、中肉中背の(笑)男は、その圧倒的なアメリカ大西部の自然の前に立ち尽くしていた……

つづく……