……小さなセスナ機は、途中、風にもて遊ばれながらも、無事に目的地の空港へと降り立った。

さぁ、ここからは、自由に一人で時間に縛られずに、やりたい様にやれる!!
空港で水とジャーキーを購入し、はやる気持ちを胸に、写真でしか見た事の無かった、
最初の目的地、モニュメントバレーへ!!!!!

ひたすら真っ直ぐの道路……右を見ても左を見ても、見渡す限りの荒野……

暫く風を感じながら、フリーウェイを順調に走っていたが、ふと、止まりたくなった。

すれ違う車もまばらな、見渡す限り何にも無いアメリカ大西部の大地へ降り立ってみた。

しーん……

音が全くしない。

真昼間の抜ける様な、青い絵の具で塗りつぶしたかの様な文字通りの青空の下、たった一人、ぽつんと、
アメリカの荒野に立っている。

今まで見渡す限りのビル群、沢山の人、車の行き交う音、人々が出す様々な生活音の洪水に揉まれ、又、それが当たり前になっていた毎日。

そんな生活から一変、なーんも無い荒野へと来た。

本当に気持ちがいい。

思い切り手を伸ばしても誰にも、何処にもぶつからない(笑)

ずーっと空を見上げていても、誰にも怪しまれない(笑)

……さぁ!まだ途中だ!先は長い、と思い切り背伸びをして、再び走り始めた。

暫く走っていると、目の前に見覚えのあるシルエットが......

おぉ!!もしや、あれがモニュメントバレーか!!!

ぐんぐん近付いて来た!!

パーキングへ行くと、幾つかの、ネイティブアメリカンによる、土産屋さんがある。

後でゆっくり買い物をしよう。

ん!なんと!馬で公園内を散策出来るのか!!

何故か昔から馬が大好きな私は、これは絶対に乗ろう!!と決めた。

そして.........

言葉にならない…とは、こんな感じなんだろう……

目の前に、どーん!!と圧倒的な存在感を放ち、太古の昔からその場に鎮座する巨大な、
自然の力による、芸術作………

写真では無く、今まさに自分の目で、全身で、五感全開で感じている……

俺って小さい(^o^;)

極東から来た、中肉中背の(笑)男は、その圧倒的なアメリカ大西部の自然の前に立ち尽くしていた……

つづく……