27.近鉄長野線「喜志」駅。


$西向きのバルコニーから アメブロ分室-喜志駅階段



 地下改札口のある駅、殊に現存する近鉄電車の駅なら、似たようなロケーションはいくらでも見られるであろう。

 しかし私が初めてこの駅を利用した1980(昭和55)年には、まだ駅事務所や改札口は地上にあったし、勿論の如く自動改札もなかった。
 改札口の真上には、ツバメが巣を作っていて「ツバメの巣があります。静かに通ってやって下さい」と書かれた、短冊みたいな紙がぶら下がっていた。

 そして30年余りが過ぎ、自動改札口、駅事務所と改札口の地下化……、富田林駅までの複線化と、色々新しくなった。
 また最近ではエレベーターも設置。

 富田林市内に6つある鉄道の駅の中で、最も利用客が多い駅だというのも、ちょっと意外に思ってしまった。(近鉄「喜志」「富田林」「富田林西口」「川西」「滝谷不動」南海「滝谷」)。


 駅の開業は、明治31年とか。歴史と伝統が受け継がれていく、喜志駅である。



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 大阪モノレール(大阪高速鉄道)国際文化公園都市(彩都)線「公園東口(こうえんひがしぐち)」駅。


$西向きのバルコニーから アメブロ分室-大阪モノレール公園東口駅



 文字通り、万博記念公園の東口の最寄り駅。また万博記念競技場の最寄り駅。

 今から7年前の2004(平成16)年9月。ある懸賞で賞品として貰った、サッカーのJリーグ、ガンバ大阪対東京ヴェルディ戦を観にいった際、この駅で乗り降りした。


 当初は兄と2人で行く予定だったが、兄が腰の怪我で行けなくなったので、母と一緒に行った。

 母は当時84歳。とは言え若い頃はスポーツウーマンだったこともあり、普段からテレビでスポーツ観戦することもしばしば。サッカーなどは、テレビの前でついつい足をバタつかせキックするほどの、身の入れようである為、この時もたまたま生で観戦出来る機会に恵まれて、喜んで観にいった。

 さすがに久し振りの遠出で少々疲れが出たのか、帰りは足元も危ういヨチヨチ歩きで、私と手をつないでの帰宅となったが、初めてのサッカー生観戦を十分楽しめたようであった。


 現在母は、91歳。やはりあの頃に比べると、多少フットワークも衰えてはきているが、自慢のキックで、老いも病も蹴飛ばして、まだまだ頑張ってほしいと思う。


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 妻が読んでいます その22。

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 私は子供の頃、偏食が激しかったということは、既に何度か書いたが、中でも特に野菜が大の苦手であった。

 小学校の給食で生野菜が出た時には、無理やり口に押し込んで、ゲーゲー言いながら涙を流しながら食べた。 
 家庭科の時間には、サラダオイルと塩胡椒を使った自分たちお手製のドレッシングを有効利用せんがために「美味しい美味しい」と自己暗示にかけて食べてみたたものの、シャキシャキ噛んでいる中にだんだん自己暗示が萎えてしまって、またゲーゲー涙を浮かべていたりしたこともあった。

 その後高校時代の一時期、九州で一人暮らししていた際、下宿屋の賄い料理に好き嫌いも言えず、また強い自己暗示にかけて、嫌いな野菜も毎日食べていたら、何とか食べられるようになった。

 今ではうどんにネギは欠かせないし、先日北海道の友人から送ってもらったアスパラガスは大好物だし、妻が作る野菜多めの料理も、ほとんど問題なく食べている。


 ただ今でもやや苦手なフキや春菊、ミツバなどに、長年かけて頑なに培われてきた私の自己暗示を、時々壊されそうになることが、少し心配ではある。



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 近鉄京都線「伊勢田(いせだ)」駅。


$西向きのバルコニーから アメブロ分室-近鉄伊勢田駅



 1973(昭和48)年5月27日が、唯一この駅を利用した日である。


 京都山科にいた頃、近所に住んでいた友達のH君が、小学校4年生の終わりに引越し、転校した。
 それから2年余り。中学1年生になった同じ近所の友達同士で「H君に会いにいこう」という話になり、5月の最終日曜であり、またH君のの誕生日でもあったこの日に、友達4人でお宅を訪問したのが、確かこの日であった。

 
 その日は友達5人で旧交を温め、夕方にはまた4人連れだって、帰路に就いた。
 電車やバスを乗り継ぎ、あとは徒歩。そして我が家までもう5分程度で到着という所で、どこからか子猫の鳴く声が聞こえてくるのに気付いた。

 我が家では、私が小学校1年生から6年生まで、何匹か猫を飼っていたのだが、丁度その頃、我が家所属の猫は1匹もおらず、いささか寂しい思いをしていた時期だったので、ふいに聞こえてきた子猫の声に、私は過敏なぐらいの反応をしてしまっていた。

 よく耳をすませて聞けば、子猫の声は道路から少し高い所を流れる、用水路の土手の、草むらの中から聞こえてくる。どうやら子猫は草むらの中にいるらしい。だがその辺りの草むらはと言うと、近所のオジサンもマムシにやられたという曰く付きの場所。危ない、マムシは怖い……、しかし子猫が……。

 一緒にいた友達も先に帰ってしまって、独りではどうしようもなかったので、取りあえず家まで走って帰って、母を助っ人に呼んできて、私は思い切って土手を何歩か駆け上がった。すると草の葉と葉の間から、チラリと猫の顔が見えた。

 私の背後から、母が訊ねた。

「どんな子や?」

「まっ黒けや!」

 そう答えた私は、ほどなく真っ黒な子猫を拾い上げ抱きかかえ、母と笑顔で、家に連れて帰った。


 我が家にやってきた、まっ黒けの子猫は、当時テレビ放映されていたアニメ『ジャングル黒べえ』にあやかり、その日の中に「クロベー」と名付けられた。


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 妻が読んでいます その21。

 『おもろい「1坪商法」で食っていく』

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 何度も同じことを言うが、妻は将来のあらゆる状況を想定している。
 ひょっとしたら、明日突然、何か周りが驚くようなことを始めたとしても、決して不思議ではない。



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 妻が読んでいます その20。

 『あのとき食べた、海老の尻尾』

 木村 衣有子 著

 大和出版



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 私は子供の頃、偏食が激しかった。食欲そのものが、あまりなかった。
 食べたいものといえば、饅頭とかビスケットとか、お菓子類ばかり。母にも多大な心配や迷惑をかけた。

 勿論の如く、海老も大嫌いだった。家族に「なんで嫌いなん?」と問われた時、ひと言「海老は臭い!」と言いきっていた。
 なるほど海老には独特の匂いがあるにはある。だがその匂いが、子供の頃の私には、全く受け付けられなかった。無理に食べると、オエオエなった。

 それから40数年を経て、今、海老は好物になっている。


 大人になったものである。



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 妻が読んでいます その19。

 『食の極道~喋るも食うも命がけ~』

 勝谷 誠彦 著

 文春文庫



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 亡義父はなかなかの大食漢であった。何度か一緒に食事をしたことがあるが、いつも見事な食いっぷりだった。

 妻もまた、よく食べる。結婚してから、夫婦で何度かケーキバイキングに行ったし、湯豆腐食べくらべ大会にも出場した。

 食品の安全についての本を読み漁り、何を食べたらいいのか分からなくなってしまうのではなく、食べ物を様々な角度から研究した上で、買い、作り、たくさん食べているのである。


 ああ、一度でいいから椀子蕎麦なるものに挑戦してみたい、今日この頃なのだ。



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 26.大阪市営地下鉄御堂筋線「梅田」駅。


$西向きのバルコニーから アメブロ分室-地下鉄梅田駅



 ドーム型の天井に蛍光灯のシャンデリアという、昭和初期のモダン建築がそのままに残る駅ホーム。

 階段「蹴込み」部分の広告も、大阪発祥とか。


 ここを上がれば、阪神百貨店は目の前。



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 大阪市営地下鉄御堂筋線「梅田(うめだ)」駅。


$西向きのバルコニーから アメブロ分室-大阪地下鉄梅田駅



 先頃新装オープンしたJR大阪駅界隈に、最も近い地下鉄の駅。

 ちなみに他の路線では、地下鉄谷町線「東梅田」駅、同じく地下鉄四つ橋線「西梅田」駅、それに私鉄では阪急「梅田」駅や阪神の「梅田」駅もやはり同じこの界隈に集中してあり、各社運賃の差は少々あれど、新しいJR大阪駅近辺にはどの路線からでも行くことが出来るので、お間違えのなきよう。


 私が初めてこの駅を利用したのは、1980(昭和55)年春。まだ大学に入って間もない頃の話である。
 高校まではほとんど京都で過ごしていたので、それまで大阪に来た機会は数えるほどしかなく、地下鉄の利用も、確か小学生以来のことだったと思う。

 まずこの駅で降りて、阪神百貨店のタイガースグッズ売り場へ行きたかった。

 今でこそ、殊に関西なら方々で目にするようになったタイガースグッズだが、当時はHTマークの帽子すら手に入り難かったし、縦縞のジャージなんてどこにも売っていなかった(確かタイガースショップでもなかった)。

 昔京都で子供用の野球帽と言えば、皆たいていYGマークばかり。仕方なく嫌々ながらYGマークのを被っていたのだが、ある時スーパーでスカイブルーのCDマークが付いた中日ドラゴンズの帽子を見付けて買ってもらい、それに『巨人の星』の父ちゃん星一徹コーチと同じ「84」番を貼り付け、しばらく愛用していたという、アンチ巨人ファンならではの思い出もある。

 故に阪神タイガースグッズばかり販売しているお店に行くのが、長年の夢でもあった。
 阪神百貨店のデパ地下に入っただけで、もう嬉しかった。ワクワクしながら、エスカレーターで階上のタイガーショップへと向かった。
 そして財布の中身を気にしながらも、宝物の山の中をウロウロ歩くのが歓喜至極の時であった。


 だがしかし……、まだ大阪の地下街に慣れていなかった当時の私は、この地下鉄梅田駅から1分とかからない距離のはずの阪神百貨店へ行くのに、迷って迷って、何と歩いて30分もかかってしまっていた。


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 25.近つ飛鳥風土記の丘。


$西向きのバルコニーから アメブロ分室-近つ飛鳥風土記の丘


 大阪府立近つ飛鳥博物館に隣接する、広さ29ヘクタールに及ぶ史跡公園。
 中小102基ある古墳のうち40基が整備されており、石室を見学出来るようになっている。


 緑いっぱいで、学習しながらの森林浴散歩には、もってこいの場所。



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