「彼は確率的な人間」
彼はとても単純でいて
どういうことかというと、たとえば天気予報だ。
朝のテレビ番組で
「東京地方の正午から午後6時までの降水確率は40パーセント」
と言われれば、誰もが「折り畳み傘くらいは」
極めて正直な性格をしている。
どういうことかというと、たとえば天気予報だ。
朝のテレビ番組で
「東京地方の正午から午後6時までの降水確率は40パーセント」
と言われれば、誰もが「折り畳み傘くらいは」
と考えるのかもしれない。
しかし、彼はちょっと変わっている。
しかし、彼はちょっと変わっている。
降水確率の意味というのは、
「東京地方のどの地点でも正午から
「東京地方のどの地点でも正午から
午後6時までの降水量の合計が
1ミリ以上となる確率が40パーセントです」
ということである。
1ミリ以上となる確率が40パーセントです」
ということである。
つまり予報が100回出されたとき、
およそ40回は雨になるということだ。
けれど、彼はそうはとらない。
どしゃぶりを100として40パーセントくらいの
およそ40回は雨になるということだ。
けれど、彼はそうはとらない。
どしゃぶりを100として40パーセントくらいの
強さの雨が降ると考えている。
皆さんは、そこで笑うかもしれない。
しかし、考えてほしい。
皆さんは、そこで笑うかもしれない。
しかし、考えてほしい。
雨は降るか、降らないかの2つに1つ。
40回という数字が出た時点で、
40回という数字が出た時点で、
傘を持つべきではないのか。
けっして彼の考えるところの確率が違っているとも
けっして彼の考えるところの確率が違っているとも
限らない。
ということで、彼は出先時に雲一つない
ということで、彼は出先時に雲一つない
冬の晴天であっても
予報で0と言われない限り、
予報で0と言われない限り、
必ず折りたたみ傘を持参するのだ。
そう。彼はとても単純で、
そう。彼はとても単純で、
確率的な人間なのだ。

