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空色ノートのブログ

こんにちは、空色ノートと申します。このブログでは日記や詩を中心に、たまに旅行記も書いています。
映画、音楽、写真、旅行、漫画が好きです。美術館、博物館、神社、お寺など、時々出かけています。毎週の楽しみは、私の愛した歴代ゲゲゲ、薬屋のひとりごと。

9月25日、仙台駐屯地(宮城県仙台市)で開催された、陸上自衛隊東北方面隊 創隊62周年記念事業 に行ってきました。

この日のお目当ては、観閲行進と訓練展示。観閲行進には、ヘリコプター(4機)や松島基地のF-2(2機)も参加していました。



青空の下、大迫力の模擬戦が行われました。やはり空砲射撃の音は凄いなぁ…と。



9月、岩手県立美術館(岩手県盛岡市)で開催された、『コレクター福富太郎の眼 昭和の名実業家が愛した珠玉のコレクション』を観てきました。開催を心待ちにしていた展覧会です!



昭和のキャバレー王として知られた、実業家・福富太郎。この展覧会では、そのコレクションより、美人画や洋画など約80点が紹介されています。

特に、
鏑木清方(かぶらき きよかた)《薄雪(うすゆき)》(噛み締めた唇、ひしと抱き合う二人。ちらちらと舞う雪が、一層切なさを掻き立てる)
鏑木清方《妖魚》(爛々とした瞳は、獲物を狙うハンターそのもの。むっとした水の臭いや、尾びれが跳ねる音まで感じられそう)
鏑木清方《銀世界》(吹く風の冷たさ、かじかむ指の感触が伝わってくるよう)
渡辺省亭(わたなべ せいてい)《塩冶高貞之妻(えんやたかさだのつま)》(豊かな黒髪に艶のある唇、細部まで魅力に満ちた)
富岡永洗《傘美人》(少女のようなあどけない瞳。モアレ柄の着物が目を引く)
池田輝方《幕間(まくあい)》(華やかな雰囲気に、心が浮き立つ。足が痺れてしまった?女性がいるのがリアル)
池田蕉園《宴の暇》(小さく口ずさむ歌、扇子を開閉する音が聞こえてきそう)
松本華羊《殉教(伴天連お春)》(満開の桜を見上げる澄んだ瞳、微笑みを浮かべた口元。お春(遊女・朝妻との説も)の覚悟が胸に迫る)
伊藤小坡(いとう しょうは)《つづきもの》(身支度もそこそこに、連載小説に夢中になる女性。親近感を覚える)
松浦舞雪(まつうら ぶせつ)《踊り》(優美な姿にうっとり。一枚落ちた短冊が、祭りの終わる寂しさを感じさせる)
北野恒富(きたの つねとみ)《道行(みちゆき)》(死へ向かう二人だからこそ、繋いだ手の温もりが哀しくも愛おしい)
島成園(しま せいえん)《春の愁い》(心はすでに旅立ってしまったかのよう)
寺島紫明《鷺娘》(清らかな美しさを感じる)
山本芳翠《眠れる女》(健やかな寝息が聞こえてきそう)
岡田三郎助《ダイヤモンドの女》(潤んだ瞳で見つめられると、ドキドキしてしまう)
満谷国四郎(みつたに くにしろう)《軍人の妻》(悲しみを押し殺した姿に、胸が締め付けられる)
が良かったなぁ…と。

時間をかけてじっくりと鑑賞し、作品との対話を楽しんできました。大満足です!
福富さんの審美眼には感服致しました。機会があれば、ぜひ他のコレクションも拝見したいなぁ…と思います。

※会期は11月6日まで、すでに終了しております。

常設展『コレクション展 第2期』では、
五味清吉《人魚》(少女漫画のような可愛らしさ)

『特集 作家たちの20代』
五味清吉《たけに草》(大きな瞳の女性が印象的)

『松本竣介・舟越保武展示室』
舟越保武《聖セシリア》(ブロンズ) (眼差しが優しい)
が特に良かったです。

※こちらの会期は10月16日まで、すでに終了しております。
映画『雨を告げる漂流団地』を観てきたので、感想を少し(ネタバレあり)。冒険ファンタジーを期待していましたが、思っていたよりサバイバルで。仲違いの描写が多く、途中からうんざりしてしまいました…。

・柔らかい雰囲気のキャラクターデザイン、美しい背景美術が好み。団地、スイミングスクール、デパート、遊園地など、登場する廃墟が味わい深い。
・中性的なのっぽ君が可愛い。少年時代の安次(安じい)かと思いきや、そんなこともなく…。
・夏芽と航佑の言い争い、令依菜(れいな)が夏芽に詰め寄る様子が何度も繰り返され、観ていて嫌気が差した。
・落ちる、落とす場面が多い。
・子供達(特に航佑)のサバイバル能力が高いのはなぜ?
・遊園地の少女の唐突な登場に驚いた。
・もう少し余韻の残るラスト、しっとりとしたエンディング曲にして欲しかったなぁ…と。

辛口でごめんなさい。