私は、自分の健康も兼ねて

趣味でダンスを習っている。

 

 

子供の頃に、

母に連れられて

習い始めたらしい。

 

 

県外に就職するまで続け、

結婚と出産を経て復帰し、

ダンス歴25年になる。

 

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就職するまでは、

ダンスのキャリアが20年あって、

音楽に合わせて体を動かすのが

好きだったこともあって、

フリは、1回踊ったら覚えられる

って感じだった。

 

 

週6のレッスンのうち、

どこか1回行けばいいレッスンを、

週5で電車や自転車に乗って

通っていたのもあって、

そりゃどんどん上達するから、

大体いつもセンターだった。

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でも。

 

 

就職、結婚、出産と経験して、

20年近いブランクができた。

 

 

そしたら、

過去にあれだけ覚えられていたフリは

覚えられなくなっているし、

体も思うようには動かなくなっているのを

目の当たりにした。

 

 

「なんでこんなに踊れない?」

って愕然とした。

 

 

周りを見渡すと、

10代、20代、30代と、

下の年代の子達は、

ダンスのレベルがすでに高く、

覚えも早い。

 

 

過去の栄光みたいなものがあるとしたら、

私は、それにすがりたい気持ちになった。

 

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でも現実は、

前のようには覚えられないし、

前のようには体が動かない。

 

 

ジレンマを抱えつつ、

自分の課題と受け止めつつ、

ダンスの上手な子達に見てもらって、

ポイントを教えてもらって

動いてみる、改善する、の繰り返し。

 

 

そんな中、4人の娘たちも

習い始めたのだけど、

4人のうち、中高生の3人の娘たちが、

また上手い。

 

 

特に、体の使い方。

 

 

なめらかであり、

力強くあり、自然な動き。

 

 

ダンス歴、

わずか数ヶ月〜3年ぐらいの

娘たち。

 

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その娘たちからある日、

「ママの踊りって、なんか変」

「ママの通りって、全部100%の力で踊ってるって感じ」

「体の使い方が硬い」

って言われた。

 

 

その言葉が一体何を指すのか、

具体的にはよく分からなかった。

 

 

娘に聞いても

「うーん…どういうことって言われても…」

と、娘たちすら言語化するのに、

困っていたから。

 

 

でも、

「何か改善の余地があって、

現状、自然な動きでもなく

滑らかさもないんだろうな」

と、いうことだけは分かった。

 

 

と、同時に、

めちゃくちゃ凹んだ。

 

 

✅これまでの25年ってなんだったんだろう?とか

✅若手の子達に教えてもらいながら、

少しずつは上手くなってるかと思ってたけど、

そうでもなかったのかもしれない、とか。

 

 

そう感じたら、涙が止まらなくなって、

次から次へと涙が出始めて、

私はお風呂に入ることにした。

 

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お風呂に入ってもなお、

涙が止まらない。

 

 

「悔しい」

「あんな風に踊れたらいいのに」

「体が思うように動かない」

「でもやるしかない」

 

ずっと、そんな思いがぐるぐるして、

とにかく涙が出るのを

受け止めるしかなかった。

 

 

でも。

 

 

こういう経験をしていると、

一つ、できるようになることがある。

 

 

それが、

「分からない人やできない人が

悔しさやジレンマを抱える気持ちを

イメージできるようになる」

ってこと。

 

「ジレンマを抱えている人が

どんな風に、どんな言葉をかけられたら

いいのだろうか?」

って、今後の自分に活かすこと。



就職するまでの、たとえるなら

「向かう所敵なし」

みたいな状態の私は、

この気持ちは全く分からなかった。

 

 

「覚えが早いね」

って言われても

「んーなんか覚えられちゃうからね」

って感じだったし、

 

「そんな風に踊れない」

って言われても

「んー別にいいんじゃない?」

って思っていたし。

 

 

今思えば、

あの頃かけられていた言葉には

もっと、相手の心情を知る

ヒントがあったのかも知れないけど、

 

私は相手の心を知ろうとしなかった。

 


だから今、

その分、できない人の悔しさや、

ジレンマみたいなものを

自分が経験することで、

 

今度はそういう人が

目の前に現れた時、

自分がどう立ち振る舞えばいいのかを

考えることができるようになる。

 

 

とはいえ、

自分のダンスの向上に必要な

課題にも向き合って、

一つ一つ取り組んでいくしかないとも

思ってはいる。

 


こういう経験をすると、

 

「人ってどんなタイミングで

どんな言葉をかけられると、

励みになるのか、もしくは、

やる気をなくすのか」

っていうのは、すごく勉強になる。

 

 

今回の娘とのやり取りも、

きっとそういう学びの

タイミングだったんだろう。

 

 

この経験を、自分の今後に置き換えて、

「もっと周りも自分も一緒に向上していける関係づくり」

を、ますます目指したいと思う。

 

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