J1第13節 ジェフ千葉×横浜F・マリノス
ジェフ千葉 1ー1 横浜F・マリノス
【得点】
千葉 巻誠一郎
横浜 小宮山尊信
地味に楽しみにしてた試合をテレビにて観戦しました。
自分の注目ポイントはなんと言っても、深井と巻。
2002年に関東大学リーグでダブル得点王に輝いた駒澤2トップです。
そう言えば同じ年に阿部吉郎選手(現湘南)が2部の得点王だったんですよね。
って事は、今はキングとなっている流通経済大も当時は2部だったんだなぁと。
そう考えるとその後のRKUの躍進はハンパないですね。
とそんな感じです。
しかしスタメンを見ると深井選手がいないではありませんか?
しかもベンチにすらいないって言うね。
深井と巻では断然深井派なだけにいきなりのショック。
しかも当時の駒澤の心臓だった中後選手も控えスタート。
試合前から楽しみが半減しましたね。
と言った感じですが、気を取り直して試合観戦。
今シーズンのジェフを見るのは初なんで、ジェフ中心に観戦…しようと思ったんですが、気がつくとといつの間にかマリノス中心になってしまいます。
相変わらず関係各所に顔を出してチームの心臓となっている兵藤のプレイに「やっぱり彼は代表に入ってもおかしくないな」とか思ったり。
渡邉選手に関して「やっぱりまだまだ消えてる時間が長いな」とか思ったりね。
基本的にはいつもの感想です。
で、試合についてですが後半の頭を除いてはほぼマリノスのゲームの様に感じました。
後ろから丁寧にビルドアップして、ゆっくりながらもサイドバックも含めて人数をかけて攻めてる印象。
ただペナルティエリア付近のアイデアが足りなくて行き詰まっちゃう感じでした。
ペナルティエリア付近までは、結構綺麗に行くだけに見てて歯痒くなってきますね。
そういう意味ではゴール前で変化を加えられる選手と言う事で今後は中村俊輔選手がキーマンになるのかなぁと。
現状では結果が出てるとは言えないけども、発展途上の選手が揃っててこれと言って外す選手がいないのが今のマリノスだと思ってます。
そこに中村俊輔選手が入ったら、その伸びしろ溢れる誰かがポジションを失う事になるんですが、一方で経験豊富な彼に触発されてより成長する選手が出てくるかもしれませんね。
ドゥンガ選手獲得後のジュビロ磐田みたいな現象が、もともと自クラブ出身の中村俊輔選手をきっかけに起きたらマリノスとしては最高ですね。
2億円とか言われてる年俸も決して高くはないんじゃないでしょうか?
そんなマリノスで今更ながら目を引いたのが田中裕介選手と小宮山尊信選手の両サイドバック。
田中選手はサイドバックとして、十分な攻め上がりでボールに絡んでたのが印象的でした。
ただ個人的により注目したいのは、そのユーティリティ性です。
今でこそ田中隼磨選手の抜けた右サイドに入ってますが、昨年までは主に左サイドやCBをこなしてたんですよね。
まだまだ凄みが出てきてはないけど、総合的にもう一回りスケールアップして上手くユーティリティ性がアピール出来れば、代表も見えてくるのかなぁなんて思いました。
また左サイドの小宮山選手。
今シーズン序盤は調子を落としてたのか出てない試合もあったみたいだけど、最近見る度にアグレッシブですね。
左サイドでボールを持った時の空気は何かをやってくれそうな雰囲気がピリピリしてます。
と言うのも、中に入ってのシュートがあるんでそれが牽制になってるからなんでしょう。
先日発表したハロージャパンからは外してしまったけど、左SBの層から見てぜひ加えたいなぁと感じました。
あとなんといってもナイスシュートでしたね。
プレッシャーのかかる場面で、難しいバウンドのボールをふかさずに上手くミートしたなぁと。
あれは上手かった。
とにもかくにも、最近はマリノスにハマってますね。
横浜だけに。
一方の千葉。
とりあえず深井選手がいなくて残念だったんだけど、その代わりに谷澤達也選手のドリブルが印象的でした。
この日もフッと相手のタイミングを外す場面が見られていいドリブラーだなぁとね。
またそのドリブルからアシストが生まれた訳で。
ってか、谷澤選手をちゃんと見たのって2003のユース代表以来じゃないでしょうか?
レギュラーを掴みきれずにここまできてるので伸び悩んでんのかなぁとか思ってたんだけど、きっちり怖い選手に変身してますね。
先日Yahoo!知恵袋で「日本一のドリブラーは?」みたいな質問に「谷澤選手です。」みたいに答えてた人がいたけど、あながちだなぁと思いました。
また下村東美選手や工藤浩平選手らも効いてる様に感じ、中後選手がレギュラー獲得に至らない選手層も感じました。
でも、まだ何か足りないんですよね。
攻撃面で絶対的に頼れる様な選手なんですかね?
良いチームだとは思ったけど、また見たいと思わせる強烈なものがわからないと言うか。
やっぱり深井選手が見たかったですね。
そんな感想です。
やっぱり何度も見てる横浜に肩入れしてしまいますね。
小宮山選手のゴールが決まった時とか小躍りしましたし。
でも、千葉ももっと見たいなぁと思いました。
各選手にプレイのイメージをつけてく作業は面白いですしね。
また何度も見てるうちに肩入れしたくなってくるかもしれませんね。
最近フラットにJを楽しめる様になってきたのが自分的に熱いですね。
こうして各選手のイメージを焼き直して日本代表戦を見たら、一層楽しめる気がしてきました。
とりあえず5/27のキリンカップが楽しみですね。
日本代表発表
昨日キリンカップとW杯最終予選の日本代表が発表されましたね。
以下、発表された日本代表。
GK
楢崎正剛(名古屋)
都築龍太(浦和)
川島永嗣(川崎)
DF
中澤佑二(横浜FM)
山口智(G大阪)
田中マルクス闘莉王(浦和)
駒野友一(磐田)
今野泰幸(F東京)
長友佑都(F東京)
槙野智章(広島)
内田篤人(鹿島)
MF
中村俊輔(セルティック)
橋本英郎(G大阪)
遠藤保仁(G大阪)
中村憲剛(川崎)
松井大輔(サンテティエンヌ)
阿部勇樹(浦和)
長谷部誠(ヴォルフスブルグ)
本田圭佑(VVV)
香川真司(C大阪)
山田直輝(浦和)
FW
玉田圭司(名古屋)
大久保嘉人(ヴォルフスブルグ)
矢野貴章(新潟)
岡崎慎司(清水)
興梠慎三(鹿島)
まぁ正直順当だなぁと。
初代表は槙野選手と山田選手な訳だけど言う事ないですね。
個人的には槙野選手は日本人で最も勢いのある若手CBだと思ってます。
そして将来の日本のディフェンスの柱になっていく選手だと思ってます。
と言うのも、単に活躍してるからじゃなくて20代前半より下の世代のCBの層が薄いからってのもあります。
また全体的に小柄な感じだし。
とにもかくにもこれから彼には頑張ってもらわないといけないですね。
また一方の山田選手。
たまに浦和レッズの試合を見ると玉離れの良さとゴールから賢く逆算されたプレイが印象的で新生浦和レッズの象徴な感じがします。
ってか、今フレッシュな選手を呼ぶなら間違いなく彼でしょうね。
高卒1年目の18歳と若くはありますが、納得の選出です。
ってか、ルーキーイヤーの5月に初選出だと1998年の小野伸二選手よりひと月くらい遅れてる感じですね。
当時はW杯イヤーで今回は当時に比べて選手層の厚いとどっちが凄いか甲乙つけがたいところですが、凄いのは間違いないところ。
もし試合に絡んでくるような事があれば非常に楽しみです。
と言う訳で、岡田ジャパンについて見てきましたが、ちなみにハロージャパン(現時点で自分ならどうするか?)は以下の通りです。
と言っても、発表された代表を見ちゃってる今インスパイアしてしまうのは避けられないところですが。
GK
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)
川島永嗣(川崎)
DF
中澤佑二(横浜FM)
田中マルクス闘莉王(浦和)
岩政大樹(鹿島)
中澤聡太(G大阪)
徳永悠平(F東京)
長友佑都(F東京)
槙野智章(広島)
内田篤人(鹿島)
MF
中村俊輔(セルティック)
稲本潤一(フランクフルト)
遠藤保仁(G大阪)
阿部勇樹(浦和)
長谷部誠(ヴォルフスブルグ)
兵藤慎剛(横浜FM)
本田圭佑(VVV)
香川真司(C大阪)
山田直輝(浦和)
FW
玉田圭司(名古屋)
大久保嘉人(ヴォルフスブルグ)
渡邉千真(横浜FM)
岡崎慎司(清水)
森本貴幸(カターニャ)
基本的に岡田ジャパンと同じなんで、わざわざ書く必要あるのか?って感じですね。
GKはなんだかんだで川口選手。
最近やっぱりこの人上手いなぁと思ったんで。
DFは岩政選手と中澤聡太選手が岡田ジャパンとの違いでしょうか?
と言うのも、基本的にヘディング強い選手が好きなんで。
ちなみに寺田選手や高木和道選手らを加えてきたのを見ると岡田監督と近い感覚かなぁと。
また右SBには徳永選手を入れてみました。
頑張ってる雰囲気が出ないのが欠点だけど持ってるものは高い。
ちなみに個人的に彼の適性はひとつ前の右の攻撃的な位置だと思ってます。
MFに関しては、ほぼ同じ。
兵藤選手は好きな選手だしマリノスでも替えの利かない選手になってきたんで選出。
FWは渡邉千真選手が新しいところ。
結果をみる限りは十分に選ばれる選手ではあると思いますが、実際にプレイを見ると代表はまだ少し早い気もします。
ただ好きな選手なんで選出。
見ての通りハロージャパンは岡田ジャパンよりフィジカルが強い選手が多めです。
「なんだかんだサッカーはフィジカル」って思う時期ってあるじゃないですか?
今はそんな時期なんです。
ちなみに入れたいけど出場時間不足な選手もいて、高原選手や平山選手がそれです。
期待してるんで頑張って欲しいなぁと。
こうして代表選んでみて感じたのは、自分自身前に比べて若手若手言わなくなったなぁとね。
恐らく「代表に若手がどんどん入って欲しい」って感覚が薄れたからなんでしょう。
もしくはシドニーの頃は純粋に「中堅≧若手」だったか。
とにもかくにも、20代後半を核に20歳前後の若手に代表予備軍が控えてる現状は年齢バランスはいいのかなぁとね。
ってな訳で、ボチボチと代表な時期になってきました。
テレビも新しくなった事だししっかり代表もチェックしていきたいなぁと思います。
ACL Fグループ第6節 ガンバ大阪×FCソウル
ガンバ大阪 1ー2 FCソウル
【得点】
G大阪 宇佐美貴史
ソウル デヤン
ソウル キム・ハンユン
なんと言っても宇佐美貴史選手のプロデビュー戦。
試合はもちろん宇佐美選手中心に観戦しました。
そんな宇佐美選手。
1ゴールしてるし及第点ではあると思うけど、まだまだ出来るなぁってのが感想。
と言うのも、最大の武器である左サイドからドリブルで深くまで切れ込むプレイが皆無だったから。
あれが見たかったんですがね。
とは言え1ゴール。
綺麗な抜け出しからの冷静に流し込んだのは立派でした。
今までのイメージより動いてたし守備もしてた印象。
あまりチャレンジはしてない感じだったけど、これから徐々に出してくれるでしょう。
この日結果を残した事で今後出番が増えてくれたら何よりです。
そんな宇佐美選手中心に見てた試合ですが、一方でガンバは控え中心と言う事で普段見れない選手が多くそういう選手が見れたのは収穫でした。
そんな中でいいなぁと思ったのが、倉田秋選手と寺田紳一選手。
倉田選手はボランチながら攻撃に特徴を感じました。
小柄な中盤な選手らしく運動量豊富でテクニックがある感じ。
ボールに触る事でリズムを作ってるんですかね?
ボールに触ってる時間は長いけど、ガンバのパスサッカーの中で持ちすぎと言う感じでなくアクセントになってる印象でした。
昨年からちょいちょい出てて気になってはいたんだけどなるほどね、と言った感じです。
非常にガンバユース出身っぽい選手だなぁと感じました。
また一方の寺田選手。
ユース代表時代はちょいちょい見てたけど今回は久しぶりの観戦。
いやぁ驚きました。
相当に成長してますね。
ガンバのチャンス時には多く顔を出して効果的に絡んでた感じだし、また2列目ながらフィニッシュもいけるなぁってね。
これまで(4年くらい前)のイメージでは、テクニックはあるけど決め手に欠ける器用貧乏なイメージだったけど、ゴールの匂いのするいやらしい選手になったなぁと感じました。
層の厚いガンバ大阪の中盤でポジションを獲得しようとしてるのも納得ですね。
いやいや恐れ入りました。
この日ガンバ大阪の中盤は、遠藤選手・明神選手・橋本選手・二川選手・佐々木選手ら主力級選手はいなくて若手中心だったにも関わらず、あれだけのクオリティの選手が揃うとは正直言って凄いですね。
自分の中では相当な発見です。
いろいろと発見の多かったこの試合。
ただ心残りがありまして、それは平井将生選手の出陣時間が短かった事。
そんな訳でボールに触る機会は少なかったけど、そんな中でも爆発的なスピードの片鱗はなんとなく感じました。
こりゃ速い…気がします。
ってか、本当にもっと長い時間見たかった選手ですね。
ガンバ大阪のFWは層が厚くて試合に出るのはなかなか厳しいとは思うけど、頑張って欲しいなぁと感じました。
と言う訳で、ACL20連勝はならなかったもののガンバ大阪にとっては非常に有意義なゲームだったのではないでしょうか?
全体的に派手な選手は少ない印象だけど、非常に献身的なチームだと感じました。
先日見たガンバユースも同じような印象だったんで一貫性みたいなのがあるんですかね?
とにかく消化試合ながら個人的には非常見応えのある試合でした。