HFL第7節 ツエーゲン金沢×松本山雅FC
と言う訳で、更新しました。
2009/5/31 14:00K.O
ツエーゲン金沢 0-1 松本山雅FC
【得点】
松本 三本菅崇
とにかく勝ったのが全てですね。
にしても、ツエーゲン金沢は思ってたよりも落ちるチームだったなぁってのが感想です。
ビジュ選手にデニス選手が出場停止とはいえ、根本裕一選手や古部健太選手ら名の通った選手が多かっただけにもう少しアグレッシブなチームだと思ってたんですけどね。
そんな中でも、やっぱり注目しちゃうのはベタベタに根本裕一選手。
かつてはアテネ五輪予選メンバーだったりと日本代表も噂されてた選手で、昨季まで松本山雅FCに在籍してた矢畑智裕選手と鹿島ユースの先輩後輩関係の選手。
その経歴だけ見れば、HFLでも図抜けた存在だけにどんなプレイを見せてくれる
のと思ってたわけです。
が、ところがどっこいですよ。
この日はこれと言って見所はなし。
まず動かない。
動かないからボールが集まらない。
ピッチの中央に据えられて期待はされてるんだろうけど、思いのほかに存在感はありませんでした。
一方の松本山雅FCはボチボチかなぁと。
相変わらず北村選手は危機察知能力が図抜けててすげぇ利いてるし、三本菅選手の攻め上がりはなぜか捕まらないっていうね。
そんな中印象的だったのが、途中出場の木村勝太選手。
個人的には今シーズン最も応援したい選手なんですよ。
ここまで見た印象では、ボールを持っても消極的なプレイが目立って決して好印象ではありませんでした。
しかし坊主頭で登場したこの日は今までが嘘のような積極的なプレイを見せてくれましたね。
ボールを持ったらゴールに向かってくし、球際も激しい感じ。
FWとして当然の姿勢だと思うけど、ようやく見せてくれたってなぁってね。
で、やっぱりポテンシャルは高いなぁと。
FWとしての怖さも出てきたと思うしこれからが期待ですね。
個人的には勝ち点3と共に彼の輝きを見れたのが収穫でした。
と言う訳で、前半戦終了。
やっぱりHFLはリーグ進行が早過ぎですね。
ってか、2位での折り返しですか。
いい結果ではないけど、決して悪い結果でもないなぁと思います。
とにもかくにも勝負はこれからですね。
なんか今年昇格しないとヤバイってのは本当っぽいんで、とにかく頑張って欲しいと思います。
ってか、これからのキーマンは木村選手でしょうか?
バモス木村勝太!
以下、写真。
金沢サッカー場
キリンカップ2009 日本×ベルギー
日本 4ー0 ベルギー
【得点】
日本 長友佑都
日本 中村憲剛
日本 岡崎慎司
日本 矢野貴章
相手がかなりの主力が不在だったらしいから参考にならないのかもしれないけど、いいサッカーしてたなぁってのが感想です。
素早い攻守の切り替えにより、高い位置で相手を囲い込んでボールを奪う。
奪ったボールは攻め急がずにポゼッションしながら枚数をかけて攻めるといった感じでしょうか?
完全に強者が弱者に対してするサッカーでしたね。
そんな中目立ってたと感じたのがベタに中村憲剛選手と岡崎慎司選手。
中村憲剛選手に関してはハマってるって言葉がハマってるなぁとね。
中村憲剛選手に関しては何度か見てても今ひとつ掴みきれない選手で自分の中では「特徴がないのが特徴」と勝手に思ってました。
でも、最近になってやっと彼の最大の武器に気づいた気がします。
それは判断の早さなのかなぁとね。
いつも思うのはとにかく球離れがいい。
そしてミスが少ない。
それぞれのプレイはシンプルで派手さはあまりないけど、ボールが集まるからプレイ回数が多いですよね。
そんなプレイスタイルが今の代表のトップ下ってポジションにピタリとハマったなぁって感じです。
また一方の岡崎選手。
本命不在のFW陣にあって一歩頭出たかなぁって感じです。
運動量が多くて体も張れるという献身的なプレイスタイルがいいですね。
また印象的なのがボディバランスの良さ。
ボディバランスがいいから、小柄ながら当たりにも強いしトラップの後の動きも早いなぁと。
いやいやこんなにモノになるとは思いませんでした。
にしても、あのダイビングヘッドには驚かされました。
見てて思わず乗り出しましたよ。
あと印象的だったのが遠藤選手と長谷部選手のドイスボランチ。
彼らの攻守の切り替えの速さと対人守備の強さこそがこのチームの心臓なんだなぁとね。
また長谷部選手の低い位置からの持ち上がりがショートパス主体のリズムの中で良いアクセントになってるとも感じました。
ただ今大会の様なチームだとそれがハマるけど、その中盤のプレスを抜けてくるようなスキルがあるチームが相手だとどうなのかなぁとも思いました。
今大会と同じようにバカ正直にプレスをかけたらおそらく交わされて痛い目にあうでしょう。
となると若干サッカーも変わってくるのでしょうか?
今大会の出来が良かっただけに、もう少しランクの上のチームとの試合も見てみたいなぁと思いました。
そんな感想です。
まぁその前に最終予選のウズベキスタン戦ですね。
はっきり言ってアジア予選を突破に一喜一憂する時代ではないと思ってますが、きっちり決めるのはいい事です。
まずはなにより勝ってW杯を決めて欲しいですね。
キリンカップ2009 日本×チリ
日本 4ー0 チリ
【得点】
日本 岡崎慎司
日本 岡崎慎司
日本 阿部勇樹
日本 本田圭佑
ここ最近は代表戦から遠ざかってたんで比較とか出来ないんだけど、とりあえず内容は良かったと思いました。
ただチリに対して4点差程の実力はなかったかなぁとね。
非常に効率よく得点を重ねてたのに対しチリは自ら枠を外して自滅してった印象。
決定力不足と言われて久しい日本には、珍しく効率の良い試合だなぁと感じました。
そんなんなんで、わりと印象良かったしほとんどの選手に言及していきたいなぁとね。
まず最もインパクトがあったのが本田圭佑選手でした。
なんと言うかギラギラしまくってますね。
「自分が結果を出すのがチームの為」とでも言い出しそうな強烈なゴールへの意識。
若干セルフィッシュな印象ではあったけど1ゴールを含む2点に絡む働きは立派です。
オランダ2部とは言えMVPは伊達じゃありませんね。
にしても、岡崎選手の先制点を呼んだミドルはもの凄かった。
お手本の様なミドルシュートでノビがハンパなさ過ぎです。
いやいや恐れ入りました。
だけど個人的には終了間際の得点の方がインパクト強かったですね。
フリーだし山田選手の柔らかいパスに対して利き足で入ってこれたんで決して難しいシュートではないと思うんだけどとにかくキレイに決め過ぎ。
簡単に決めすぎてるから目立ちにくいとこでシュートが速いし上手い。
日頃から得点しまくってる臭いがプンプンするゴールだと感じました。
あと気になったのはベタに18歳ながら代表デビューの山田直輝選手。
ベンチスタートだったんで出ても短時間かと思たんですが、どっこい案外に長かったのは熱かったですね。
前見た印象通りで運動量があってテクニックあるしアイデアもある。
18歳という年齢を感じさせないで普通に攻撃のアクセントになってたなぁと。
ってか、全体的に今の若い選手って彼みたいになんでも出来る中盤の選手が多い気がするのは気のせいでしょうか?
そして18歳の彼のおかげで若手としてのイメージが半減した印象なのが香川真司選手。
名前自体はFC宮城バルセロナからセレッソ大阪に入団した時に知ったんだけど、その後の躍進に反比例して実際のプレイってのは案外ほとんど見たことのない選手でした。
なんで結構気になってたんですよね。
J2から唯一の代表ってどんなかと。
はたまた20歳にして中盤ながらJ2得点王ってどんなかとね。
それ程彼の出番を楽しみにしてたんですが、彼の出場は後半も終了間際になってからでした。
なんであまりプレイシーンは見られず。
そんな短い時間で感じたのはドリブルのキレですね。
まだまだ見た時間も短いしどんなプレイが出来るのかもほとんどわからないんだけど、漠然と元日本代表の前園真聖選手みたいな感じかなぁとか思いました。
もっとちゃんと見てみたい選手の一人ですね。
あとは矢野貴章選手。
前にも述べたところだけど、ユース代表の頃とはだいぶイメージ変わりましたね。
当時はワンポイントのヘディンガーとしてのイメージが強かったけど、今は前を向いた時のスピードを生かしたドリブルの方が印象的に。
新潟でも彼のドリブルを生かす為かウイングやってるし。
ってか、文字でしか彼の活躍を追ってなかった時は「日本代表には早いでしょう」とか思ったりしたけど、実際に彼のポテンシャルの高さを見せつけられると呼びたくなる気持ちも分かるなぁと。
にしても、日本のスタメンは中盤の真ん中を主戦場にしてる選手多すぎ。
実際に中盤やってた遠藤保仁選手・長谷部誠選手・中村憲剛選手・本田圭佑選手に加えてCBに入ってた阿部勇樹選手、左SBの今野泰幸選手と計6人。
日本は中盤がストロングポイントなのは言われてたところだけど多すぎでしょう。
兵藤選手はいつ代表に呼ばれてもおかしくはないと思うけど、定着していくのは途方もなく大変そうですね。
ポジション的にまだ渡邉千真選手の方が代表に近そうな気がします。
とまぁなんだかんだ言いましたけど、チーム作りもボチボチ順調そうでなによりです。
キリンカップ2戦目もこの日の様な快勝をしてフロックでない事を証明して欲しいなぁと感じました。