ACL Fグループ第6節 ガンバ大阪×FCソウル | CZOブログ

ACL Fグループ第6節 ガンバ大阪×FCソウル

2009/5/20 19:00K.O

ガンバ大阪 1ー2 FCソウル
【得点】
G大阪 宇佐美貴史
ソウル デヤン
ソウル キム・ハンユン




なんと言っても宇佐美貴史選手のプロデビュー戦。

試合はもちろん宇佐美選手中心に観戦しました。


そんな宇佐美選手。
1ゴールしてるし及第点ではあると思うけど、まだまだ出来るなぁってのが感想。
と言うのも、最大の武器である左サイドからドリブルで深くまで切れ込むプレイが皆無だったから。
あれが見たかったんですがね。
とは言え1ゴール。
綺麗な抜け出しからの冷静に流し込んだのは立派でした。
今までのイメージより動いてたし守備もしてた印象。
あまりチャレンジはしてない感じだったけど、これから徐々に出してくれるでしょう。
この日結果を残した事で今後出番が増えてくれたら何よりです。


そんな宇佐美選手中心に見てた試合ですが、一方でガンバは控え中心と言う事で普段見れない選手が多くそういう選手が見れたのは収穫でした。

そんな中でいいなぁと思ったのが、倉田秋選手と寺田紳一選手。


倉田選手はボランチながら攻撃に特徴を感じました。
小柄な中盤な選手らしく運動量豊富でテクニックがある感じ。
ボールに触る事でリズムを作ってるんですかね?
ボールに触ってる時間は長いけど、ガンバのパスサッカーの中で持ちすぎと言う感じでなくアクセントになってる印象でした。
昨年からちょいちょい出てて気になってはいたんだけどなるほどね、と言った感じです。
非常にガンバユース出身っぽい選手だなぁと感じました。


また一方の寺田選手。
ユース代表時代はちょいちょい見てたけど今回は久しぶりの観戦。
いやぁ驚きました。
相当に成長してますね。
ガンバのチャンス時には多く顔を出して効果的に絡んでた感じだし、また2列目ながらフィニッシュもいけるなぁってね。
これまで(4年くらい前)のイメージでは、テクニックはあるけど決め手に欠ける器用貧乏なイメージだったけど、ゴールの匂いのするいやらしい選手になったなぁと感じました。
層の厚いガンバ大阪の中盤でポジションを獲得しようとしてるのも納得ですね。
いやいや恐れ入りました。



この日ガンバ大阪の中盤は、遠藤選手・明神選手・橋本選手・二川選手・佐々木選手ら主力級選手はいなくて若手中心だったにも関わらず、あれだけのクオリティの選手が揃うとは正直言って凄いですね。
自分の中では相当な発見です。



いろいろと発見の多かったこの試合。
ただ心残りがありまして、それは平井将生選手の出陣時間が短かった事。
そんな訳でボールに触る機会は少なかったけど、そんな中でも爆発的なスピードの片鱗はなんとなく感じました。
こりゃ速い…気がします。
ってか、本当にもっと長い時間見たかった選手ですね。
ガンバ大阪のFWは層が厚くて試合に出るのはなかなか厳しいとは思うけど、頑張って欲しいなぁと感じました。



と言う訳で、ACL20連勝はならなかったもののガンバ大阪にとっては非常に有意義なゲームだったのではないでしょうか?

全体的に派手な選手は少ない印象だけど、非常に献身的なチームだと感じました。
先日見たガンバユースも同じような印象だったんで一貫性みたいなのがあるんですかね?

とにかく消化試合ながら個人的には非常見応えのある試合でした。