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J2第3節 松本山雅FC×ギラヴァンツ北九州

2012/3/17 14:00KO

松本山雅FC 1-0 ギラヴァンツ北九州
【得点】
山雅 飯田真輝


《試合経過》
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00134428.html


《試合感想》
まずは勝ったことが何よりだと思っています。
内容は良くはなかったと思うけど、それぞれがやるべき事を全うした山雅らしい勝利でしたね。

山雅はいつも通りの3-5-2。
守備に関しては日に日に成熟度が増している印象を強くしています。
毎度同じ内容になってしまうけど、受け渡しがスムーズでフリーの選手を作らせないのは本当に見事でしたね。
開幕から3試合を通してみても裏を取られるシーンは悪い奪われ方をされてのショートカウンター以外ではほとんど見られていないし、そこは本当に計算出来ている気がしました。
ロングボールに関しても飯田選手がいればある程度跳ね返せるだろうし、今後怖いのはセットプレイと山形戦で秋葉選手にやられた様なミドルになってくるのかなと感じたものです。

一方の攻撃面では少し消化不良だったのかなと。
前半はある程度チャンスを作ったとは言え、北九州の自滅的側面が大きいと思ってるので割り引いて考えなくてはならないと思っています。
と言うか、前半の北九州のディフェンス酷すぎでしたね。
特に1ボランチに入った金鐘必のところはJFLでもなかなか見られないお粗末さだったと思っています。
とにかくCBとの距離感が悪くて常にCBとボランチのところに広大なスペースが生まれていました。
そこのスペースで片山選手・木島徹也選手・弦巻選手らがフリーに近い形でがボールを受けられていたんだから、チャンスが生まれるのも必然だったのかなと。
ただあれだけ良い形でボールを持たせてもらえたのに、そのカウンター的形から得点を奪えなかったのは山雅のスタイルを考えた時大きな課題だと思っています。
「あの形で点取れなくてセットプレイ以外でどうやって点獲るの?」みたいな感じでしょうか。
また同じシーンで気になったのは「Jリーグ」と言う名前に勝手にプレッシャーを感じてしまったのか、フリーなのに慌てた判断をしてしまったシーンが少なくなかった点。
序盤の木島徹也選手のロングシュートしかり、得点のきっかけとなるCK奪取に繋がる弦巻選手のプレイしかり。
今後カウンター気味に得点を重ねていくにはそこらへんの判断の精度を上げていく必要がある気がしたものです。

一方の北九州は先にも述べたけど、前半が酷すぎた反面、後半は昨年躍進したサッカーを見せてもらえたのかなと。
シンプルで早いボール回しから隙をうかがうイメージだったと思うんだけど、やっぱり昇格2年目である程度結果を出しただけのものでしたね。
この日の山雅(特に後半)が5-3-1的な非常に守備的なシステムだっただけに穴が見出しにくかったのはあるだろうけど、守備的過ぎない相手ならそれなりに突破できそうな気配は感じました。
と言うか、北九州ならリスペクトされ過ぎないだろうし、逆にこの日の山雅よりは戦術的にはまる相手が多いのかなと感じたものです。
ただ欲を言うなら引いた相手から点を奪う武器を持てたらより怖さが出てくるのかなと。
試合の経過と共に山雅の中盤のプレスは甘くなっていたと思うんだけど、そこを突いてミドルを撃つシーンが何回あったことでしょうか?

と、そんな感想。
欲を言えば課題はあるけど、まずは勝利できた事を喜びたいと思います。
試合の経過と共に運動量が落ちていったのは相変わらず気になるけど、開幕2試合と比べて寄せていけば奪える感覚も掴めたと思うし今後に向けて良いきっかけになったのかなと。
ここから数試合は同等の内容で試合を進めたい相手が続くので、今回掴んだ自信をより深められたらと思います。
内容と共に結果が出始めてる時期だけに、ここから数試合は楽しみたいものですね。



《気になった選手》
松本山雅FC
DF 飯田真輝
CBで出場。
持ち前の高さで1ゴール。
そして得点シーン以外でも空中戦はほぼ完勝でしたね。
このゴールでよりマークは厳しくなっていくと思うけど、山雅最大の武器として今後も披露していって欲しいですね。

FW 片山真人
CFで出場。
完勝とはいかないまでもターゲット役として、後ろからのボールをある程度収められていたのかなと。
またクロスに対して惜しいシーンも何度かあったし久しぶりの出場で存在感は示せたのかなと感じました。
抜け出た選手がいないだけにポジション争いも激しいけどなんとか結果を出して欲しいと思います。


《試合以外雑感》
・雨で人が少なかった。
・東京から来てる知り合いがVAMOSで誘導してて面白かった。
・UMのサブリーダーシステムが面白かった。
・「長野銀行」コールがウィットに富んでて面白かった。
・抽選があたって面白かった。

J1第1節 サンフレッチェ広島×浦和レッズ

2012/3/10 14:00KO

サンフレッチェ広島 1-0 浦和レッズ
【得点】
広島 佐藤寿人


《試合経過》
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00133960.html


《試合感想》
・広島は両ウイングがしっかりと引いて守りの時は5-4-1の形で堅かった。
・攻撃時にはしっかりとポゼッション出来るので移動距離に割りにWHの消耗が少なそうだった。
・浦和は3-6-1だった。
・攻撃時は鈴木啓太選手が最終ラインに落ちてくる形で4-5-1的な感じになっていた。
・ペトロビッチ監督ダービーと言う事でスタイルは似ているんだろうけど、成熟度で広島に分があったと思う。
・それは特にクサビのパスの入り方に見られていて広島はズバズバと縦パスが入っていた。
・浦和は長いパスが多くなってしまっていたけど、これからなんでしょう。
・このメンバーでペトロビッチサッカーをし始めたらかなり脅威だと思うので、成熟を見守っていきたいと思った。
・勝利後の森保監督の挨拶が熱すぎた。



《気になった選手》
サンフレッチェ広島
MF ミッキチ
右WHで出場。
やっぱりスピード溢れる縦への突破が魅力的でした。
この試合でもきっちり得点のきっかけとなるクロスを上げていたので流石だったなと。
守備意識も高いし改めて良い選手だと感じました。

浦和レッズ
MF 梅崎司
左SHで出場。
激しい上下動でチームに貢献していたなと。
攻撃のイメージが強いけど守備も悪くないのと言うのが分かったのは個人的な発見。
代わりの少ないポジションだと思うので怪我なく頑張って欲しいと思います。

ロンドン五輪アジア最終予選 U-23日本代表×U-23バーレーン代表

2012/3/14  20:00KO

U-23日本代表 2-0 U-23バーレーン代表
【得点】
日本 扇原貴宏
日本 清武弘嗣


《試合経過》
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/live/oly_20120314_01.htm


《試合感想》
ちょっと時間が経ってしまったので感想も軽めに。

まずは五輪出場の場に立ち会えて良かったですね。
そして試合もまずまずはイメージ通りだったのかなと。

日本はいつも通りの4-2-3-1。
チームの狙いとしては出し入れの速いパス回しの中で隙を見出し、そこから一気に崩しにかかる様なイメージになるのかな?
この日はその形から2得点なのでまずまずの内容だった気がしました。
特に後半の2得点はいずれも相手CBと右SBの間と言う同じエリアを崩してのものだったので、パス回しの中で消耗させそこを突けたという印象をより強くしたものです。
また守備面に関してもボールを支配しながらも山口選手を中心にしっかりとリスクマネージメントが出来ていて危ないシーンも少なかったのかなと思っています。
比較的プレッシャーの少ない試合だったとは思うけど、試合通して焦れずクールにやりきったのは見事でしたね。

そんな訳で、本大会出場が決定。
簡単な予選ではなかったと思うけど、実際はここからがスタートなのかなと思っています。
短期決戦を18人で乗り越えなければならないし、そこに海外組やオーバーエイジも絡んでくるだろうからメンバー選考には注目ですね。
これまでの1試合毎の選考に比べてポリバレントな能力が求めれられるだろうから、これまで脇役だった選手が滑り込んでくる可能性は十分にあります。
また予選に絡んでこなかった海外組が多く控える攻撃陣は激戦必至でしょう。
その中でベストの人選をしていって欲しいものです。


《気になった選手》
U-23日本代表
DF 鈴木大輔
CBで出場。
高さが魅力なのは以前から感じていたけど、この日は対人の強さが印象的でした。
縦への仕掛けに対しファールをせず冷静に対応していたのは良かったですね。
本大会でも熱いプレイを続けて欲しいと思います。

MF 山口蛍
ボランチで出場。
高い危機察知力により前掛りになったチームに安心感を与えてくれていましたね。
奪われた瞬間の早い潰しは見てて口元が緩んでしまいます。
チーム内でもかなり大きな役割を果たしていたと思うので、本大会でも活躍を楽しみにしたいと思います。


《試合以外雑感》
・日の丸がスタンド内で映えていて良かった。
・バーレーン側スタンドに人が少なくて面白かった。
・本大会出場決定後、比嘉選手が「VAMOニッポン」を歌っていたのが熱かった。