ふぇいばりっとしんぐinピルケース。 -9ページ目

ちば映画祭2012行ってきた。

「へんげ」と「ゴッド・ファーザー・オブ・ゴア」を観に

ちば映画祭に行ってきましたよ。



ふぇいばりっとしんぐinピルケース。


「へんげ」http://hen-ge.com/index.html

去年のゆうばりで見逃し、3月、シアターN渋谷での公開まで待ちきれないっ!と期待大で

臨んだのだけれどとても良いシーンが見られて満足。

製作規模がどうとかよりも

「見たことの無い、見たかったものをみせてくれる映画は良い映画」

に尽きるっつーか。


そして当時、誰も見たことの無かった残酷映画を作った

スプラッター映画の父、ハーシェル・ゴードン・ルイスのドキュメンタリーで締めるという

良い一日を過ごさせてもらいましたよ、ありがとう!ちば映画祭!!!


「2000人の狂人」の主題歌はいつ聞いても良いねぇ~。




「ラバー」




とある砂漠に捨てられていたタイヤに命が宿る

しかも彼には念じるだけで物を破壊できる能力まで備わっていた!

破壊の対象は空き缶、小動物から当然?人間に

なぜ彼は生まれたのか?彼の目的は??

NO REASON

・・・だそうです。
殺人タイヤがコロコロと人を殺して回る
タイヤ版「アタック・オブ・ザ・キラートマト」くらいで充分満足なのに

「名作映画には必ず「理由の無い」要素がある
 この世界も人生にも理由は無い」とかなんとか
実は物事の意味、理由についての話だったりもするという変った映画。

それに関しては2回目見るときに考えるとして
まずは生き生きと動き、感情を表し、人を殺すタイヤの名演技をボケ~~っと眺めて
へへへっと笑って楽しめたので良かった・・・かな?


そんな面白いけどそれちょっと劇場公開難しいよね的な映画を集めた
「未体験ゾーンの映画たち2012」という特集上映が
ヒューマントラストシネマ渋谷で開催中なのですよ
http://www.ttcg.jp/human_shibuya/

DVDスルーの宣伝上映だろ?と言っても
クロエ・グレース・モレッツやミラ・ジョヴォヴィッチ出演作に
ヘルレイザー9作目とかも並ぶラインナップ!

昔の東京ファンタ、平日昼間の上映作みたいな雰囲気がとても良いので多分、通います

「ヒミズ」



古谷実の同名漫画「ヒミズ」を映画化した園子温監督の新作。

「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」「恋の罪」で注目の作家になり
過激、過剰、暴力描写、物事の裏や本質を暴く?作風が一般的に人気、評価されている
理由なのかなぁと思う

自分は「紀子の食卓」からずっと園監督作は「血縁、家族、父親」に対する思いがテーマで
新興宗教や連続殺人犯を扱っていても最終的には家族、食卓、その歪さや関係性について
描いている作品だと思っていたけれどそれ以上に「言葉」が大切なのですね

前作「恋の罪」でも田村隆一の『帰途』という詩を引用したり
「言葉が肉体(意味、価値)を持つ」みたいな台詞があったけれど
「ヒミズ」の登場人物は台詞や感情を言葉だけでなく体、動き、暴力で表し
悪意は暴力、好意は眼差しや行動で実体(肉体)を得る

「頑張れ」とか「世界でひとつだけの花」なんて言葉は
感情、気持ち、想いが伴わないと意味が無い
それが無いから疎まれるし伝わらない

「言葉」に「感情」があるか?

「言葉」に「実感」があるか?

「言葉」に「肉体」があるか?

みたいな映画だな、と
「あ!?ヒミズってそんな話だったか???」と思うでしょうが
良い映画化です