ふぇいばりっとしんぐinピルケース。 -2ページ目

「ゴッド・ブレス・アメリカ」

「ゴッド・ブレス・アメリカ」公式サイト


会社をリストラされ、妻子とは別居、医者からは余命半年と宣告された中年男フランクが

女子高生のロキシーを相棒にアメリカ中のゆるせない奴らを殺して回る話。


去年のベストが「スーパー」で「ナチュラル・ボーン・キラーズ」や「ワイルド・アット・ハート」大好き!

なのでこの盆と正月がまとめて来たような話!!!

しかも監督は「ポリス・アカデミー」シリーズで街のキ〇ガイ不良バイカー集団のボスから

警官になるゼッドを演じていた人!!!!ということですげぇ楽しみだったのですが

ちょっと思っていたものとは違う作品だったす。


普通のおっさんが自暴自棄になってそこら中に溢れる

「自分の事しか考えず、周りに対しての思いやりの無い奴ら」を殺す!設定は良いけど


その怒りの矛先がリアリティTVに出ているセレブ女子高生(名前はクロエ!!)だったり

「アメリカン・アイドル」風番組でオーディションを受けに来た奴をを笑いものにする審査員だったり

するのが・・・・というかそれは社会よりもエンタメ、メディア界の節操の無さに対する不満、怒りで

一般人のしかもいい年したおっさんが残り少ない自分の時間を使ってまで怒り狂い、

究極のカードを使う理由にはならない気がするのですよな。


確かに怒りを覚えるTVバラエティ番組は多いけれど、一視聴者であるなら

「番組見ない」「TVを叩き壊して捨てる」で充分なのでは???


多分監督のボブキャット・ゴールドスウェイト自身のメディアや社会に対する怒り、批判

なのだけど、それならコメディアンや役者を主人公に・・・したらそのまんま過ぎで

笑えないのか。


なんとなくジョン・ウォーターズ監督の「セシルDシネマウォーズ」っぽいつうか

クリムゾンボルト&ボルティやミッキー&マロリーの域までは届かなかったかなぁ~という印象。


あ!あとフランクの相棒、女子高生のロキシー、演じるタラ・ライン・バーは可愛いんすが

現実女子高生なのも「妄想相棒、イマジナリーフレンドネタ好き」としては(?)がっかり。

非実在妄想女子高生相棒なら良かったのにっっ!


・・・と色々言ったけれど「他人に対する思いやりを持て」というテーマを真面目に語る

良い映画なので好きな人は是非。



「ダークナイト ライジング」

クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」三部作完結編。


いやぁ~、伝説が、壮絶に、終わりましたねぇ。(←言いたいだけ)


「バットマン ビギンズ」と「ダークナイト」の設定、展開を受け継ぎ、原作シリーズの中から

「ナイトフォール」「ノーマンズランド」(どちらも未訳で粗筋しか知らないっすが)

のストーリーを掛け合わせて、キャット・ウーマン(セリーナ・カイル)も出して

でも、物語としては「ダークナイト」三部作の完結編として落とすという何気に、

いや、かなり上手い脚本。


でも多分普通に撮影、編集していたら3時間越え、ヘタすりゃ前後編2部作で

「ハリー・ポッター」のような事になるのは必至!!!!!!

で、ノーランがどうしたかというと全編息つく暇なく、ストーリーを理解できるギリギリの所まで編集!


お陰で場面転換、位置関係、時間経過などはめちゃくちゃで

漫画を「高速」でパラ読みしているような感覚というか・・・。


多分、D・フィンチャーが「ソーシャル・ネットワーク」と「ドラゴンタトゥーの女」でやった

「内容を高速で目一杯詰め込んで、でも言いたい事はギリギリ伝わる方式」を

アクション映画の編集に取り入れたのだと思うのですが

普通はそのままだと細かい事が気になって話に集中できなくなるハズです。


が!そこで威力を発揮するのがするのがハンス・ジマーの音楽!

(フィンチャーの2作ではトレント・レズナーが同じ役割ですね。)

なんでもないシーンでも全編に渡っていつも以上に緊張感と興奮を煽りまるジマー節っ!

それが映画全体のリズムを一定のスピードに保ち続ける事で他のノーラン作品以上に

「考える暇を与えずに観客を画面に集中させる」という作戦が・・・


見事に成功してますっ!!!


実はノーラン作品は余り好きでは無い人なんすが

今回の離れ業?は(他で真似されたくないけど)スゲェなぁーーーと感心したっす。


なので、是非!劇場で一定時間ばっちり拘束されて、大画面で集中して観る事をオススメです

IMAX版で観たときは(2回観てます)心拍数上がって、終いにはお腹痛くなるという・・・。


あ、あと内容的には

ベインの誕生秘話をちょっと変更(ビギンズでラーズ・アズ・グールにしたように)して

原作キャラ知っていてもどうなるか分からない!のも面白い、つかこの三部作の特徴だなぁとか


バットマン=ブルース・ウェインの性格、ゴッサムシティやゴッサム市民に対する思いや接し方が

アメリカ的大富豪というよりもイギリスの貴族的なそれだったりするのはやはり親がイギリス人な

ノーラン監督の考え方の表れなのかしらねぇとか色々あるのですが

とてもよく出来たシリーズだったと思います!


・・・ティム・バートン版の方が何倍も好きですけどねっっ!!


上半期映画ベスト。

恐ろしい事に今年も半分を過ぎたので


2012年上半期映画ベストを一応。


①「KOTOKO」


②「メランコリア」


③「私が、生きる肌」


④「pina3D」


⑤「この空の花」


⑥「ゾンビアス」


⑦「ドライヴ」


⑧「ドラゴンタトゥーの女」


⑨「ヒミズ」


⑩「SRサイタマノラッパー/ロードサイドの逃亡者」


まぁ他にも「バトルシップ」とか「REC3」とか「ゾンビ大陸アフリカン」とか「ラブド・ワンズ」とか

面白かったし、楽しんだけれど

挙げた10本はどれも観終わって数日、今でも心に残っている作品という事で。

個人的な今年前半の心境に合っていて良いなぁと自己満足。


年末には「アベンジャーズ」「エヴァQ」「エクスペンダブルズ2」とかが上位になっていたら笑える

というか、そうなった時の記録としてメモ、なんて。