「ダークナイト ライジング」 | ふぇいばりっとしんぐinピルケース。

「ダークナイト ライジング」

クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」三部作完結編。


いやぁ~、伝説が、壮絶に、終わりましたねぇ。(←言いたいだけ)


「バットマン ビギンズ」と「ダークナイト」の設定、展開を受け継ぎ、原作シリーズの中から

「ナイトフォール」「ノーマンズランド」(どちらも未訳で粗筋しか知らないっすが)

のストーリーを掛け合わせて、キャット・ウーマン(セリーナ・カイル)も出して

でも、物語としては「ダークナイト」三部作の完結編として落とすという何気に、

いや、かなり上手い脚本。


でも多分普通に撮影、編集していたら3時間越え、ヘタすりゃ前後編2部作で

「ハリー・ポッター」のような事になるのは必至!!!!!!

で、ノーランがどうしたかというと全編息つく暇なく、ストーリーを理解できるギリギリの所まで編集!


お陰で場面転換、位置関係、時間経過などはめちゃくちゃで

漫画を「高速」でパラ読みしているような感覚というか・・・。


多分、D・フィンチャーが「ソーシャル・ネットワーク」と「ドラゴンタトゥーの女」でやった

「内容を高速で目一杯詰め込んで、でも言いたい事はギリギリ伝わる方式」を

アクション映画の編集に取り入れたのだと思うのですが

普通はそのままだと細かい事が気になって話に集中できなくなるハズです。


が!そこで威力を発揮するのがするのがハンス・ジマーの音楽!

(フィンチャーの2作ではトレント・レズナーが同じ役割ですね。)

なんでもないシーンでも全編に渡っていつも以上に緊張感と興奮を煽りまるジマー節っ!

それが映画全体のリズムを一定のスピードに保ち続ける事で他のノーラン作品以上に

「考える暇を与えずに観客を画面に集中させる」という作戦が・・・


見事に成功してますっ!!!


実はノーラン作品は余り好きでは無い人なんすが

今回の離れ業?は(他で真似されたくないけど)スゲェなぁーーーと感心したっす。


なので、是非!劇場で一定時間ばっちり拘束されて、大画面で集中して観る事をオススメです

IMAX版で観たときは(2回観てます)心拍数上がって、終いにはお腹痛くなるという・・・。


あ、あと内容的には

ベインの誕生秘話をちょっと変更(ビギンズでラーズ・アズ・グールにしたように)して

原作キャラ知っていてもどうなるか分からない!のも面白い、つかこの三部作の特徴だなぁとか


バットマン=ブルース・ウェインの性格、ゴッサムシティやゴッサム市民に対する思いや接し方が

アメリカ的大富豪というよりもイギリスの貴族的なそれだったりするのはやはり親がイギリス人な

ノーラン監督の考え方の表れなのかしらねぇとか色々あるのですが

とてもよく出来たシリーズだったと思います!


・・・ティム・バートン版の方が何倍も好きですけどねっっ!!